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寝耳に見ず」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
ある日突然、
微睡む私に、彼女が言った。

「ねぇ…私、あと半年で死んじゃうんだって。」

いつもの調子で冗談めかす彼女だったが、
私は彼女の言っていることが真実だと確信した。

彼女の顔色を伺ったわけでもないのに、だ。
さて、一体なぜ?
[るょ]

【ウミガメ】22年01月03日 23:21
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「ただいま。」

長い間入院していた彼女が突然、同棲しているアパートに帰ってきた。

「ねぇ、久々に耳かきしてあげるよ。」

彼女は帰ってきてそうそう、そんなことを言うのだった。

・・・
彼女の膝枕で耳かきをしてもらうと、
気持ちよくて、ついウトウトしてしまう。

とても穏やかな、至福の時間。
そんな幸せな時間は、彼女の一言で終わりを告げた。

「ねぇ…私、あと半年で死んじゃうんだって。」

私の耳元にぽたりぽたりと落ちる雫。
それが彼女の涙だと気づくのに、そう時間はかからなかった。


(………まさに『寝耳に水』だな…。)


声色こそいつも通りだったが、
涙が偽りだとは到底思えない。
彼女の告白は、きっと真実なのだろう。

…泣き顔を見られたくなかったから、
急に「耳かきしてあげる」なんて言ったのかな。


彼女の耳かきが終わるまで、
私は、耳元に落ちる涙を、ただじっと受け止めることしか出来なかった。


答え:
寝耳に涙が落ちてきたから。
(顔色を伺えなかったのは、耳かきの途中だから。)
トリック:1票物語:7票納得:5票良質:6票
全体評価で良質部門
メラ>>コメントなし
蒼い胡蝶蘭>>コメントなし
トリック部門
異邦人>>コメントなし
物語部門
霜ばしら>>コメントなし
おだんご>>コメントなし
闇汁[☆2021良いお年を]>>コメントなし
蒼い胡蝶蘭>>コメントなし
京介>>コメントなし
異邦人>>コメントなし
遠木ピエロ>>コメントなし
納得部門
霜ばしら>>コメントなし
闇汁[☆2021良いお年を]>>安心の納得感。はかないけど美しいですね。タイトルを見てなおさら納得です。
京介>>コメントなし
ほずみ[ますか?]>>コメントなし
遠木ピエロ>>コメントなし