亡くなった自転車が大好きだった彼は本を読むのが大好きだった。
彼女は本を焼きながら昔の事に思いをはせる。
亡くなった自転車が大好きだった彼は優しかった。
彼女は暖かかった手が冷たくなっていく感触を今でも覚えている。
亡くなった自転車が大好きだった彼はなぜテロリストになってしまったのだろうか?
解説を見る
ここは発達したAIが統治する完璧なユートピア世界であるラテノイア
だったのは遠い昔、今では狂ったAiが支配するディストピアとなっていた。
しかしほとんどの人類はそんな事に気づかず理不尽を当たり前と思い日々を過ごしていた。
そんな世界に”亡くなった自転車が大好きだった彼”という名の一人の少女がいた。
(人類はみな狂ったコンピュータに名前を付けられているので周りもこれに劣らず変な名前だ。)
危険な思想を持つ物を焼却する処理場、彼女はそこで働いていた。
そこにある本を読むのが彼女は大好きだった、禁止されていることだったがお構いなしだ。
そうして本を読んで昔の事を知ると今の世界の歪さにどんどん気づいていくことになる。
名前がおかしいことなどはどうでも良い、今の基準ではこういう名前が大多数なのだから
だが狂ったコンピューターにより人が理不尽に死んでいくことは看過できない。
今まで亡くなった周りの人々、彼らのぬくもりが無くなる瞬間を今でも思い出す。
こうして彼女は今の世界を人類の手に取り戻すためテロリストになったのだ。
トリック:1票