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卒業式の日。
式が終わった後、カメコはカメオ先輩から第二ボタンを貰い、嬉しい気持ちになった。
その10分後、カメコはウミオ先輩から第二ボタンを貰い、嬉しい気持ちになった。
さらにその10分後、カメコはカツオ先輩から第二ボタンを貰い、嬉しい気持ちになった。
Q
①カメコの本命の彼は誰か?
②なぜカメコは3人からボタンを貰ったのだろうか?[編集済]
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A.
カメコは同級生と付き合っている。
訳あって制服のボタンを3つ失くした彼氏のために、先輩からボタンを手に入れた。
カメコの本命の彼はカメオ、ウミオ、カツオのいずれでもなく、同級生のラテオである。
通っている中学では男女交際が校則で禁止されているため、カメコとラテオが付き合っているのは2人だけの秘密だ。
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ホワイトデーの日に人目を忍んで路地裏でデートをしていた2人は、街の半グレの輩どもに絡まれてしまった。
身を挺してかばってくれたラテオのおかげで、カメコは指ひとつ触れられずに済んだ。
ラテオも怪我こそしなかったものの、輩に胸ぐらを掴まれた際に制服のボタンが3つ飛び散ってしまった。
学校の制服のボタンは校章入りのため、他のボタンでは替えがきかない。
新たにボタンを買おうにも、一度に3つのボタンを失くした理由を訊ねられたら色々と都合が悪い。
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そこでカメコは思いついた。
「3年生から貰えば良いのよ。卒業式が終われば制服は要らなくなるでしょう?私に任せて!」
1人の先輩から3つもボタンをもらうと訝しがられるので、あえて3人から1つずつ貰うことにした。
(問題文へ)
「ラテオ、ボタン貰ってきたわよ!私が縫いつけてあげるね。この間は守ってくれてありがとう。」
カメコはラテオの役に立てて嬉しい気持ちであった。
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ところで、カメオ、ウミオ、カツオの3人は、これまで散々後輩からカツアゲしてきた素行の悪い生徒であった。
カツアゲしたお金は、街の半グレに上納されていることをカメコは知っていたのだ。
(3人ともつっぱってるけど、私が第二ボタンを欲しがったら、まんざらでもない顔をしていたわ。ククク…ざまぁ。私は弱い者いじめをする男には興味ないのよね。ラテオ命!)
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