生まれつき目が見えず、寂しがり屋のお嬢さまであるメアリーは、クマのぬいぐるみを友達にしている。
ある日のことだった。
メアリーの命を狙う使用人のひとりが、クマのぬいぐるみの中に小型の爆弾を仕込んでいた。
しかし、メアリーはその犯人に感謝したという。
それは何故か?
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じつはその日、メアリーの命を狙っていた使用人はもうひとりいました。
寂しがり屋のメアリーは、眠る前の友達であるクマのぬいぐるみにキスをして、抱っこしながら眠るという習性がありました。
その習性を利用した犯人は、クマのぬいぐるみに毒を塗り、メアリーの唇に毒を付着させることで、朝起きて水を飲んだ瞬間に体内に毒が溶けこむという仕掛けを用意していました。
しかし、いつものように夜、メアリーがクマのぬいぐるみにキスをしようと顔を近づけた時。
生まれつき盲目だったがゆえに音に敏感だった彼女は、ぬいぐるみの体内に仕掛けられていた爆弾のコチコチという小さな音に気づいたのです。
異変に気づいたメアリーは信頼できる執事を呼び、ぬいぐるみの中に仕込まれていた爆弾を未然に解除することができました。
さらには、ぬいぐるみの表面に塗られていた毒の存在まで発覚したのです。
爆弾を仕掛けた犯人は捕まり、本来なら完全犯罪になるはずだったもうひとりの犯人も捕まったのです。
めでたしめでたし。
(それにしても命狙われすぎや)
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