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雄介は、小さな花束を持って交差点の前に立っていた。
交通事故で死者が多発する「死の交差点」だ。

貧乏な彼に花を買うお金などない。
近くの草むらから摘んできたのだ。
彼はガードレールの下にその花束を置いて、
妹である由紀子のことを思いながら手を合わせた。

ごめんな。俺にはこんなことしかできない。

翌日、同じ場所を通りかかると、
昨日の場所には、花、花、花…花だらけ。
彼が置いた花を見て、他の人が供えてくれたのだろう。

雄介は泣いた。
多くの人の好意を踏みにじってしまった己の卑怯さに泣いた。

彼が卑怯とはいったいどういうことなのだろうか?
[ひゅー]

【ウミガメ】【闇スープ】23年09月30日 20:11

10/3(火)22時頃まで

解説を見る
雄介と由紀子には身寄りがなかった。
由紀子は病気で寝たきり。雄介のわずかな稼ぎで飢えをしのいだ。
薬代がかさみ、彼らにはわずかな贅沢をするお金もなかった。

そんなとき、由紀子がジュースを飲みたいと言ってきた。
数日後の食事も怪しい中、その余裕はない。

雄介は、草むらで花を摘んで「死の交差点」に向かった。
花を置いておけば、それを見た誰かが飲み物を供えてくれるかもしれない。
ガードレールの下に花束を置き、周りに見えるように手を合わせる。

ごめんな。俺にはこんなことしかできない。

翌日、同じ場所を通りかかると、
昨日の場所には、花、花、花…花だらけ。
飲み物は供えられていなかった。

雄介は泣いた。
多くの人の好意を踏みにじってしまった己の卑怯さに泣いた。

由紀子を幸せにするためには自分がもっと頑張らなければならない。
雄介は掛け持ちできるアルバイトを探し始めた。
物語:2票
全体評価で良質部門
トリック部門
物語部門
アメミヤ[まねきねこ]>>コメントなし
ぺてー>>一見普通の光景に重い真相が隠されており、ウミガメのスープらしさを感じます
アイデアも面白い!
納得部門