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綻びのスキップ」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
恋人のウミコに裏切られ、ウミコを強く憎んだカメオは、さまざまなトリック大全を読み漁り、とある埠頭の街灯の上からコンクリートブロックを落とすトリックをついに考えついた。正確に狙った時間に狙った場所に落とすことができ、使われる糸はブロックを落としたあとそのまま海に落ちるようになっているため、証拠が残ることもない。
そして決行日の夜、カメオは大切な話があるとウミコを埠頭の街灯の下へ呼び出した。そして約束の時間に、ウミコは一人で待ち合わせの場所を訪れた。


トリックは完璧だった。だが、カメオは復讐を果たすことができなかった。

それは、ウミコが前日の夜、駅でスキップをしたせいだという。一体どういうことだろうか。
[うつま] [☆2023良いお年を]

【ウミガメ】23年05月03日 00:11
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カメオは恋人のウミコに裏切られ、全てを失った。いやこの言い方は正しくないのかもしれない。恋人だと思っていたのはカメオだけだったのだから。
なんてことないありふれた話で、カメオはウミコに騙されていたのだった。どうしてもお金が必要だというウミコの言葉を信じて、自らが持つ全財産を、親から貰った家を、友達から借りたお金を、全てをウミコに注ぎ込んだ。結果として、カメオは家族も友も失った。
言ってしまえばそれは詐欺だったのだが、ウミコは決して詐欺であるという証拠をカメオには掴ませなかった。カメオは絶望した。だからこそ、復讐を企てた。

「君が僕を騙していたという証拠がある」そう嘘をついて、カメオはウミコを埠頭に呼び出した。ウミコが来てくれるかは賭けだったが、ウミコはしっかりと街灯の下で待つカメオの前に現れてくれた。
これで復讐を果たせる――そう思った瞬間、カメオはウミコが腕を包帯で巻いていることに気づいた。暗い夜の埠頭だったため、近づくまでカメオは気づくことができなかった。そして、気づいたときにはもう遅かった。カメオは落下してきたコンクリートブロックで頭を打ち、死んでしまった。

ウミコの通報を受けて到着した警察はまずウミコを犯人として疑った。このコンクリートブロックを振り下ろして撲殺したのではないかと。それが、カメオが想像していた復讐のあらすじだった。カメオはウミコを殺人犯に仕立て上げることで復讐を果たそうとした。自らの命を捨ててまで。
だが、警察はすぐにカメオの自殺であると結論づけた。前日の夜に駅の階段から転げ落ち両腕を骨折していたウミコには、とても犯行が可能とは思えなかったからだ。
カメオからたんまりお金を奪い上機嫌になっていたウミコは、その上機嫌なスキップのおかげで復讐を免れたのだった。
トリック:3票物語:1票納得:1票良質:6票
全体評価で良質部門
わかめ>>コメントなし
遠木ピエロ>>コメントなし
トリック部門
ぺてー>>真相を知った後に読み返すと、騙す気しかない問題文でした
くそ、引っかかった!
さなめ。[ラテアート]>>駅でスキップするとどんなことが起こるだろうな〜と色々リストアップしてみて、しかしそのリストではこの問題は解けないなと考えてしまいました。問題文に一定の流れが生まれており、それが読み手の視点を華麗にずらして真相の根幹を見えなくしているとても巧みな構成でした。
物語部門
>>コメントなし
納得部門
貧困太郎>>コメントなし