みんなのGood

狼のいる道は安全「12Good」
良質:6票納得感:6票
祖国へ帰るカメオの前に、ふたてに分かれた道が現れた。
右は荒れていて無数の人食い狼が唸り声をあげる道。左は静かで歩きやすい安全な道。
カメオは事前に道の情報を得ていたはずなのに、何故か右の道を選んだ。
そして後から来る人々も、やはり右の道を進んだという。
なぜ皆、安全な左の道を選ばなかったのだろう?
21年12月08日 20:30
【ウミガメのスープ】 [koto]



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カメオは祖国のスパイ。
諜報を終えて、国へと帰る直前に正体がバレてしまい、敵国の多くの追手達に追われる身となってしまった。
迫り来る追手から逃げる最中、例のふたてに分かれた道へとでる。

このままでは追いつかれると考えたカメオは、自分の足音や気配を少しでも紛らわせるため、また追手の意識を人食い狼に向けさせるため、右の道を選んだ。
カメオが右の道を逃げたのだから、カメオを追う追手達も当然右の道を進んだのであった。
トリック:6票物語:1票納得感:5票
数年付き合ってきた彼氏、マコトと大喧嘩のすえ、別れることを決意したサクラ。
(もう二度とマコトの顔なんて見たくない)

二人が別れた数日後、ふとCDショップに立ち寄ったサクラ。
そこでサクラが見つけたのは、サクラとマコトが大好きなバンド「クルシオーズ」のCD。
(あのCD… カメオにあげよう)
そう思ったサクラは、そのクルシオーズのCDを購入した。

この行動は、サクラがマコトのことを心から嫌いになったからなのだが、一体どういうことだろうか?
21年12月21日 20:36
【ウミガメのスープ】 [ベルン]

「カメオ」→「マコト」です、すみません




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音楽をCDで聞くのが主流だった時代。

(もう二度とマコトの顔なんて見たくない)
同棲していたマコトの家から荷物をまとめ、実家に帰ったサクラ。

それから数日後。
実家周辺を散歩していると、昔よく行っていた近所のCDショップを発見。
久しぶりにと立ち寄ってみると、そこにはサクラとマコトが大好きなバンドのCD「インペル」を発見した。
(…あ! 私が前に買ったCDじゃんこれ。
マコトの家に置きっぱなしだ…取りに行くのは絶対に嫌だし…
まぁいっか、あのCD、マコトにあげよう。
…ということは私がインペルを聞けなくなるのか。 仕方ない、買おう)

そうして新たにCDを買ったサクラだった。
良質:9票物語:2票納得感:1票
カメオはカメコとのデートをとても楽しみにしていたのに
カメオが昨晩、ウミガメのスープを飲んだためにカメコとのデートは中止となった。

一体なぜ?


この問題はBS問題なのです
出題から30分経過するかその前に正解が出ますと1時間のBSタイムに入ります。
BSタイム中はネタ質有り、雑談あり、ボケてよしのマナーと良識を守った無礼講のお祭りタイムに入るのです。
BS終了後は速やかに質問を解く作業に戻るのです
21年12月26日 21:00
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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海が見えるレストランでウェイターをしていたカメオ。

カメオは昨晩、ある男がウミガメのスープを注文したのですが
その男は最初の一口をスプーンですくいその後は一切口を付けることなくすぐにお会計を支払いかえってしまったのです。


折角のウミガメのスープを片したカメオは勿体ないと思ってしまった。
他人が飲んで残したスープならばカメオも飲もうと思わないが
これは一杯すくっただけで出した状態のまま変わりないじゃないか

第一これいくらすると思ってんだ。なかなか味わえるもんじゃないんだぞ
葛藤したカメオはウミガメのスープの魅力に抗えず飲んでしまったのです。



その後、警察が来て先ほどウミガメのスープを飲んだ男が自殺をしたことを知った。
ただ困ったことに男には何の【自殺をする理由】も見当たらず
分かっていることはどうやら{『ウミガメのスープを飲んだから死んだ』}っと言うことだった。




カメオは恐怖した。

怖くて怖くてたまらなかった。


自殺をした人間が飲んだスープ。


自殺の原因となってしまったうみがめのスープ。

カメオには何故男が自殺してしまったのか分からない。


でも解き明かさないと、真相を解明しないと・・・・



だって{<カメオも食べてしまったのだから!!!!>}




デートをしている余裕なんてカメオには無かったのです。












{呼び止められただけの店員の卑業}









皆様ご参加ありがとうございました(゚д゚)ゞ


今年も1年お疲れ様でした。来年もよろしくなのです。


良質:3票トリック:1票物語:5票納得感:3票
米田一斗は、秋野桜からバレンタインチョコをもらった。
本命チョコかどうか聞いてみると、桜は意味深な笑みを浮かべて謎かけを披露した。

「{このチョコ}とかけまして、{最終回の先攻の攻撃で勝敗が決まった野球の試合}と解きます。その心は、どちらも…」

謎かけのオチを聞いても、本命チョコなのか義理チョコなのかわからなかったし、チョコには何のメッセージも添えられていなかった。
それでも、季節外れな形のチョコを一枚一枚食べていった一斗は、「桜がくれたのは本命チョコだ」と確信した。

一体なぜ?
22年02月24日 22:51
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]

Special Thanks:ほずみさん、るょさん




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<《 謎かけ 》>

{このチョコ}とかけまして、{最終回の先攻の攻撃で勝敗が決まった野球の試合}と解きます。
その心は、【どちらも{九回のうらない}({占い}/{裏ない})】です。



<《 簡易解説 》>

「本命チョコか?」という質問に「チョコは占い」という意味の謎かけが返ってきて、その場では答えがわからなかった。
家でチョコを見てみると花びらが九枚の花の形だったので、「九回の占い」とは花(秋桜)を模した{チョコ}で行う{花占い}のことだとわかった。
「桜は一斗のことが好き?」と占ってみると「{好き}」という結果になったため、そうなるように作った桜は一斗のことが好き(つまりくれたチョコは本命チョコ)だと確信した。








