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 落ち着いた雰囲気の喫茶店。
 隠れ家的なそのスポットでは、今日も常連客たちがカウンターに並んでくだらない会話を交わしている。
 カランコロンーードアベルの音がして一同が振り返ると、そこには見慣れない一見(いちげん)のお客さんがひとり。
 それを見たマスターは、常連たちに向かって「ちょっと席を外してくれないか」と声をかけた。

 まだ席には空きがあるにもかかわらず、彼らは嫌な顔ひとつせずに言われた通りにした。

一体なぜ?
[若家陸]

【ウミガメ】22年04月25日 19:11

出題初めてです。至らない点があったらすいません。

解説を見る
 その喫茶店は狭く、カウンター席しかない。しかも椅子はどれも床に固定されている。なにかと窮屈な印象だが、常連客たちはむしろその不便さを気に入っていた。

 その日、ドアを押して入ってきたのは車椅子に乗った中年男性。勇気を出して一人で喫茶店にやってきたらしいのだが、カウンター席しかないのを見るや不安そうな表情を浮かべている。それを見たマスターは常連たちに言った。「ちょっと席を外してくれないか?」

まかせとけと常連たちは、椅子と床を固定するネジをゆるめて、テキパキと床からカウンター席のひとつを取り外した。中年男性は安心して、空いたそのスペースにおさまった。ニコニコ顔で注文をする。「ブレンドをひとつ!」

すぐに常連たちとも仲良くなれそうだ、とマスターはほっと胸を撫で下ろしたが、同時に頭の中では、店のバリアフリー化についても思いを巡らせていた。
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