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この魔法の杖は、1度だけ何でも願いを叶えてくれるのです。
とある大魔女から貰った杖。
カメオは大事に取っておき、ここぞという時に杖を使いました。
しかし、杖は願いを叶えてくれませんでした。
なぜ?
20の扉に近いかもです。返信遅れたらすみません(>_<)
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性根の腐った少年カメオ。
財布をスろうとしたカメオは、老婆に体当たりした。
しかし、それは結果的に突っ込んできた車から老婆を助けることになった。
その老婆は、実は姿を変えた大魔女だったのだ。
礼だと言われ、貰ったこの杖。
やった、やったぞ!
誰にも見られないように、カメオはすぐさまボロボロの袋に保管した。
こんな袋に、物凄いものが入っているとは誰も思うまい。
そして、やりたい放題の生活を送った。スリルを味わいたくて犯罪に関わり、金を持ち逃げしたりもした。
口にはできないようなことも…。
何をやらかしても、この杖があれば全部チャラにできるんだ!
そう考えると何でもできるような気がした。
カメオは幾度もピンチを切り抜け、警察に捕まることもなく面白おかしく日々を過ごしていた。
俺は大金持ちにだってなれるんだ。
欲しいものはいくらでもあるし。
うーん。いつ、何を願おうか?
ーーー結局カメオは袋を開けることなく、30年の月日が流れた。
長年の無茶な生活が祟り、40歳という若さで死期の迫ったカメオは、ついに杖を取り出した。
やはり、願いはこれだ!
「生まれ変わって誰もが羨むハッピーな人生を送りたい!」
はー、はー、とカメオの息は荒い。
杖を持った腕は死期の迫った病人のそれで。
つまり……何も起こらなかった。
ぼやける目に、杖から剥がれかけた小さなシールらしきものが映った。
使用期限1年
「聞いてな…詐欺…じゃない…か」
カメオは息を引き取った。
私は親切な魔法使いではなく、魔女なのですよ?
※魔子さんが参加してくださったので、最後付け足しました( ・∇・)
物語:1票