みんなのGood

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ブラック企業に勤める田中。

就労時間を超えてもまだオフィスにいると部長がやってきて、無言で田中の眼前に社訓を近づけた。
いつも朝礼で社員全員大声で読み上げている社訓である。

暗黒ダークネス株式会社社訓
一、明日やろうはバカ野郎!
一、37度5分は平熱。もっと熱くなれ!
一、WORK or DIE!
一、上司の発言は御神託と知れ!
一、有休は怠け者が使うもの!
一、体罰は愛!殴る上司の心も痛い!
一、WORK or DIE!
一、会社が滅びれば社員も滅びる!
一、金が欲しいか!ならば働け!
一、WORK or DIE!

社訓を目の前にした田中も部長も無言のまま。
10秒ほど経つと部長は踵を返して去っていった。

もしこの時、田中がこの社訓を読み上げていたら田中は部長にぶん殴られていたであろう。

さてその理由とは?

※社訓の内容は謎の解明にまったく関係ありません
24年07月17日 20:46
【ウミガメのスープ】 [ダニー]



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ブラック企業を辞めようとしている田中。

今まで受けてきた精神的苦痛の仕返しをする為に、会社が隠蔽している脱税、セクハラ、横領、談合、カルテル、セクハラ、不当廉売などの証拠を集めようと就労時間後に会社に忍び込んだ。

「この資料と…この資料と… めっちゃ簡単に見つかるやん」
順調に証拠を集める田中。

その時、廊下から足音が聞こえてきた。

この靴の音は部長だ。身体が覚えている。

部長にこんなところを見つかったら叱責だけでは済まない。
正拳突きの10発や20発は覚悟しなければならない。

隠れなければ!しかしオフィスにはそんなスペースがない!

田中は咄嗟にオフィスの入り口に向かった。
入り口のドアは開き戸。
部長がドアを開けるとその内側は死角になる。
もちろん中に入られると一巻の終わり。
しかしもうここしか姿を隠すところはない。

そして部長がドアノブに手をかけた。
開かれるドア。
ドアには社訓が書かれた紙が貼ってあるのだが、それが田中の眼前に向かってくる。

(WORK or DIE!ってなんだよ…)
クソみたいな十ヶ条が並んでいる。
朝礼の時のように大声で読み上げれば、すぐに部長に見つかるだろう。

10秒ほど中の様子を観察した後、部長は踵を返して去っていった。

「…助かった」

田中はなんとか見つからずにこの場を切り抜けることができた。

でも一連の田中の行動はオフィスに仕掛けられた隠しカメラ、また田中の皮膚に(秘密裡に)埋め込まれている盗聴器などによって上層部にバレてしまい、告発前に揉み消されたのであった。

現在、田中は会社の地下にある強制労働施設で元気に働いている。手取り91000ペリカ。
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昼食の時間に、カメオは「たぬき」を選び、カメコは「きつね」を選んだ。
その後2人のもとには「カレーうどん」が配膳された。
配膳ミスではなく、2人は喜んで食べた。
どういうことだろうか?
20年07月31日 18:55
【ウミガメのスープ】 [ハイジ]



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ここはラテラテ保育園。
給食の時間になり、皆が集まったタイミングで保育士が園児たちにお遊戯会の配役の希望を聞いて回った。
演目は「こぶたぬきつねこ」でコブタ・タヌキ・キツネ・ネコに分かれてダンスを踊る。

カメオ「僕、タヌキがやりたい!」
カメコ「カメコはキツネさんがいいなぁ」
先生「タヌキとキツネは2人で決まりね!」

2人とも希望が通ったのでニコニコだ。
そこへ給食のカレーうどんが配膳されてきた。
良いことがあった後の給食は特別に美味しいのだろう。
2人はおかわりもして、食後はたっぷりとお昼寝をした。

