みんなのブックマーク

ナーサリー・ライムス「1ブックマーク」
誰がコマドリ殺したの?
「スズメ」と私が言いました

そしてツグミが死にました

一体何がおこったの?
18年06月08日 20:53
【ウミガメのスープ】 [やつぎ]

ぐだぐだ進行申し訳ありません…




解説を見る
週に一度の半休に、伯爵様のお屋敷からはずいぶん遠い公園へ。珍しい枝振りの木の下に腰かけて本を開く。
学のないしがないメイドのアタシには読めやしないが、子どもらが歌う童謡やらの類いを集めた本らしい。酔狂な学者さんもいるもんだ。

足音が聞こえた。
アタシは口ずさむ。この本にも書かれているだろう歌を。
「Who killed Cock Robin?」

答えが返ってくる。
「The Sparrow」
打ち合わせ通りの合言葉だ。
アタシは振り返って、答えた 女の顔を見る。

大きなお屋敷のたくさんのメイドのうちの一人が入れ替わったって、だーれも気付きやしない。この殺し屋の女が、これからアタシの代わりにお屋敷に帰るんだ。そしてそれから…
ツグミ。アタシにこの話を持ちかけたヤツは、伯爵様のお嬢様のことをそう呼んだ。伯爵様が進めてる、どこかのお偉いお家との縁談の話が関係あるのかもしれないが、そんな雲の上の話、アタシの知ったこっちゃない。

アタシは伯爵様からみたら吹けば飛ぶようなはした金と引き換えに、ツグミのように愛らしいお嬢様の命を売った。

(原文出典:講談社文庫 マザー・グース4 谷川俊太郎・訳より)
嗚呼、素晴らしきこの世界「1ブックマーク」
『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』
それは『素晴らしい、信じられない』という意味の魔法の言葉。

さて、ここでカメオの生活を覗いてみよう。

家族と共においしい仔羊肉を食べる。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」
一人静かに美しい油絵を眺める。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」
愛しい我が子の愛らしさに悶える。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」
整理中に偶然昔失くした物を見つける。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」

そしてある日、カメオはある怪盗に対してこう言った。
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」
カメオはその時怪盗に対して素晴らしいとも信じられないとも思わなかったのだが、何故だろう?

お題:「怪盗」「仔羊」「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」
(砂浜ウミガメさん、かんたたさん、アルバートさんから頂きました)
18年06月12日 22:13
【ウミガメのスープ】 [イナーシャ]

スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス。またタイトルに三題噺付け忘れました…




解説を見る
※無駄に長いので面倒な場合は下部のまとめのみお読みください。

富豪にして収集家であるカメオの生活は美術品と共にある。
日に数回は美術品を鑑賞しないと落ち着かない性質なのだ。

その日も食後、美術品を保管してある大金庫を訪れたカメオ。
誤って開錠しないように、普段使いしない言葉として設定したキーワードを呟いた。

「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」

キーワードを認識し、音声認識式のロックが解除される。
中に入り絵の鑑賞を楽しみ、それが済めば同じようにキーワードでロックをかける。
子供と遊んだ後にももう一度、同じようにして鑑賞を楽しんだ。
その時は失くしたと思っていた美術品を発見でき、運が良いと喜んだ。

そんなある日、音声認識ロックの定期点検で鍵屋を呼んだ。
鍵屋はカメオからキーワードを確認すると、早速作業を始めた。
念のために作業を監視していたが、特におかしいところはなさそうである。
しばらくして、鍵屋はカメオにこんな事を言った。

