

良質部門
炎帝「問題文の魅力を確保しづらい20の扉ジャンルにおいて、新たな可能性を感じる問題文でした。進行で参加者とのインタラクティブ性が強い点もこのジャンルでは珍しく、かつ水平思考クイズとしての解答の意外性もあり、意欲的な挑戦が巧く問題に落とし込まれていると感じました。」


良質部門
炎帝「誰もが知っている事象に隠れた奇跡を発見して掬い取るだけでも素晴らしいのですが、それをどのようなシチュエーションに落とし込めば効果的に演出できるか、という観点にまで心が砕かれていて秀逸な作品にまとまっていると感じました。」


良質部門
炎帝「「箱を改名する」というあまり発生しないシチュエーションに対して解説で与えられる納得感が素晴らしいです。真相に至る過程で求められる発想の飛躍も丁度よく、シチュエーションパズルとしての「20の扉」ジャンルにおける理想形の一つであると感じました。」


良質部門
炎帝「問題の核となるアイデアからは色々な状況が着想できると思うのですが、問題文を見ると、「大学」は殊に謎を際立たせるのに効果的な設定なのだと思い知らされます。舞台設定とシチュエーションメイクの秀逸さが光っています。」


トリック部門
炎帝「地の文・心の声・発言の3種類を使い分けることによって主観と客観を頻繁に入れ替え、質問者の意識を巧みに逸らしていると感じます。問題文全体を以てじわじわと浸透してくるような、静かで重たいトリックです。」