カメオもカメコも健やかに育っておくれ。
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五輪代表に、アマノ、イノハラ、ウメザワ、エザキ、オダの5人が選ばれた。
発表記者会見の席では、副主将イノハラが「ルールを守りましょう。子供が見てますから」と発言し、
記者団から拍手喝采を浴びる一幕もあった。
だが。
内部告発により、イノハラがチームスタッフ・ナオと不倫している疑惑が浮上。
聴取を経てイノハラは不倫を認め、代表辞退を申し出る結果となった。
そしてさらに。

選手変更の期日は過ぎてしまっていて、それ以後の選手交代については、
システムとして、病気やケガといったドクターによる証明が必要となる。
今回の場合はそれに適さないと判断され、補欠選手の繰り上がりは行われず、
本来5人のところ、4人で戦わざるを得ない状況になったと発表された。

それを聞いた代表選手アマノは、こう思った。
「これは私に対する復讐だ」
なぜか。
24年07月21日 11:48
【ウミガメのスープ】 [油獣]



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イノハラがナオと不倫していることをうっすら知っていて、見て見ぬふりをしていたアマノ。
だが、イノハラとナオが2人がどこかに行っていたとみられる翌日、
ナオが体調不良でダウンし、同時にイノハラも体調が悪いのにそれを隠している様子がうかがえたため、
アマノは、イノハラが不倫相手ナオと同じ病気にかかっている疑いがあると通報した。

チームからの聴取を受け、
もはや不倫発覚と体調による代表辞退が避けられない状況となったイノハラは、
ドクターの診断を受ける前に、自ら不倫を認めて辞退して雲隠れした。
内部告発者およびそれを含む代表チームへの復讐のため、
イノハラは病気による選手交代という形を取らせず、補欠選手の繰り上がりを封じ、
4人で戦わざるを得ない状況を作り上げたのだ と
当の内部告発者にして、負担を強いられる代表選手アマノは思った。
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旬の味覚であるラテウオを味わうべく、ラテウオの生息地として有名なラテラテ湖にやってきたカメオ。

どこで釣ることにしようかと湖を歩き回っていると、さっそく湖面にお目当てのラテウオの姿を発見した。

すると、カメオはそのラテウオを釣り竿を使わず素手で捕獲した。

一体なぜだろうか?
24年07月21日 19:33
【ウミガメのスープ】 [ぺてー]



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【A.】 ラテウオは凍りついた湖面の上で跳ねていたため。


【冬】のラテラテ湖は、{凍りついた湖面に穴を開けてラテウオ釣りをする}人々で賑わっている。

そんなラテラテ湖にやってきたカメオは、ラテウオ釣りをするスポットを探して湖を歩き回っていた。

すると、釣り人が開けた穴から飛び出し、{凍りついた湖面の上でピチピチと跳ねているラテウオ}を発見した。

カメオ「お、ラッキー!」

カメオは湖面で跳ねるラテウオを素手で捕まえると、クーラーボックスに投げ入れたのであった。
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僕が学生だった頃、よく一緒に過ごしていた友人がいた。
彼は若いのに金を持っていて、色々な事を知っていた。

「お前 無声映画観たことある? 明日一緒に観に行かないか」
あの日 彼がこう言ったのをよく覚えている。
当時でも珍しかった無声映画を、彼の誘いで初めて観たのだ。
「こんな表現があったのか」あの衝撃は今でも忘れられない。
彼がいなければ、映画プロデューサーとして歩む 僕の今の人生は、なかったことだろう。

彼は言っていた。
「俺はタイムトラベラーなんだ」
その言葉は本当だったのだろうと、今にして振り返れば思う。
なぜか。
24年05月04日 18:10
【ウミガメのスープ】 [油獣]



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「お前 無声映画見たことある? 明日一緒に観に行かないか」
あの日 彼がこう言ったのをよく覚えている。
当時は、無声映画が初めて世に現れた頃だった。
トーキー映画が誕生する前であり、映画といえば無声のものしかなかったのだ。

当時「無声映画」という言葉はなかった。その時代にその言葉を使ったのは、彼だけだ。