「少し調子が悪いようです。手持ちの道具では完全には直せないので、明日また来ます。
 ロックはかかりますが、キーワードの変更はちゃんと修理しないとダメですね」

一日で直らなかったのは不満だったが、ロックがかかるなら贅沢は言うまい。
そう考えて鍵屋を見送ったカメオは、翌日自らの愚行を呪うことになる。

翌朝、起きて金庫に行くと中身がきれいさっぱり盗まれていた。
ガランとした金庫の床には一枚のメッセージカード。

『定期点検と修理は完了しました。お代は既に頂戴済みです。 - 怪盗ウミオ』

つまり?:怪盗が変装しているとは気付かなかった為、大金庫の音声認識ロックのキーワードを教えてしまった。

補足:
カメオは誤作動防止に普段使いしない言葉を音声認識のキーワードに設定しようとした。
そうして決まったのが『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』である。
罪は誰が償うべきか「1ブックマーク」
 やぁ、僕の名前は至。気軽に「いたる」若しくは「イタさん」と呼んでくれ。あっ「名探偵さん」でもいいぞ! なんたって僕は街一番の名探偵と呼ばれているからな! 誰だ今「その街には探偵が一人しかいないのか」って言った奴! 確かにそうなんだけども!
 閑話休題。さて、名探偵たる僕は今、一つの殺人事件にぶつかっている。しかもただの殺人事件じゃないぞ、密室殺人事件だ! 密室! あぁなんと甘美な響き……っ! 失敬。
 今回の被害者の名前はグレゴール君。僕の名前が漢字なのに被害者の名前が片仮名なのは気にしないでくれ。さてこのグレゴール君、夜寝る時に鍵を厳重に閉めないと眠れないと言う心配性の青年で、殺された日も玄関の鍵は勿論、彼の自室にも鍵がかかっていたという。彼の死に場所は、自室のベッドの上。どうやら、胸を短剣で一突きされたらしい。悲しいかな、グレゴール君は死後もしばらくそのまま放置され、部屋から出て来ない彼を心配した父親がドアを破壊してこの死体を発見したとのこと。そういえばこの父親がなかなかに乱暴な奴で、なんとチェーンソーでドアを……えっその話は知ってる? あっそう。
 と、とにかくだ。この難解な密室殺人を解くために、君たちの力を借りたい。君たちの質問を、僕が容疑者の皆さんにきいてくるから、その情報を頼りに犯人を見つけてくれ。それじゃあ、お手柔らかに頼むよ!

【容疑者リスト】
アダム:グレゴール君のお父さん。
イブ:グレゴール君のお母さん。
エリス:グレゴール君の妹さん。
ジュリエット:グレゴール君の恋人。
ロミオ:グレゴール君の幼馴染にして、ジュリエットのお兄さん。
アリス:グレゴール君の同僚。

(今回は真犯人が分かっても一週間経過するまで解説は出しません。是非この物語の謎を、全て解き明かしてください)
18年06月19日 22:46
【亀夫君問題】 [至告]

とりあえず第一部終了! 至君の次の活躍にご期待ください。




解説を見る
「犯人は家に入った後、屋根裏に侵入。そしてグレゴール君の部屋の上に辿り着いたら屋根裏から降りて、用意していた短剣でグレゴール君をぐさり! ……これがグレゴール君の殺し方だ。そうだろ、ロミオ?」
 突然名前を呼ばれたロミオは、当然「な、なんで僕に!」ときいてきた。
「なんでって、犯人が君だからだよ?」
 沈黙。犯人が激昂すると面倒くさいので、この隙に証拠をあげてしまおう。
「証拠は、この家の間取り。君の部屋にあったよ」
「それが何の証拠になるっていうんだ!」
 残念なことに、彼は君たちほど想像力が豊かではないようだ。さて、哀れなロミオのために説明せねば。
「では逆に、何の因果があって君がこの家の間取りを必要とする? それは簡単、グレゴール君の部屋を確実に把握するためだ」
 そこでロミオの言葉が詰まる。再びの沈黙。
「そんなっ、どうしてお兄様が……!」
 泣き崩れるジュリエットを尻目に、僕は淡々と説明を始めた。
「グレゴール君は確かに休まない社員だったけど、業績がいいわけではない。むしろ平均より下なくらいだ。そうでしょ? アリス」
 僕の言葉に、アリスは頷く。
「そんな彼と付き合い続けて、妹ちゃんが幸せになれるとは思わなかったんだろうね。しかし別れろと言っても、羨ましいほどラブラブカップルな君らを引きはがすのは至難の業だ。だから……」
「だから、だから殺したって言うの……?」
 すがるような目で兄を見つめるジュリエットだったが、ロミオは残酷にも、小さく頷いた。
「だって、しっかり働いているのに業績が悪い男に、最愛の妹を任せられるか! 確かに別れて欲しいとは思ってた。でも、あいつが『殺すしかない』って言ったから! だから僕は!」
 突然出てきた「あいつ」に場がざわめく。その言葉は、共犯者の存在を意味していた。しかし。
「諦めろ」
 僕は、犯人に何度も言った言葉を投げつける。
「今回の犯行は完全に君の私情。誰も、共犯者がいるとは信じられないさ」
 膝をつくロミオ。遠くから、サイレンの音が聞こえてきた。

