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修学旅行でN県にある真雨神社にやってきた柚希ちゃんは、ひょんなことから、そこに封印されていた悪魔に憑依されてしまった。
その状態で異性に頭を撫でられると…魔法の刻印が反応し、なんとサキュバスに変身してしまうのである。
そんな柚希ちゃんはとても甘えん坊。男女問わず、いつも教室で友達に絡みにいってはよしよしイチャイチャしてもらう甘え上手な女の子である。
それなのに今日の夜はなぜか、柚希の大好きな同級生・圭にいつものように甘やかしてもらうのを躊躇っている。
そりゃあ、万一にも圭に頭を撫でられたら大変だから…と思ったのだが、圭も女の子だというのだ。これは一体どういうこと?
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簡易解説:
「魔法の刻印」は柚希ちゃんの体にできたもの。これは傍目から見れば入れ墨に見えてしまうし、裸になると友達にその異様な紋様が見られてしまう。これでは旅館の温泉に入れないので、彼女は結局、修学旅行で歩き回り汗だくの体や頭を洗い流せなかった。それで体に臭いがついていそうだったので、大好きな圭と会うのが恥ずかしかったのである。
+++++おまけ+++++
ふぇーん、もう散々な修学旅行だよぉ(T^T)
真雨神社は恋の神様だって言うからさ、奮発して50円玉を投げたんだよ?それなのに、全然真逆じゃん!
大きな音だったら神様気づいてくれるかな??って、思いっきり紐をじゃらじゃら~って揺らしたりしなきゃ良かった(´・ω・`)
そしたら、そしたらね!
上からびゅーんって、黒い何かが落ちてきたの!
コアラみたいな、猫みたいな、そんなの!
なんか、私が封印を解いちゃったみたいで、それが神社にいる悪魔だったの\(>_<)/
呪いだよ呪い~!私、取り憑かれちゃったの🥺
それで、その呪いはさっきの説明の通りね!
大変だったの!お土産のおじいちゃんに、若い子が遊びに来てくれて嬉しいってよしよしされそうになったときはもう終わったかと思ったよ!
嘘じゃないもん!ほんとにほんと!
それでね、旅館についても温泉にも入れなかったんだよ。
だって私の頭の中で、悪魔が教えてきたんだよ、私のお腹の中に悪魔のパワーが集まって集まって、黒い刻印が表れてるって。
部屋で一人のときこっそり見てみたら、ほんとに刻印ができてたの!マジックペンとか海苔じゃない、何か禍々しい感じの…。
だから温泉なんて入れないよ!タトゥーだと思われたらヤダし、友達に見られたらどうするの?
…それで、その。圭ちゃんのお部屋に遊びに行くね、大富豪しようね、って約束してたけど、汗で体がベタベタだから行けなかったの。
…だって。ニオイが臭いかもしれないじゃん!圭ちゃんに会うのに、そんなのだったら嫌われちゃうかもしれな…。
そこまで一息で捲し立てるような勢いで吐露した柚希ちゃんの頭を、圭は優しく撫でる。一人でずっと部屋に籠る柚希ちゃんが心配でこちらからやって来たのだった。
さながら聖母のように柚希ちゃんの不安を受け止める圭の姿に、柚希ちゃんの、圭への恋にも似た好意はいっそうのこと強くなっていった。
…この際もう些末なことであろうが、そんな二人の友情を前に、悪魔は耐えきれず成仏してしまったらしい。享年865歳(封印期548年)。彼の最期の言葉は「尊い…」だった。
真雨神社が恋の神様を祀る、という言い伝えは、果たして本当なのかもしれない。
おわり。
要約:
悪魔が憑依
=お腹に刻印ができる
→刺青に見え、旅館の温泉に入れない
→臭いがとれず、好きな人に会うのが恥ずかしい
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