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甘い香りを放つ「ラテハーブ」と呼ばれる赤い草は、
今やウミガメ国の一般家庭で見られる、メジャーなハーブの一種である。

そんなラテハーブブームの真っ只中、
カメコはカメオの元を訪れていた。

久しぶりに再会したカメオは、かなり痩せており、
ひと目で病気であることがわかるほどに顔色も悪い。

カメコは彼を元気づけようと「ラテハーブ」の包みを持ってきた。

彼女の記憶が確かなら、
彼は自分と同じく、このハーブが大好きなはずだ。

「…ああ、それはラテハーブ…。」

彼は鼻先に差し出された包みに顔を近づけると、眉をひそめて言葉を続けた。

「いつ嗅いでも嫌な香りだ…果実が腐ったような甘い香り…。
 そうだよ…。俺は昔からずっとラテハーブの香りが大嫌いだったんだ。」

・・・

さて、カメコが『カメオはラテハーブが大好きだ』
と誤解していたのは、一体なぜ?
22年06月29日 22:00 [るょ]
【ウミガメ】
トリック:4票物語:4票納得:3票
トリック部門
雪之丞>>コメントなし
ルーシー[『★良質』]>>コメントなし
シュガー⭐︎[1問正解]>>コメントなし
物語部門
きっとくりす>>コメントなし
わかめ>>コメントなし
藤井>>カメコは間違いなく、カメオがすっごく喜んでくれると思っていたことでしょう。解答はシンプル。だけどその情景を思い浮かべると……ううん、せつない。
納得感部門
シュガー⭐︎[1問正解]>>コメントなし
わかめ>>コメントなし
ほずみ[ますか?]>>コメントなし
良質部門