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いつも信也は玄関先で靴を履いてから「いってきます」と言うようにしている。
なぜ靴を履く前ではいけないのだろう?
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簡易解説
二人は身長差があるため、信也が玄関土間に降りてからでないと、妻の美優と「いってらっしゃいのキス」をしづらいから。
ながいやつ
新婚生活真っ只中の信也と美優。
平日は仕事で朝早くに家を出る信也のことを、美優はいつも玄関先までお見送りしに来てくれる。
そんな時にアッツアツの新婚夫婦がやることは一つである。
「いってらっしゃいのキス」である。
そう!二人は新婚カップル!
アッツアツである!
当然「いってらっしゃいのキス」はマストなのだ!!
…えー、コホン。
この二人も毎日「いってらっしゃいのキス」をするのだが、ここで一つ問題がある。実はこの二人、それなりに身長差があるのだ。
世間ではキスしやすい身長差は12cmだとか言われているが、二人の身長差は20cm以上。
以前、玄関先で靴を履く前に「いってきます」と言った時は、こんなことがあった。
◆◆◆
「じゃあ美優、いってきます。」
「いってらっしゃい。(セノビー)」
「…。」
「…ごめん、ちょっと屈んでもらえる?」
「(あっ…キスか。)うん…。」
◆◆◆
いたたまれない。
キスできないこともないが、毎日となると微妙に億劫だろう。
しかし、靴を履いた後ならどうだろうか。
玄関土間に降りて靴を履いてしまえば、二人の身長差は段差の分縮まる。靴を履いた分信也の身長は高くなってしまうが、段差に比べれば厚底でもない靴の分なんてたかが知れているというものだ。
そのあと「いってきます」「いってらっしゃい」と続ければ、お互い楽な姿勢で自然と唇を重ねられてしまう。
以来、信也は美優と自然にキスしやすいように、玄関先では必ず靴に履き替えてから「いってきます」と言うようにしているのだ。
信也の決めたルーティーン。
それは何より、二人の愛の証なのである。
末永くお幸せに。
(ちなみにおかえりはハグなので靴を脱ぐ前後どちらでも構いません。)
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