小銭を笑う者は小銭に泣く

要約:こっくりさんの返答を、自分が望むものにするため
(※長文注意)

カメコとウミコはカメオを巡ってバチバチしている恋敵同士。
でも、友達なのだ。...表向きは。

とある日の放課後、カメコはウミコに「こっくりさんやろうよ」と話しかけた。
ウミコにとっても断る理由は特になく、二人は五十音、数字、そして『はい』『いいえ』が書かれた紙の前に座った。
そして5円玉を紙に乗せると、こっくりさんに対して様々な質問を投げ掛け始める。
そしてしばらくすると、ふとカメコがこんな質問を口にする。
『こっくりさんこっくりさん、カメオくんが好きなのは私ですか？』
『...ッ！』
二人の間に火花が散り、稲妻が走る。
自然と二人の腕に力が入る。
心理もこっくりさんも関係なく、カメコは『はい』に、ウミコは『いいえ』に硬貨を動かそうとする。
しかし、カメコは『いいえ』ウミコは『はい』の側に座っていたので、端から見ると小銭を押し付け合っているように見えたのだった。

こっくり氏『ﾄﾞｯﾁﾃﾞﾓﾅｲﾝﾀﾞｹﾄﾞﾅｧ...』