みんなのブックマーク

今宵のメニューは燻製ニシンとスープ

スープを飲み干した男

美味しい。最高だ。少ない予算でこれほどの料理を作れるなんて流石マクガフィンシェフだ

カニバリ料理人として有名な彼は背徳刑務所の終身受刑囚にして食事当番だ

男は明日出所する。もう二遠道を誤ったりしない

彼の作る至高の料理を食べる事は二度と無いと心に誓ったのだった

今日は｛バレンタインデー｝。

カメコはカメオにチョコレートを渡したいのだが、職場で堂々とチョコレートを渡す勇気は出ない。

そこで、他の社員にはバレないように、チョコレートコーヒーという形で気持ちを伝えることにしたのであった。

男は｛ストーカー｝だった。
そしてこの道は、男がストーキングしている女性が毎日帰り道に通行している道だった。この道に「タコ」を置いておくことで、女性がそのあまりに不自然な状況に興味を持って写メを撮り、SNSにアップロードすることを期待したのだ。
「#タコ」というキーワードでバズった投稿を検索すれば、その｛女性のアカウントを特定することができる｝のだ･･･。

電源の点いていないテレビに映りこんでいる、
自室に貼った｛ポスターの｝狩島ユミが喋り始めたから。

【落語の最中に客席で鳴り始めたスマホの着信音を、噺家がイジってネタにしたから。】

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新進気鋭の落語家・破雷亭 来福の一座。
『目黒のさんま』がクライマックスを迎える。


「このさんまは全く美味しゅうない！どこで獲ってきたのじゃ！？」

『日本橋の魚河岸にございます』

「それはいかん。さんまは目ぐ・・・【<<ピリリリリリリリ！！>>】

客席から電子音がけたたましく鳴り響く。

『｛・・・殿、スマートフォンが鳴ってござりまする｝』

「すまぬな、マナーモードにし忘れておった！・・・ってそんなモノが江戸にあるか！」

アクシデントをうまくイジって大爆笑をかっさらう来福。

「さんまは目黒、スマホの音量はミクロに限る」



万雷の拍手にて本日はお開きでございます。