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「俺はジョンだ!」
とジョンが言ったのでトニーは怒った。何故?
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両腕に装着したアイロンを振り回して戦うヒーローの活躍を描いたアメリカの人気漫画『アイロンマン』が、翻訳されて日本でも出版されることになった。
日本在住のアメリカ人で、この漫画の大ファンであるトニーは早速、その日本語版を買って読み始めたが……
「ねえ、あなたは誰?」
「俺はジョンだ!」
ジョンの最初の台詞を読んだトニーは怒り出した。
「おいおい、ジョンは紳士的で礼儀正しい人物なんだから"俺"は合わないだろ! これだとジョンのキャラクターが日本の読者に正しく伝わらないじゃないか!」
要約解説
キャラのイメージに合わない一人称で翻訳されていたから。
解説の解説
英語などに比べ、日本語の一人称は実に多様である。普段耳にするだけでも「私」「僕」「俺」などがあり、また、日常ではあまり使われないもののフィクションなどではよく見かけるものとして「わし」「あたい」「我輩」などもある。そして特にフィクションの場合、それら多彩な一人称はキャラの人物像を想起させる目的で使い分けられることが多い。例えば『ドラえもん』で言えば、気弱なのび太や優等生の出来杉君は"僕"、ガキ大将のジャイアンは"俺"を使い、厳めしい中年男性である先生は"わし"を使う。
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