「悲劇の食卓」のGoodトリック・物語・納得で良かったら1票分。全体評価で特に良かったら3票分Goodができます。
カメオは食卓にのぼっている食材を見て青ざめた。
いったい何故?
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休日に家で過ごしていたカメオの元に、今年で4歳になるカメオの息子がやってきた。
息子「ぱぱ、かくれんぼ、しよ!」
カメオ「いいよ。パパが鬼かい?」
息子「そう!ぜったいに見つからないばしょ見つけたから!ぱぱはさんびゃくかぞえてね!」
カメオ「三百かあ…多いな」
カメオはキラキラとした瞳で語る息子を微笑ましそうに見つめ、壁に顔を向けて大きな声で数え始めた。
しばらくは息子のどたどたと走り回ったり何かをガタガタと動かす音が聞こえていたが、百を超えた辺りにはしん…と静まり返っていた。
三百はやっぱり多いよ、と思いつつカメオは律儀に三百を数え終え「もーいーかーい?」と聞いた。返事はない。
返事をしたら見つかると思ってるのかな。
カメオは「どこかなー」と大きな声で言いつつ、リビングや子供部屋をゆっくりと探し始めた。
しばらくうろうろと探し回り、やがて辿り着いたキッチンでカメオは目にしてしまう。
キッチンの食卓に無造作に置かれた食材。
それらは卵や牛乳、挽肉といった本来冷蔵庫の中に仕舞われているものだ。それらが乱雑に積まれている。
なぜ冷蔵庫の中の食材が食卓に出されている…?
なぜカメオの息子は返事をしなかった…?
カメオは物音が聞こえなくなってからどれだけ時間が経ったかを思い出し、さっと顔が青ざめた。
そして慌てて冷蔵庫の扉に手を伸ばす。
その中には——
(※昔の冷蔵庫は内側から開けられず、中が完全に密閉されてしまう構造のものが多かったのです)
トリック:3票物語:4票納得:1票良質:9票
トリック部門
Hugo>>
トリックの使い方が非常に鮮やかでした。
物語部門
ぺてー>>
とてつもなくまずいことにふと気がついたときの感覚が追体験できる問題です
妙なリアリティが恐ろしいです
休み鶴>>
このたった2行の問題文の背景に、重厚なストーリーが潜んでいます。