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男はピストルをこめかみにあて、引き金を引いた。
男は悲しんだ。
なぜ?
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とある国の軍隊に所属する射撃の名手は、いつ頃からか「人間」を撃つことができなくなる病におかされていた。人間や人形に銃を向けると、手の震えが止まらなくなるのだ。
しかし、そんなことをつゆほども知らない軍の長官は、男と彼の古くからの友人を含めた四人で小部隊を結成、当時男の国が戦争していた敵国の将軍を暗殺せよとの命を下した。
仕方なく四人は敵国将軍の官邸に乗り込むも暗殺に失敗、あえなく取り囲まれてしまう。捕虜になり拷問を受けるくらいならと、男は自分のこめかみにピストルを当てて引き金を引いた。
しかし男の病は治っておらず、自分に対してもなお手が震え、狙いを外すどころか隣にいた自分の友人の胸を撃ち抜いてしまったのだった。男は非常に悲しんだ。
その後、戦争が終わって解放された男は、友人の墓参りをしたあと、姿を消したそうだ。
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