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鎮魂のスープ」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
レストランの窓から見える海は凪いでいる。
ウミガメのスープを飲み終えた男は、穏やかな口調でウエイターに話しかけた。
「ごちそうさま。これが本当のウミガメのスープなんですね。実に美味しかった」
「ありがとうございます。お客様、ウミガメのスープは初めてですか?」
「ええ」
「そうですか。ぜひまたお越しください」
男は微笑み、(いいえ…)と心の中で続けた。
(この悪夢のような食事は今日が最初で最後です。私がウミガメのスープを飲むことは、もうありません)

男は誰か。
[きまぐれ夫人]

【ウミガメ】21年12月06日 22:34

「ウミガメのスープ」を解いてからお越し下さい

解説を見る
仲間たちは海の上で次々と死んでゆき、その内の一人は「ウミガメのスープ」になりました。そのスープを飲んだ仲間も、生還した後に遺書を残して海に身を投げ、死にました。残されたのは、スープを作った私だけです。死んだ仲間の肉でスープを拵え、それを別の仲間に飲ませ、自らも飲んだ私だけが生き長らえているのです。私は悪魔でしょうか。私は修羅でしょうか。私はいつか赦されるのでしょうか。今日いただいたウミガメのスープは泣きたいくらい美味しかった。いっそ泣いたら、また生きていけるのかもしれません。だけど今の私にはもう、流す涙は残っていないのです。私は疲れました。私は、憎い憎い海に帰ります。懐かしい仲間たちの元に戻ろうと思います。最後にこのスープが飲めて本当に良かった。ありがとう。ごちそうさまでした。
物語:2票良質:3票
全体評価で良質部門
ベルン>>なんだかとっても好きなので滅多に押さない良質。
トリック部門
物語部門
三太郎>>コメントなし
ベルン>>コメントなし
納得部門