『らてらて』を通して、知り合った友達がいる。
はじめてウミガメのスープに触れたのがその人の問題で、参加するたびに惹かれていった。
勇気を出して、声をかけ。
以来SP(スープパートナー)を頼んだり、
ボイスチャットで毎日のように他愛のない会話をしている。
聞けば家は北海道。随分と離れたところにいるものだ。
「こんなご時世だけれど、いつかは直接会いたいねー。」
お互いそんな話もするのだが。しかしどうしてだろう?
おしゃべりが終わるたびに、私は外へ出たくなくなってしまうのだ。
一体なぜ??
SP:みづさん
解説を見る
解説
簡易解答:ネットで出会ったはじめての友達。おしゃべりするために『マイク付きのヘッドホン(ヘッドセット)』を買った。ボイスチャットには大変重宝するのだが、いかんせん髪がへこんでしまう。通話を終えるたびに、好々美は家の外には出たくなくなるのであった。
ーーーーーーーーーー
『ウミガメのスープ』という言葉を、はじめて聞いたのはいつだったか。
ゲームの中か小説の中か、大好きな実況者の動画の中か、
それはもう、覚えていないけれど。
しかし飽き性の私が今尚、
これだけの愛情をウミガメに注いでいるのは、
ただのクイズには落とし込めないストーリーと、
作り手の人となりを垣間見ることができるゲーム性に惹かれたからだと思う。
ま、そんなこと言うてますけど。
結局は、最初に出会った問題が良かったんでしょ。
『らてらて』を通して知り合った人は、学校以外のはじめての友達でもあって。
以来、SP(スープパートナー)を頼んだり、
ボイスチャットで毎日のように他愛のない話をしている。
……最初に声をかけた私、偉かったな。
聞けば家は北海道。お互い随分と離れたところにいるものだ。
「こんなご時世だけれど、いつかは直接会いたいねー。」
オフ会の話題もちらほら、ちらほら。
そのたび私は、ふと思う。
私ったら、いま会話している相手の姿形も知らないのね。
存在していることはわかるけど。
いやこんなに話が合うんだもの、もしかしたら私の好みを収集して
『らてらて』の管理人が作り上げた超高性能AI、なのかも?
そんなウミガメ、過去にみたことがあったような。
今度聞いてみることにしよう。
あの人は一体どんな人で、はじめて出会う私はどんな風に映るだろう。
それは、わからない。
ただこのヘッドホンでへこんだ髪型でさえ、笑ってくれる温かな人だったらいい。
てか、そうであれ!<
それでも少々気恥ずかしいから、
好々美ちゃんはやっぱり、オフ会に行かない。
(おしまい)(この物語は全てフィクションです。)
物語:1票納得:1票