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木造2階建アパート「らてらてパレス」の201号室は、屋根裏収納付きの優良物件だ。
この部屋の住人カメオは、屋根裏収納の扉を開閉するためのひっかけ棒の先端に、熱心にスプレーを噴霧していた。
いったいなぜ?
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解説
「カサカサ、カサカサッ」
(クソッ!遂に出やがった!)
天井近くの壁に、黒光りする"奴"の姿を目撃し、カメオは戦慄した。
この部屋に住み始めて約半年、"奴"が出現したのはこれが初めてだった。
(この部屋にも、遂に"奴"の魔の手が!マズイッ、ゴキジェットなんて用意してないぞ!だけど、何とかしないと!このままじゃ安心して寝れやしない)
カメオは、"奴"=ゴキブリを退治する覚悟を決めた。
(まずは壁から落とさなきゃ始まらねえ。何か、奴を叩き落とせるものは無いか……。ハッ、これだ!)
ここでカメオが目をつけたのは、屋根裏収納の扉を開閉するためのひっかけ棒だった。
「くらえッ!」
カメオはひっかけ棒による正確無比な一撃でゴキブリを叩き落とすと、すかさず何重にも重ねたティッシュペーパーでゴキブリを捕獲、そして万力の力で握り潰した。
(これでひとまず一件落着か。いや待てよ、このひっかけ棒の先端、汚いよな。何とかならないか……。ハッ、そうか!これがあったな)
この時カメオの目に入ったのは、キッチン消毒用のアルコールスプレーだった。
カメオはゴキブリが歩いた壁、落ちた床周辺、そしてひっかけ棒の先端に、念入りにアルコールスプレーを噴霧した。
「ふぅ、これで平和は保たれた」
こうしてカメオは、仮初めの平穏を手に入れたのであった。
簡易解説
ひっかけ棒で壁のゴキブリを叩き落としたので、アルコールスプレーを噴霧して消毒していた。
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