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男が旅館の予約をしようとすると、いつもはすぐに予約が取れるにも関わらず従業員に予約を断られてしまった。
しかし3分後、同じ従業員はあっさり男の予約を承諾した。
一体3分の間に何があったのだろうか?
[仔馬の尻尾]

【ウミガメ】19年07月28日 15:45
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男はその旅館に毎年お盆や年末年始の予約を入れており、平日にも何度も宿泊に来る超常連リピーターであった。

そんな男に対して従業員一同は名前を確認せずにすぐお部屋へお通しする、料理は毎回違うものにするなどリピーター相応のサービスをしていた。
そのサービスの1つが、期間外予約である。

本来その旅館では半年前からの予約を受け付けているのだが、男や他の常連客は毎年宿泊するため、宿泊したその日に来年の予約を入れることを許可していた。
勿論、繁忙期の期間前予約は超が付くほどの常連だからこそ許される待遇である。

今回も男はいつもと同じように来年のお盆休みの予約をフロントへ申し込みに来た。

しかしその時はすぐ隣で別の客が「来年のお盆も宿泊したいんだが予約はいつからなんだ」と話していたのだ。
当然従業員は一見の客に対して「予約は半年前からとなっております」とマニュアル通りの対応をしている。

そんなタイミングでフロントへ来た男。
「すんません、来年も同じ部屋で同じ人数入れといてもらえる?」
「申し訳ありませんカメオ様、予約は半年前からとなっております」
チラチラと隣を見る熟練従業員の視線に気が付いた男はその客がフロントを離れるまで待つことにした。

そして3分後、部屋タイプ等の相談をしていた先程の客が漸く立ち去ったのを見て再び男は従業員に予約を依頼した。
「来年の予約ってやらなくなっちゃった?」
「いやいや大丈夫ですよ!お待たせしてすみませんねカメオ様!流石にあのタイミングだと別のお客様からクレーム来ちゃうもんで……来年も同じ日で大丈夫でしたか?」
「あぁ良かった!いやこっちこそ、癖になってるからリピーターは特別にって予約してくれてるのすっかり忘れちゃっててね!来年の今日から3泊で頼むわ!あ、あと来月の木曜日で空いてる日ある?」
「かしこまりました。来月のほうは今空き状況をお調べしますね」

従業員が男の予約を断ってから承諾するまでの3分は、常連のみ許可している期間外予約を隠すために別の客がフロントを離れるのを待っていたのだった。
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