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憧れを殺す薬」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
「○○○を救えるような薬を作りたかった」

そんな言葉と共に開発を発表した惚れ薬が話題となり、一躍時の人となった安田博士。
しかし、惚れ薬の原材料にとあるものを使っていると流出した事から大炎上。
強い批判と誹謗中傷を受けた安田博士は、後に身を投げて死んでしまったという。

この時、安田博士の救いたかった○○○とは一体何だろう?
[布袋ナイ] [向上意識]

【20の扉】25年12月01日 19:02

丸1年振りの出題です!久々の一問、私と言えばということで…惚れ薬に関する問題です。

解説を見る
解答
人魚姫

解説
童話の人魚姫の結末を憐み、「人魚姫を救えるような惚れ薬を作りたかった」と発言した安田博士が惚れ薬の原材料に人魚の血液を使用していると流出したことで、「人魚姫を救いたいと言いながら、人魚から搾取している」として大炎上した。

長い解説
今から遥か未来の話…では、ない話。
かつて魔法やファンタジーと呼ばれたような現象や生物が実は存在していた!そんなことが発覚した、とある世界でのこと。
人魚をはじめとした様々な非現実的生物の存在が世に浸透した頃のこと。
『人の願いを叶える薬品』について研究していた安田博士が、とある薬の開発を発表した。

それは正に魔女の妙薬。
一度振りかければ意中の相手と両想いになれる惚れ薬。
『人魚姫の涙』と名付けたそれを、安田博士は世間に公表した。

安田博士の熱意によって開発が進められたそれは、製品とするにはあまりに研究費用が足りず…クラウドファンディングによって資金を賄おうという目論見でのことだった。

目論見は見事に成功し、「人魚姫を救えるような薬を作りたかった」という惚れ薬のキャッチフレーズと共に、一躍時の人となった安田博士。
クラウドファンディングの支援額が目標に達する矢先に、事件は起こった。

「救う」の言葉と裏腹に、人魚を捌く惨虐な魔女

刺激的なフレーズと共に週刊誌に載せられた内容は、安田博士が惚れ薬の原材料として人魚の血液を使用しているという内容のリーク記事だった。

惚れ薬には、確かに人魚の血液が使用されていた。
しかし、記事の印象とは違く、人魚の志望者を募った献血によって集めたものであった。
…しかし、キャッチフレーズと原材料の噛み合わせの悪さ故に、慎重に公表のタイミングを伺っていた矢先のリークであった。
不当に集めたものでは無いと主張した安田博士の声も、擁護する人魚当人達の声も、世論の声に潰されて。

罵詈雑言に殺害予告、倫理の観点からの批判など。
様々な形で悪い魔女と罵られ続けるのに疲れ果てた安田博士は、後に海に身を投げて死んでしまったという。

後に『魔女の惚れ薬騒動』と呼ばれたその事件は、社会が産んだ闇の歴史として…そして、非現実的生物への理解を求める社会運動の一助となった事件として、歴史の1ページに刻まれることになったのだが…それはまた、別のお話。

***

人魚姫の映画、知っていますか?
ええ、あの赤い髪の。
魔女の意地悪を乗り越えて王子様と結ばれる、とっても可愛くて好奇心旺盛な人魚姫の物語です。
私、あれが大好きだったんです。
小さな頃は両親に強請って、何度も何度も繰り返し観ていました。
実は私の昔の夢もね、人魚姫になることだったんですよ。
…けれども、原作を見て驚きました。
原作の人魚姫は王子様とは結ばれないんです。
知らない娘に手柄も王子様の心も奪われて。
けれど自分じゃない人を選んだ王子様のことを嫌いになれなくて、海に帰ることも出来なくって。
最後には一人で泡になって死んでしまう。
そんな結末、あんまりじゃないですか。
…だから私は人魚姫を救えるような薬を作りたかった
人魚姫が王子様に振り向いてもらえるような…そんな惚れ薬を。
私は、人魚姫を王子様と結ばれるように手助けできる、優しい魔女になりたいんです。
(月刊NYARから抜粋)

Special thanks:テストプレイをしてくれた、だだだだ三号機さん、霜ばしらさん、春雨さん
物語:2票良質:3票
全体評価で良質部門
crc-556>>コメントなし
トリック部門
物語部門
あおいみこ>>コメントなし
日勉L(転生)>>コメントなし
納得部門