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とある大国の間で、長く長く続いている戦争。
そんな戦争の最中、敵国の兵士に捕まり捕虜になったカメオは拷問を受けることになった。
「どんな目に遭っても、かならず家族のもとに帰る」と決意していたカメオ。
そんな彼であったが、まだ拷問を受ける前に「もう2度と家族には会えないかもしれない」と思った。
いったいなぜ?
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「ついてこい」
冷たい声で兵士達が言い放った。
物怖じせずにカメオは兵士を睨む。
大丈夫だ。自分は易々とは殺されないだろう。なにせ貴重な情報源だ。最悪男の捕虜である自分なら、労働力としての利用価値も無くはないはず。
(どんな目に遭っても耐え、どんな手を使ってもかならず国に帰ってみせる。最悪、祖国の情報を売ってでも。)
そして、愛する家族のもとへ帰るのだ。
兵士に連行されながらそう決意したカメオは、既に拷問を受けたのだろう先人の姿を発見した。
その凄惨な姿を見ても、カメオの決意は揺らがない。だが、ある違和感に気づいたカメオはひどく狼狽した。
(あれは…口枷か?)
あんなものを付けられては喋ることが出来ない。
なぜ?情報を奪うのが目的じゃないのか??
「口を開けろ!」
必死に抵抗するカメオだが、拘束されたカメオは敢えなく口枷をつけられてしまう。
その時、彼は理解した。
長く続いている戦争。疲弊した兵士達。
彼らは限界なのだ。
何か、精神を保てる娯楽が必要なほどに。
恐らくこの拷問は永遠に続くだろう。
私が死ぬか、彼らが飽きるまで。
「それでは拷問を始める」
果たして、易々と死なせて貰えるだろうか。
A、口枷をつけられた先人を見て、この拷問が情報を得ることを目的としたものではないことを理解したから。
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