妻を亡くし、長く一人暮らしをしている老人カメオは、知人にこんな頼み事をしていた。
「自分が死んだら、妻の写真を棺に入れてほしい」
しばらくして、カメオは病気で入院することになったのだが、それが決まってすぐに自分で写真を燃やし捨ててしまった。
一体なぜ?
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A.生死をさまよった際、三途の川の向こう岸の妻に「とっておきの1枚以外は棺に入れないでほしい」と言われたから
愛妻家で写真が趣味のカメオは、突然の心臓発作で生死をさまよう事態となった。
「ここは三途の川? 向こうに妻のウミコが見えるぞ…」
「カメオさん! まだこっちには来ちゃだめよ。」
「そうか、まだお前の元には行けないのか…」
「こっちに来る前に、大量の私の写真をどうにかしてくれない?あなたは棺にありったけの写真を入れてもうつもりみたいだけど、私はどうせならとっておきの1枚だけがいいわ。知り合いにも見られるわけだし」
「そんなぁ…」
「フィルムも全部データにしてあるの知ってますからね! 他の人には紛らわしいからとっておき以外は今のうちに燃やすかなにかしておいて」
・・・・・・
一命は取りとめたものの、原因となった病気の治療のため入院することになったカメオは妻からのお願い通りに「とっておき」以外の大量の写真を燃やしたのだった。
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ダニー>>
当問題文の解説を考えるにあたり、入院というキーワードをどう活用するか、が個人的にかなり難しいポイントだった(結局作れなかったけど)のだが、この解説は上手く活用して読後の納得感に繋げている。偉い。