(今、9人いるよ)
いらっしゃいませ。ゲスト様 ログイン 新規登録
【 謎かけのウミガメ 】最終回のチョコレート」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
米田一斗は、秋野桜からバレンタインチョコをもらった。
本命チョコかどうか聞いてみると、桜は意味深な笑みを浮かべて謎かけを披露した。

このチョコとかけまして、最終回の先攻の攻撃で勝敗が決まった野球の試合と解きます。その心は、どちらも…」

謎かけのオチを聞いても、本命チョコなのか義理チョコなのかわからなかったし、チョコには何のメッセージも添えられていなかった。
それでも、季節外れな形のチョコを一枚一枚食べていった一斗は、「桜がくれたのは本命チョコだ」と確信した。

一体なぜ?
[霜ばしら]

【ウミガメ】22年02月24日 22:51

Special Thanks:ほずみさん、るょさん

解説を見る
.


《 謎かけ 》

このチョコとかけまして、最終回の先攻の攻撃で勝敗が決まった野球の試合と解きます。
その心は、どちらも九回のうらない占い裏ないです。



《 簡易解説 》

「本命チョコか?」という質問に「チョコは占い」という意味の謎かけが返ってきて、その場では答えがわからなかった。
家でチョコを見てみると花びらが九枚の花の形だったので、「九回の占い」とは花(秋桜)を模したチョコで行う花占いのことだとわかった。
「桜は一斗のことが好き?」と占ってみると「好き」という結果になったため、そうなるように作った桜は一斗のことが好き(つまりくれたチョコは本命チョコ)だと確信した。








………………………………………………………





桜は、幼なじみの一斗のことが好きだったけど、なかなか言い出せなかった。
一斗の妹の百合によると、桜と一斗は両片想いらしいのだけど…

「絶対、一斗も桜のこと好きだって!」

「うーん…でも、そんな素振りなくない?」

「素振りっていうか…ほら、私と一斗は双子だから、何となくそういうの伝わってくるんだよね」

「えぇ…何それ。うさんくさすぎる」

「私にも上手く説明できないから信じなくてもいいけどさ、とりあえず試しに一斗にほんのりアプローチしてみたら?脈ありっぽいなって思ったら、一斗も告白しやすいと思うのよね。万が一両想いじゃなかったとしても、うまくいけば桜を意識するきっかけになるかもだよ!」


今の関係が壊れるのは怖いけど、異性として意識してもらいたい。
そう思った時、桜の脳裏に苦い記憶が蘇った。

六歳の頃、一斗は茜ちゃんという子が好きだった。
「茜ちゃんにどう思われてるかな?」と一斗に相談された時、すごくもやもやしたのを覚えている。
思えばその頃から、桜は一斗のことが好きだったのだろう。
一斗が自分以外の女の子に好意を持ったことが、自分が何とも思われてないんだということが悲しかった

一斗を取られるのは嫌。
でもそんなこと言えなかったから、桜は一斗に一輪の秋桜を渡した。
そして、何食わぬ顔で「花占いしてみなよ」と勧めたのだ。
わざわざ花びらを数えたから、最後が「嫌い」になるってわかっていたのに。

花占いの結果に不貞腐れる一斗を見たら、もっともやもやが酷くなった。

そんなことしても、何の意味もなかった。
茜ちゃんの本当の気持ちもわからないし、一斗の好きな子が茜ちゃんなのは変わらないんだから。
桜が、ただ自分勝手に一斗を傷つけただけだった。


あの思い出をやり直したいと思った桜は、秋桜の形のチョコを作ることに決めた。
手作りなら、花びらの数を自由に変えて花占いができる。
今度は「好き」になるように、花びら九枚の秋桜を作れば良いのだ。

バレンタインはいつも、恥ずかしくていかにもな義理チョコしか渡せなかった。
今年急に、綺麗にラッピングした手作りチョコをあげたら、どういうつもりか一斗も疑問に思うだろう。

でも、一斗がチョコで花占いをしなければ、桜の気持ちは一斗に気づかれない。
もし一斗が、「桜は自分に気があるのか?」と気になったとしたら、今度は桜を想って花占いしてくれたなら。
その時は、桜の気持ちが伝わるように
チョコに想いを託そうと思った。

百合も「一斗が鈍すぎたらフォローしとくね!」と応援してくれている。
逃げ道を作って、百合に頼ってばかりで情けないけど、桜は桜なりに一歩踏み出すことにした。
トリック:1票物語:5票納得:3票良質:3票
全体評価で良質部門
おだんご>>コメントなし
トリック部門
異邦人>>コメントなし
物語部門
おだんご>>コメントなし
kuothi>>コメントなし
ほずみ[ますか?]>>コメントなし
異邦人>>コメントなし
納得部門
おだんご>>コメントなし
にばんすんさん>>コメントなし
さなめ。[ラテアート]>>謎かけがあって、しかもオチを聞いてもチョコが本命かわからない。深まるばかりの謎が魅力的で、かつそれが段々明かされるときの楽しさ、真相の物語を渦巻く心情など、とても丁寧に編み込まれた素晴らしい一問です。