 彼が言った「あいつ」につながるものは、何一つ出て来なかったらしい。ロミオ君、犯人とやり取りした手紙はちゃんと言いつけ通り燃やしてくれたようだね……えっなんでそれを僕が知ってるかって? 決まってんじゃん。僕が、ロミオにグレゴール君を殺させたからだよ。


───────────────────────────
『以下は個人的な愚痴、というか反省、というか言い訳、というか。まぁ裏設定知りたい方は読んでください』……本当なんなんだこのメモ?
 閑話休題。今回のあまりにも緩すぎる密室、そしてあまりにも緩すぎる犯人捜しを裏で組み立てていたのは、何を隠そうこの僕だ。実際のミステリーなら、確実に叩かれる。撲殺レベルでフルボッコにされる問題だろうね。
 実は、僕が犯行に助言をしたのは一度や二度じゃない。その度に、誰でも殺しが出来た状況に置いて殺人を行わせた。葉は森の中に、真犯人は多数の容疑者の中に隠せってね。で、今回は密室殺人事件を起こしてみようと思ったんだが……うーん、やっぱりいつもの癖が出ちゃってね。結局誰でも殺せる状況になっちゃった。その点に関しては謝罪しよう。
 うん? その犯人を自分の手で暴いちゃ意味がない? いやいや、謎は作ったからには解かないと。それに、犯行方法を指示すれば犯人から、犯人を暴けば遺族から、加害者と被害者の両方からお金がもらえるんだ。こんな稼ぎのいい趣味、やめられるわけがない。
 通常のミステリーとは違った視点での犯人捜しだったが、どうだったかい? 張り合いがなかった人のために、今度はちゃんとした密室殺人事件をお送りしよう。まずは今回、参加ありがとうね。
しにがみ差別「1ブックマーク」
カメオの前に死神が現れた
カメオ「俺を殺しに来たのか。」

死神は首を振り否定した。ただ旅行に来ているだけだという。

カメオ「死神が旅行なんてするのか?」
死神「してはいけませんか?」


その後死神はすぐに冥界に帰った
なぜだろう
21年08月29日 22:21
【ウミガメのスープ】 [アルタ]



解説を見る
カメオ「それはいいけど、そのでかい鎌とか絶対に銃刀法違反で捕まるぞ。」

死神「これは気づきませんでした。では置いてくるとしましょう。」
携帯電話と電話ボックス「1ブックマーク」
携帯電話が普及し始めたために、電話ボックス内の公衆電話が撤去された。
しかし、その電話ボックス自体は撤去されなかったという。
もちろんその電話ボックスを撤去することも可能だったのに、一体なぜ撤去されなかったのだろう?
21年09月11日 16:08
【ウミガメのスープ】 [ベルン]



解説を見る
その電話ボックスは図書館の中にある。
静かにしなければいけない図書館の中で、図書館の利用客がその電話ボックスの中で(携帯を使って)電話するため、電話ボックスは撤去されなかった