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「もしも『陽子に泣き止んで欲しい』と思わなければ
僕たちは今でも友達でいられたのかもしれない……」
そんな風にずっと後悔し続けている夜空くん
さて そんな彼が
陽子ちゃんと友達でいられなくなってしまったのは何故?
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かつて人喰いの化け物達の棲家として恐れられていた森。
その化け物達も人間の手によってすっかり駆除されてしまい、今では幼い化け物の子どもがただ1匹、人目に触れないように魚や獣を食べて隠れ暮らしているのみである。
そんな化け物がある日。
森に迷い込んできた人間の女の子から名前をもらい、友達になった。
◆ ◆ ◆
「ど、どうしたの陽子! どこか痛いの?」
その日、いつものように夜空の元へ遊びにやって来た陽子は突然泣きながら夜空へと抱きついてきた。
「聞いてよ夜空〜っ! 父さんにあたしがこの森に遊びに来てることがバレちゃって、森は危険だからもう行っちゃいけないって言われたの! 夜空は全然危なくなんかないのに! あたし達友達なのに!」
ポロポロと涙をこぼし続ける陽子。
オロオロと戸惑う夜空。
そうだよ僕たちはずっと友達だよ。
だから心配しないで、泣き止んで。
そんな温かな思いを胸に、陽子の涙を拭おうと彼女の頬を舐め上げた夜空は……、舌から脳髄へと突き抜けた本能的な喜びに、はたと動きを止めた。生まれて初めての味。
ーーーーあれ?
ーーーーおいしい
嘘、ニンゲンって……こんなに美味しいの?
◆簡易解説◆
今まで人を食べたことがなかった化け物が、涙を舐め取った際に頬を舐めて、人間が美味しいということに気がついてしまったから。
※誘導では(その方がイメージしやすいと思うので)本能に目覚めてしまった夜空が陽子を襲ったものとして進行しますが、上記の核の部分が合っていれば、例えば「いつか陽子を襲ってしまうかもしれないと恐れた夜空が、陽子のために自ら決別を決意した」等でも可とします。
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