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一宿に温もる猫はかつての吾」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
 
〖 挿絵の川柳の〈君〉についての問題 〗

〈君〉は、心優しい亀夫と暮らし始めてから十円ハゲができた。
一体なぜ?






(挿絵の詳細は、まとメモに書いてあります。)



◆問題のまとめページ
https://note.com/keccyap/n/n0a26428c52ac

問題文・挿絵・まとメモ・ヒント(後日公開)・解説(解決後記載)をまとめる用のページです。

こちらにヒントを公開したらお知らせしますので、必要な方はご利用ください。
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[霜ばしら]

【ウミガメ】【エンドレス闇スープ】25年07月20日 22:06

7/27(日)の22:00頃までの約1週間🍅

解説を見る
 
〖 答え 〗

〈君〉() が、自分の羽を抜いて布を織っていたから。








とある雪の降る夜、亀夫は猫を家に連れて帰りました。

とんとんからりと繰り返される音は、すっかり聴き馴染んだものとなっていました。
妻のおつうは、今日も機織り部屋にこもっているようです。

その音が気になったのでしょうか。
機織り部屋の障子に、猫が勢いよく飛びかかりました。

それを止めようとした亀夫は、猫が開けた障子の穴の向こう側を見てしまいました。
おつうの姿はどこにもなく、まだらに羽の抜けた鶴と目が合いました。

鶴は障子を開け、静かに亀夫の側へと歩み寄りました。

「その猫はどうしたのですか?」
「今晩はここに置いてやろうと思って。寒さに震えていて可哀想だったから……」

驚き固まっていた亀夫は、おつうと同じ声に反応して思わず言葉を返しました。

「……貴方らしいですね」

鶴の声は、嬉しそうにも悲しそうにも聞こえました。

「私も、以前貴方に助けられた鶴なのです。その恩を返したくて、優しい貴方のお側に居たくて、人間に化身しておりましたが、正体を知られてしまったので、人の姿になることができなくなりました。……もうここには居られません」

おつうの正体に衝撃を受けた亀夫は、何も声をかけることができませんでした。
そんな亀夫に別れを告げ、おつうは遥か彼方へ飛び去ってしまいました。

「短い間でしたが幸せでした」

その最後の言葉を反芻している亀夫の足元で、猫が丸まりました。

羽が抜け赤剥けた痛々しいおつうの姿が、目に焼き付いて離れません。
何も気づかず、彼女の献身を享受していた日々が悔やまれました。

美しい娘からの好意を嬉しく思いつつも、「なぜ自分なんかを」という疑念が捨てられなかった亀夫は、この日初めて、向けられていた愛の理由とその深さを知ったのです。









〖 元ネタ 〗
「鶴の恩返し」の夫婦になるバージョンの「鶴女房」。
トリック:3票物語:6票納得:3票良質:9票
全体評価で良質部門
アカミドリ>>コメントなし
>>コメントなし
オンモラッ>>コメントなし
トリック部門
アカミドリ>>コメントなし
異邦人>>コメントなし
かたな>>コメントなし
物語部門
布袋ナイ[向上意識]>>大好きです!!!!こんな問題を作れるようになりたいなって思いました。
アカミドリ>>コメントなし
A574>>コメントなし
異邦人>>コメントなし
海苔巻太郎>>コメントなし
貧困太郎>>コメントなし
納得部門
アカミドリ>>コメントなし
A574>>コメントなし
手弁当>>コメントなし