みんなのGood

｛狼男｝の彼氏。
自分が狼男だと彼女に知られると、別れを告げられるかも知れない、でもいつかは言わないといけない、と悩んでいた。
そして次の満月の夜、流星群があるから見に行こうって誘われた。

でも、もし一緒に見に行ったら狼男に変身してしまう。

でも、狼男だってまだ言えない…　どうしよう…

言い出せないまま当日を迎えた。
天気予報によると、大雨。

「この雨だと流星群見られないから、今日は家で過ごそっか。」
「…うん、しかたないね。」
狼男だとバレることなく今月も満月の夜を乗り切り。どこか安心していた男だった。

ウミガメ小学校の三年生が興味本位でマッチで父親の煙草に勝手に火をつけ、喫煙してしまう騒動が起こった。

そこで安全な、ロックのついたライターを家庭に配ってそれを使ってもらうことで、子供たちがマッチで簡単に火がつけられないようにするため

校長先生はタイムウォッチを持って朝礼台に上った

いつものように騒ぐ生徒に『静かに』と一言言うとタイムウォッチを起動させる

後は生徒が静まった後で『皆様が静かになるのに◯分◯秒かかりました』と言う

いつものルーティンだ

しかしその日

『静かに』
しーん・・・・・・・・・

生徒は静まり返った

その静寂下、次に何を言うかを失念しまった校長だった

普段から夫の家族から冷遇されていると感じていたカメコ。

そして使用人、カメオを殺した犯人だと名指しされる。
「私はしてない！」
と、反論を試みたものの、鞄の中から出てきた毒や、カメオの死体の横に落ちていたカメコのピアスなどから、カメコ以外に犯行はできないと言われた。
カメコからすると捏造にもほどがある話なのだが。
さらに、
「ふーん、やっぱりあなただったのね。」
「普段からカメオを憎んでいたものね。」
「最低。」
などと家族の反応が皆非常に冷たかった。
唯一信頼していた夫も同様に、虫を見るような目線を送りつけてきた。

きっと私はこの家族に貶められたのだ。

ここで無理に逆らうより、牢屋の中にいた方がまだマシかもしれない、とカメコは罪を認めることにした。

確かに雑貨屋には○○グッズが並べられていたが…。

そもそも○○はもふもふしたヌイグルミたちが、もふもふ動くのが可愛いのだ。

なのに、

缶バッチ
アクリルキーホルダー
ノート
シール
パズル
下敷き

全部平面！
全然もふもふしてない！
何ならカッチカチ多め！

小さくてもいい。中くらいでも大きくてもいい。
何故もふもふ系のグッズがないの…？

僕は落胆して(とりあえずカッチカチのキーホルダー買ったけど)店を出た。