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ダダダーウィン進化論」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
「ラテライツの森」は国内有数の大森林であり、未発見の生物も多種生息している野生動物の宝庫だ。
ここでは野生動物の保護や新種の発見を目的として、日々様々な研究者が活動を行っている。

今から20年前、「ラテライツの森」にて新種の生物の痕跡が見つかった。研究の結果、その生物は独自の進化を遂げた鳥の仲間であることが判明した。

この生物は発見者の名前を取られ、「ダダダ鳥」と名付けられている。

さてこのダダダ鳥だが、この20年の間、飛べない鳥であるにも関わらず飛んでいる姿が報告されてきた
一体なぜ?
[だだだだ3号機]

【ウミガメ】22年11月09日 23:22

SP:異邦人さん ありがとうございました!

解説を見る
簡易解説
重要なパーツを欠いたまま全体骨格を再現したことで、誤った姿で復元されてしまったから。


ながいやつ
未だ多くの生物が発見され続ける「ラテライツの森」。豊富な生態系で有名なこの地では、定期的に化石の発掘調査も行われており、両方の保全を目的とした活動研究が盛んだ。


今からおよそ20年前、この森で新種の生物の羽毛……の一部とおぼしき化石が見つかった。

そのサイズと構造から生態と全身像がある程度予想され、その姿の復元図が学会で報告された。
羽根の形状から現代の鳥の仲間であることが明らかになったため、発見者のダダダーウィン博士の名前から、「ダダダ鳥」と命名された。


この時はまだ、彼らは自分たちの盛大な勘違いに気づいていなかった…。

少ししてから、新たに肋骨の一部の化石が見つかった。続いて特徴的な鶏冠の一部が見つかり、首の一部、肋骨の一部と続き、最終的には脚部周辺と翼以外のほぼ全てのパーツが揃った。
鶏冠の有無、胴のサイズ、首の長さ…様々な変化がありつつも、復元図では一貫して勇猛に飛行する姿が報告されていた

その姿は頭部から尾羽までで15メートルを優に超えるまさに大怪鳥であり、飛行生物としては間違いなく最大級であった。

巨大でありながら軽量化による機能美を追及した姿に、人々は浪漫を感じざるを得なかった。


だがつい最近、残されていた脚部周辺の化石が発見された 

その稼働部は大変丈夫な構造となっており、また脚自体も想定より大幅に太く、長く、力強かった。
この脚部は明らかに、飛行する生き物のそれではない。

そしてとうとう「翼の化石」が見つかった時、ダダダーウィン博士は叫んだという。


「翼ちっっっっさ!!!」


そう、ダダダ鳥、空を飛ばずに走っていた
実はこの生物、地上生活に適応する進化途中の種であった。それ故かつて空を飛んでいた時代の名残のある部位が多く、全身骨格が揃うまで誰もミスに気が付かなかったのである。骨格に見られた軽量化の工夫も、全ては高速で疾駆するための進化であったのだ。
最新の研究によれば、10m超えの巨体でありながら最高時速100kmで地上を爆走した超ド級生物だと言う。

ついに現代に復元されたダダダ鳥の本来の姿は、今までとのギャップも相まって一大センセーションを巻き起こした。


新発見の度に変化を繰り返し、古生物学の話題と人気のトップに君臨し続けたダダダ鳥。
その復元骨格は現在「ラテライツ美術館」にて一般公開されている。

貴方も一度、足を運んでみてはいかがだろうか?





『唯一生き残る種とは、変化に対応できる種である』
            チャールズ・ダーウィン
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