好き、好き、好き、好き…
ただそう言いながら花びらを外し続ける。
この行為にれっきとした意図があるとすれば、それはどういったもの?
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簡易解説
好きな人が去ってしまう。
まだ伝えられていない好きな気持ちを伝えるため、その好きな人に最短距離で向かうのに、生け垣の中を通った。
その道をむりやり手でこじ開けたときに花はちぎれた(花びらを外した)。
少し長い解説(「うみねこのなく頃に」という作品に絡めていますが、細かくはその作品のネタバレも含みますのであまり書きません。なんだこの解説は。とスルーしてください)
離島にある豪邸に暮らす家政婦の女の子、紗代は、時々島に遊びに来る豪邸の主人の親戚で、戦人という名前の男の子に思いを寄せていた。
しかし、戦人が家を捨ててしまうため、もうこの島に来ることは無く、二度と会えないかもしれないと紗代が知ったのは、戦人が三日間の滞在を終え、まさに帰ろうとしているとき。
庭のバラ園を横切り、港に向かい全速力で走る紗代。
「好き、好き、好き、好き …どうしても伝えないと!!」
両腕でバラを掻き分けながら道を作っていったのでバラのとげが手に刺さったりバラの花びらが外れたりするのも気にせず、傷だらけの体でなんとか戦人が出発する前に港にたどり着けた。
今こそ、ずっと秘密にしていた思いを告げる時だ。
「戦人くん! 今までずっと貴方のことが好きでした!」
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