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カメコは料理の最中に地面に粉を振りかけた。なぜ?
前作、前々作とスナイプされてしまったので今回はかなり難しく作ったつもりです。
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カメオは恋人であるカメコと山間のキャンプ場へと向かっていた。数ヶ月前から計画し今日まで楽しみにしていたデートである。お気に入りの音楽を掛けながら、カメコとたわいの無い話をしつつ、上機嫌で車を走らせる。カメオにとってまさしく幸せなひとときであった。
しかしそんなときこそ油断は禁物である。浮かれていたカメオは危険な狭い山道を走っていたにも関わらず、対向車に気が付くのが遅れてしまった。急ブレーキを踏んだことで辛うじて接触事故は免れたが、助手席に座っていたカメコが強く頭を打ち付けてしまう。慌てて頭部を確認したところ、コブこそ出来てしまっていたものの出血は無かった。本人も無事を訴えていたため一安心し、カメオは再びキャンプ場へと車を走らせるのであった――。
――カメコは狼狽えていた。カメオがキャンプを設営している間に料理を作ることになったのだが、塩と砂糖の味が分からなかったのだ。まさか先ほど頭を打ったことが原因で味覚障害になってしまったのではと考えたが、それをカメオに伝えようとはしなかった。彼に罪悪感を抱かせたくはなかったし、なにより山間に位置するここからは最寄りの病院までかなりの時間がかかると思ったからだ。少なくともこのキャンプの間だけは彼からこの事実を隠し通そうとカメコは心に決めた。
しかしながらたとえ黙っていたとしても変な味の料理を出してしまえば彼に感づかれる恐れがある。特に砂糖と塩は見た目もほぼ同じで目視での判別が不可能であり、間違えれば料理の味がめちゃくちゃになることは必至である。どうしたものかと頭を抱えたカメコは、自分の足の間に列をなして行進する蟻の群れを発見した。カメコはとっさに蟻を利用して砂糖と塩を判別することを思いつき、地面に粉を振りかけた。
物語:1票