………………………………………………………





桜は、幼なじみの一斗のことが好きだったけど、なかなか言い出せなかった。
一斗の妹の百合によると、桜と一斗は両片想いらしいのだけど…

「絶対、一斗も桜のこと好きだって!」

「うーん…でも、そんな素振りなくない?」

「素振りっていうか…ほら、私と一斗は双子だから、何となくそういうの伝わってくるんだよね」

「えぇ…何それ。うさんくさすぎる」

「私にも上手く説明できないから信じなくてもいいけどさ、とりあえず試しに一斗にほんのりアプローチしてみたら?脈ありっぽいなって思ったら、一斗も告白しやすいと思うのよね。万が一両想いじゃなかったとしても、うまくいけば桜を意識するきっかけになるかもだよ!」


今の関係が壊れるのは怖いけど、異性として意識してもらいたい。
そう思った時、桜の脳裏に苦い記憶が蘇った。

六歳の頃、一斗は茜ちゃんという子が好きだった。
「茜ちゃんにどう思われてるかな?」と一斗に相談された時、すごくもやもやしたのを覚えている。
思えばその頃から、桜は一斗のことが好きだったのだろう。
一斗が自分以外の女の子に好意を持ったことが、{自分が何とも思われてないんだということが悲しかった}。

一斗を取られるのは嫌。
でもそんなこと言えなかったから、桜は一斗に一輪の秋桜を渡した。
そして、何食わぬ顔で「花占いしてみなよ」と勧めたのだ。
わざわざ花びらを数えたから、最後が「嫌い」になるってわかっていたのに。

花占いの結果に不貞腐れる一斗を見たら、もっともやもやが酷くなった。

そんなことしても、何の意味もなかった。
茜ちゃんの本当の気持ちもわからないし、一斗の好きな子が茜ちゃんなのは変わらないんだから。
桜が、ただ自分勝手に一斗を傷つけただけだった。


あの思い出をやり直したいと思った桜は、秋桜の形のチョコを作ることに決めた。
手作りなら、花びらの数を自由に変えて花占いができる。
今度は「好き」になるように、花びら九枚の秋桜を作れば良いのだ。

バレンタインはいつも、恥ずかしくていかにもな義理チョコしか渡せなかった。
今年急に、綺麗にラッピングした手作りチョコをあげたら、どういうつもりか一斗も疑問に思うだろう。

{でも、一斗がチョコで花占いをしなければ、桜の気持ちは一斗に気づかれない。
もし一斗が、「桜は自分に気があるのか?」と気になったとしたら、今度は桜を想って花占いしてくれたなら。
その時は、桜の気持ちが伝わるように}チョコに想いを託そうと思った。

百合も「一斗が鈍すぎたらフォローしとくね!」と応援してくれている。
逃げ道を作って、百合に頼ってばかりで情けないけど、桜は桜なりに一歩踏み出すことにした。
むぎのゆりかご「12Good」
良質:3票物語:7票納得感:2票
ミズエは自分で揺らした買い物カゴの中で転がるビールの缶を見ると、
つい手に取っていたビスケットを棚に戻した。一体なぜ?
22年02月26日 20:47
【ウミガメのスープ】 [春雨]



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◆簡易まとめ◆
ベビーカーを揺すって息子をあやす癖で買い物カートを前後に動かしてしまったミズエは
カゴの中で転がるビールの缶を見て「もう息子は亡くなったのだ」と改めて実感し、
いつものように手に取った息子のおやつのビスケットをそっと棚に戻した。


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『…… xx日xx時xx分頃、xx市xx区の県道でベビーカーを押しながら横断歩道を歩いていたxx歳の主婦が減速しないまま進行してきた乗用車に撥ねられた。この事故でベビーカーに乗っていたx歳の幼児がx時間後に死亡。幼児の母にあたる主婦も軽傷を負った。xx県警xx署の調べによると ……』

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痛ましい事故から少し経った後、ミズエの怪我は回復したが心の傷は癒えないままだった。迫る軽自動車、信号機、横断歩道、ベビーカー……。あの日のあの瞬間のあの光景が目に焼き付いたまま、毎日眠れぬ夜を過ごすミズエは久しぶりにお酒でも飲もうかと小雨のそぼ降る中、傘もささずにスーパーマーケットへと向かった。
子育てに必死だった日々、ビールを飲む余裕も無かった日々を、全て忘れ去ってしまいたい気持ちで手に取った缶は買い物カゴのすみに大人しくおさまっていた。

(今日の晩御飯は何にしようかな……。簡単に作れるものが良いかな……)

ぼうっと考え事をしながらも、通いなれたスーパーでは歩みを緩めることもなく、いつも通りにお菓子コーナーの一角で、息子のおやつのビスケットを手に取った……。



ころん――



ふと買い物カゴに目を落とすと先ほどのビール缶が前後に揺られていた。その時、無意識に息子をあやすためベビーカーのように買い物カートを前後に揺すっていたことを自覚した。

ああ、これはベビーカーではないのだ、息子はもういないのだ

と無機質な銀色の缶に改めて突きつけられた思いがして、手に取ったおやつをそっと、棚に戻したのだった。

(やっぱり、元気が出るご飯にしよう)


外に出れば、雨はあがっていた。
まだまだ晴れ間は見えないけれど曇ったままでも進んでいこう。
ミズエはそう思った。