「私の愛しいカボチャたち」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
母がカボチャを収穫すると、娘のウミコは泣き出した。
一体なぜ?
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「大切に育てるのは美味しく食べるため。」という言葉を勘違いし、ウミコもお母さんに食べられるのかと思ったから。
〜〜〜以下は茶番です。心の広い人だけお読みください〜〜〜
「ウミコー、ちょっと隣に並んで座ってみ^ ^」
9月下旬、私は農園で育てたカボチャと自分の娘を交互に見比べていた。手塩に掛けたそれは爪も立てられないほど硬く、パンパンに身が詰まっていた。
「…大きくなったね。」
「ウミコの方がまだ大きいもん!」
娘も巨大に育ったカボチャを見てはしゃいでいた。
そろそろ収穫かな。私が大鋏を手に持ちヘタを切ろうとすると、彼女は口を尖らせた。
「え〜〜っ、もったいない!!」
「ウミコ、大切に育てたカボチャだから、美味しいうちに食べてあげないとね。」
そういうもんか、とウミコは少しだけ納得した。カボチャを育てるのはカボチャを食べるため。豚さんを育てるのはお肉を食べるため…
ウミコはハッとした顔をして私にたずねた。
「…お母さんはウミコのこと大切に育ててる?」
「??そうねぇ、一番大事に育てているわ。私の愛しいミニカボチャさん^ ^」
(おしまい)
良質:3票