これはシンプルが身上の飲食店「すとれえと」での出来事である。
リキとタツミは隣同志の椅子に座った。

リキ「これは本当にウミガメのスープか？」
明らかに不機嫌そうに店長にクレームを伝えたのは、店の常連のリキ。

店長「はい、いつもと同じ味のウミガメのスープでございます。」
リキ「……はぁ……」

リキは明らかに怒っており、不機嫌そうにため息をついた。

そのやりとりをすぐ横で聞いていたタツミだが、
（こいつはキレてねぇな）
と確信を持った。

リキとタツミは初対面なのだが、タツミが「キレてねぇな」と確信を持ったのは一体なぜ？