ラテラテ中学にはこんな言い伝えがある。
「中庭に生える楠の下で告白した二人は、絶対に結ばれる」
夢見がちなカメコはそんな噂を信じていたが、カメオに告白する時は、楠の下に呼び出すのではなくラブレターを送ろうと考えた。
二人が中庭に行く事が物理的に難しくないとするのなら、一体なぜだろう?
こがれさんの問題文です。
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一言解説
楠の下で告白していたウミオとではなく、カメオと結ばれたいと思っているから。
ラテラテ中学には一つの言い伝えがある。
「中庭に生える楠の下で告白した二人は、絶対に結ばれる」というものだ。
この噂はよく「楠の下で告白すれば必ず成功する」と誤って解釈されがちだが、正しくは読んで字の如く、「楠の下で誰かに告白したことがある二人が最終的に必ず結ばれる」という意味である。
なんでも、片想いの相手に振られた男女が慰めあう中で、次第に恋慕の上を育むことが多いんだとか。
そんな真実を知ってか知らずか、ある日ウミオという名の男子生徒が、学校のマドンナことウミコを楠の下に呼び出し、告白した。
勇気を振り絞った愛の言葉もむなしく、あっさり振られてしまったウミオ。
たまたまその姿を見ていたカメコは、心の中でドンマイ、と優しく声をかけながら、今回は残念だったみたいだけど、あのウミオって人、結構整った顔してるじゃん?かわいくて守ってあげたくなる感じ…?でも私のタイプは男らしくてかっこいい人だからなぁ、などと余計なことを考えていた。
そうだよ、私の理想の人はやっぱりカメオ先輩!
イケメンだし、頼りがいもあるし最高!
だからこそ、とカメコは思った。
カメオ先輩に告白するときは、あの楠の下だけは避けなきゃだめだよね。
だってあの噂によれば、楠の下で告白したら、別の振られた誰かと結ばれちゃうんでしょ?今ならたぶん、ウミオくんと。
私は絶対カメオ先輩がいいもん!
そう思ったカメコは、告白する時は何かの間違いで楠の下に行ってしまうことが万が一にもないように、ラブレターを送ろうと考えたのだった。
数日後・・・
カメコはなんと、カメオ先輩があのウミコに告白している現場を目撃してしまった。
先輩好きな人いたんだ…と落ち込むカメコだったが、ウミコの口から「ごめんなさい」という言葉を聞いて少し元気を取り戻す。
振られちゃったなら、まだ私にもチャンスが・・・
と、そこでふと気づく。
ここ、楠の下じゃない?
数日前に楠の下で告白したウミオくん。
今日同じ場所で告白したカメオ先輩。
これってもしかして、
イケメンと、イケメンが、、
それはそれで……!
ちょっとありかもしれない、なんて考えてしまう夢見がちなカメコであった。
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納得部門
霜ばしら>>
何で勝手にそう思い込んでたのかわからないけど、確かにそうだ!ってなりました。ここに着目したのすごいなあと思います。