もっぷさん

ユーザー番号:446
登録日:18年07月28日15時22分43秒

GoodTurtle(金亀):
問題数:11
質問数:166
良い質問数:79
正解数:30
Good数:178
SPをした数:0
SPしてもらった数:0
SP部屋を公開した数:0
(SPとは?)
チャット発言数:6

体と心と頭のエネルギーに余裕があるときだけ、ゆるゆるっと参加してます!
ブランクだらけではありますが、気づけばらてらて歴2年となりました。

3年目の目標はらてらての常連さんになること!
なれるかな〜?





★自作問題ふりかえり★
自作のスープや創り出す作品を振り返ってみました。
いつか秘密の部屋をつくって移動するかもしれませんが、とりあえずここに書いちゃうことにします。

※ネタバレがあります※

(1)その純粋さにはかなわない《第3回創りだす》
自分の作ったお話をきちんと形にしたのは本作が初めてかも。
問題文と要素を見た瞬間に「テンシとペテンシ」というシャレが思い浮かび、ここにオチを持っていきたいな〜と思いながら作りはじめました。
当初は「コンビニの店員=主人公の娘」という設定でした。そのうち、
「マー君のオカマ言葉は母親の真似をしているから」
→「母親は普段口癖のようにその言葉をマー君に使っている」
→「母親自身も昔誰かにその言葉を言われて大切にしている」
という物語が見えてきて、これは是非とも「マー君の母親=主人公の娘」にせねば!と書き換えました。処女作にしてはいい具合に整った気がします。
文章を書くのが苦手で、作文も読書感想文もレポートも大嫌いだった私。生まれてはじめて「文章を書くのが楽しい!」と思わせてくれた創りだすには感謝しかありません。


(2)怪人百面相の不思議な暗号《第3回創りだす》
『その純粋さにはかなわない』で「ローソンじゃないと成立しません」の要素が消化不良だったので、リベンジの2作目。
確か投稿締切日の前日あたりにローソンの看板を見てメイントリックを思いつき、急いで書き上げた記憶があります。
もっと手の込んだ暗号を考えたかったですが、これはこれでコンパクトで良いかもしれません。
「ヘンテコな暗号なのにスムーズに解き明かせたのは、明智自身が怪人百面相だったから」という結末にしたつもりでした。が、今読みかえすと全く読み取れませんね!笑
乱歩大好きっ子だったので書いてる最中はノリノリでした。


(3)伝説のパンツマン《ウミガメ》
記念すべき初出題!まだまだ初心者だし出題は当分先かなと思っていたのですが、創りだすの主催を控え、出題システムの確認のため何か出題しておこうと決心。
当時、『9年目の真実』と『首筋のロマンス』(あともう一つ、まだ出せていない問題)の構想がありましたが、いっそ初出題だからこそ許されるようなぶっ飛んだ問題を作っちゃおう!というノリで一から作りました。納得感を度外視してチャームばかりこだわってしまったけれど、問題文も解説も書いていて楽しかったです。
似たような過去作がないか調べている際に松神さんのすばらしいパンツ問題に出会えたこともいい思い出です。余談ですが、下着系問題(?)ではなささんの『雨上がり決死隊』が好きです。


(4)Changing K’s world by your Phrases (CKP)《第4回創りだす(エキシビジョン)》
心を込めて書きました。創作物に思いを乗せたのは、後にも先にもこれだけです。出来はともかく私にとっては一番大切な物語になりました。
当時、会社帰りの電車でらてらてをよくのぞいていたのは事実。
仕事しんどくて悲観的になってたのも事実。
電車の事故で帰れなくなっちゃったエピソードは丸々創作。
明るい話が読みたい、と思いながら問題文を作ったのは事実。です。
これを書いた頃、私も元気が出てきたらもっとらてらてに参加するんだ!と思っていたことを思い出しました。結局あまり参加できてないなぁ…。でも、無理ない範囲でマイペースで頑張っていきたいです。
あと、これ読んで「もっぷさんという名前にも何か由来が…!?」と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら何の意味もありません!


(5)マッドサイエンティストの真意《第5回創りだす》
そうだSF書こう!と、コンセプト先行で生まれました。
タイムトラベル物では「主人公が過去に遡って起こした行動によって未来が変わる」パターンも好きですが、「過去に遡って行動することも運命づけられているので、結局未来は変えられない」パターンの方がどちらかというと好きです。この物語も後者。
過去に戻ったとして、リアルな問題として当面のお金をどうするか悩ましいと思いますが、私、画期的な方法を編み出しました。「未来のヒットソングを我が物顔で歌い小金を稼ぐ」……いかがでしょうか?
ちょっと自虐的になりますが、ここまで登場人物に感情移入できない物語も珍しいなと思います。ギター携えて女の家に転がり込む男なんて気に食わなすぎるし、初対面の男を自宅にあげたうえ子供まで作る女には嫌悪感しか覚えません。書きながらナンダコイツラと思った覚えがあります。
全体として筋が通ることを意識して物語を作ったつもりでしたが難解だったかも。なにせ自分で読み返していてよくわかりませんでした…
めっちゃカッコつけた締め文句は気に入っています。


(6)首筋のロマンス《ウミガメ》
らてらてに参加しはじめた頃、ヘアアイロンで首を火傷してしまったことがありました。周りから「なになに恋人!?」などと聞かれ、無礼だな!スープのネタにしてやる!と思って生まれたスープです。はじめたてならではの発想ですね。今だったらそんなこと思いません。
「見た内容ではなく、見えたという事実が重要」というよくあるタイプの問題です。インパクトがなく無難すぎる感じもしますが、私の問題のなかでは一番フェアにまとまっているんじゃないかな?
なお、パンツをかぶる男、首の赤い跡……と際どい出題を続けて出してしまったため、この次はガラリとイメージを変えた問題となっております。


