カメコちゃんは可愛い可愛い会社の後輩で、僕の部署ではアイドル扱いされている。あの子はきっとトイレも行かないし、ムダ毛だって生えて来ないに違いない。天使の生まれ変わりかと思う程可愛いんだ!
ある時、そんなカメコちゃんから食事に誘われた。僕は興奮の渦に飲まれる。これは…僕の時代が来たぞ!!
しかし、カメコちゃんが誘ってきたのは最近出来たばかりの焼肉屋さんで、僕は少しだけ感傷に浸ることとなった。
さて、僕の感傷の理由とは…?
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「今夜、食事でもどうですか?」
ウミガメのスープ開発部のアイドル、カメコちゃんが仕事終わりに僕を誘ってくれた。
浮かれきって即OKした僕だったが、その後に続く言葉で小さく胸を痛める事となる…。
「やったー!前からセンパイとお食事行きましょうって言ってましたもんね!」
「それで、ここなんですけど…こないだ出来たばっかりのカウンター席の焼肉屋さんで、おひとりさま専用なんですって!ほんとにすっごく美味しいらしいの!」
「でも一人で焼肉屋さんに入る勇気はどうしても無くって…。今日食事するならここに行ってみたいなって…一緒に、ねっ!」
焼肉かあ、可愛い子がよく食べるっていうのも素敵だな。ン?……おひとりさま!?!?えっ!?それってデートでもなんでもないねカメコちゃん!?!?
浮かれた自分がバカだった……この子は多分焼肉を食べたいだけだ…!!
~~焼肉屋にて~~
うわあ、席の両隣がしっかり壁で仕切られてる。これはもう、隣の人なんて気にせずに食事できるな~~~。
ジュー……ジュー……。
…………。
…やっぱりこれって普通にひとり飯じゃん!!!!
まあ……。全然デートでは無くて悲しいが、おいしそうにカルビを頬張るカメコちゃんのポニーテールの先っちょが横目に見えたから、よしとするか。
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