(7)9年目の真実《ウミガメ》
出題順は違いますが、これが人生で初めて作ったスープ。そんなわけで一番のお気に入りです!
問題文先行で作りました。遺書に「◯◯年◯月◯日にすべてがわかる」と予告されていて、実際にその日に自殺の真相が明らかになる……そんな物語があったら興味そそられるな、じゃあどういう状況だったら成り立つかな?という思考過程です。
実はこの問題、法改正の関係で2019年中に出題しないと成立しないのです(たぶん)。構想ができたのは2018年夏だったのに、あっという間に2019年になってて、もたもたしてると出せないまま終わっちゃうぞ!と急いで出題。
本当は夏子が犯した殺人にまつわるスープなども作って連作にしたかったので、いつか何か思いついたら続編として出題するかもしれません。


(8)ロスト・ラヴストーリー《第8回創りだす》
すごく難産だった覚えがあります。あれこれ悩み過ぎたせいでしょうか、結局どういうふうに書き上げたのか、創作過程の記憶があんまり残っていません。
投票コメントに「当初は要素①をベースに作っていた」旨書いてありますが、ドラフトを残してなかったので初期ストーリーは永久に失われました。保存しておけばよかった。
創りだすに投稿する物語にはちゃんとオチをつけることを意識しています。その点でいえば本作はイマイチかなー。
読む人のことを考えて…というよりも、私の「好き」を詰め込んだ感じの物語といえるかもしれません。「もう戻れない昔を回想する」系の話が好きなのと、神戸の異人館が好きなんです。それと、ちょうどこの頃『アドルフに告ぐ』と『火垂るの墓』を読んだので、その影響が色濃く出ています。


(9)檸檬《ウミガメ》
早めに退勤できた日は、閉店間際の丸善某店をぶらぶらすることがあります。2019年は丸善150周年記念ということで、色んな檸檬グッズが販売されていました。
それらを眺めながら、「積み重ねた本の上にレモンを置いたのはなぜ? ……これ問題にできたら文学チックでおしゃれじゃん?」という着想で生まれました。問題文先行ですね。
せっかく『檸檬』というインパクトあるモチーフを使うのだから、「知っている人ほど先入観にはまって解きづらい」問題にしようと思いました。逆に『檸檬』を知らない方にはチャームレスになってしまったかも?
柔らかい果物の方がより納得感がでるので、いっそ「葡萄」という問題にしようかと迷いましたが、「違うもん!レモンの問題作るんだもん!」と謎の頑固さで押し切りました。あの形、あの色、あの質感、あの重さ…。私もレモンに魅了された一人なのかもしれません。


(10)にせウミガメのスープ《ウミガメ》
実話の自己満足スープ。事実に即しすぎて解説が日記レベルなので、読み返すのが恥ずかしい。
あの日、思い出のゲームのことを調べようとしなければ、私は今ここにいなかったわけです。出会いってフシギです。
(ちなみに、思い出のゲームは結局調べても特定できなかったので、実家帰ったときに家族にききました。ビクトリアンパークという超マイナーなゲームでした。)
本歌取りは問題文にチャームを作るのが難しいですね。
トリックはベーシックな作中作。既出の可能性が大いにあったので、ラテシンとらてらての「ウミガメのスープ」タグをしらみつぶしにチェックしました。死ぬほど時間がかかりました……
数々の良問に出会いましたが、特に印象に残ったのは緋色さんの『あかうみがめのすうぷ』です。


(11)夢一夜《第20回創りだす》
この頃、コロナの影響で少しずつ在宅勤務がはじまり時間に余裕ができたため、久しぶりに創りだすに挑戦。
章立てしたのは気合が入っているからではなく、単に書きやすくするため。読む側もこの方が読みやすいかな〜と思って残しておきました。
メイントリック(?)は『◯◯◯の殺人』や『◯◯◯◯◯と◯◯男の謎』に影響を受けています。最初は『◯◯◯の殺人』の雰囲気を意識して書き出したのですが、書いてるうちに漱石要素が濃くなってきたためそちらにシフトしました。結果ただのパクリみたいになりました。
ちょっとこだわって、物語がきちんと成立するように桜の開花時期や天気、月齢なども調べました。2017年4月12日の仙台の設定です。唐突にペンパイナッポーアッポーペンが出てくるのは2017年だからです。


(12)ガングロ怪人の謎《新形式》
「先生なんで!?後ろに目があるの!?」と騒ぐ男の子と「そうよ!先生後ろに目があるんだから!」と応じる先生。私の幼少期の記憶を元にしたスープです。
子供の視点ベースということもあり、納得感・難易度の見当が全然つきませんでした。すぐに解けるような気もするし、一歩間違えると全然答えにたどり着けない気もするし。
DEBONOがリリースされたのでそっちで出してみようかな〜とも考えましたが結局お蔵入りになっていました。
時を経て、ヒント増し増しのつもりで出題してみると……難易度の心配は不要でしたね!しかし、今見返してもそこまで簡単とは思えません。はっ!私の幼い記憶にいるあの男の子、もしかしてるょさんだったのでは?
絵を描く習慣が皆無のため、なんの苦もなく絶妙に幼い絵が描けて、自分に引きました。

☆更新:2020/8/10 (1)〜(12)