「寡黙な転入生」「3Good」
物語:2票納得感:1票
夏休み前に転入してきたカメコはとても寡黙で、クラスメイトに話しかけられても無言でいることが多く、馴染めずにいた。
しかし、クラスメイトのお誕生日会に参加した後からは、カメコは人が変わったように饒舌になり、無事にクラスに馴染むことができた。
お誕生日会で、いったい何があったのだろう?
★SPのkUmaさん、ありがとうございました!
しかし、クラスメイトのお誕生日会に参加した後からは、カメコは人が変わったように饒舌になり、無事にクラスに馴染むことができた。
お誕生日会で、いったい何があったのだろう?
★SPのkUmaさん、ありがとうございました!
25年03月16日 21:12
【ウミガメのスープ】 [アメミヤ]
【ウミガメのスープ】 [アメミヤ]

※2025年3月16日にCindyで出題済みの問題です。
解説を見る
【簡易解説】
異星人であるカメコは、嘘がつけない性格のため、身バレを恐れて会話の輪に入れずにいた。
しかし、扇風機で宇宙人ごっこをしていた級友を目撃し、「地球に宇宙人ごっこという遊びがあるのなら、ありのまま正直に話しても冗談と受け止めてもらえるのではないか」と思い積極的に話せるようになったのだ。
【長文解説】
とある星から派遣された正直者の異星人・カメコは、転入先の学校で困っていた。
嘘がつけない性格のため、クラスメイトたちに「どこから来たの?」「どんな食べ物が好き?」「趣味は?」などと聞かれても適当に答えることもできず無言になってしまうのだ。
そんな折、夏休み期間中のお誕生日会で、カメコはある光景を目撃した。
扇風機に向かって「我々は宇宙人だ」と叫ぶクラスメイトの姿だ。
「みんな、何してるの?」
「遊びだよー、冗談みたいなものだけど……我々は宇宙人だ〜って。私達は地球人だけど、広い目で見たらそうだし、嘘じゃないよね。」
「……うん!」
それ以降、カメコはどんな質問に対しても正直に答え、みんなは冗談と受け止め宇宙人キャラが定着し、カメコ自身もそれを受け入れ……無事にクラスの輪に溶け込むことができたのだ。
めでたし。
異星人であるカメコは、嘘がつけない性格のため、身バレを恐れて会話の輪に入れずにいた。
しかし、扇風機で宇宙人ごっこをしていた級友を目撃し、「地球に宇宙人ごっこという遊びがあるのなら、ありのまま正直に話しても冗談と受け止めてもらえるのではないか」と思い積極的に話せるようになったのだ。
【長文解説】
とある星から派遣された正直者の異星人・カメコは、転入先の学校で困っていた。
嘘がつけない性格のため、クラスメイトたちに「どこから来たの?」「どんな食べ物が好き?」「趣味は?」などと聞かれても適当に答えることもできず無言になってしまうのだ。
そんな折、夏休み期間中のお誕生日会で、カメコはある光景を目撃した。
扇風機に向かって「我々は宇宙人だ」と叫ぶクラスメイトの姿だ。
「みんな、何してるの?」
「遊びだよー、冗談みたいなものだけど……我々は宇宙人だ〜って。私達は地球人だけど、広い目で見たらそうだし、嘘じゃないよね。」
「……うん!」
それ以降、カメコはどんな質問に対しても正直に答え、みんなは冗談と受け止め宇宙人キャラが定着し、カメコ自身もそれを受け入れ……無事にクラスの輪に溶け込むことができたのだ。
めでたし。
「獅子死視戦線」「3Good」
納得感:3票
異星ナスビス。
この星では市民の娯楽として、宇宙生物のコスモライオン同士を闘わせる"グラディオン"という競技が大人気だ。
この"グラディオン"を実施する際、コスモライオンの闘争心を刺激するために、事前にコスモライオンの身体に興奮作用のある発光塗料を塗ることにしている。
しかし最近の研究によると、コスモライオンは非常に目が悪く、発光塗料の効果は殆ど無いということがわかった。
それにもかかわらず未だに"グラディオン"では、「コスモライオンを興奮させるために発光塗料を用いている」のだという。
一体どういうことだろう?
この星では市民の娯楽として、宇宙生物のコスモライオン同士を闘わせる"グラディオン"という競技が大人気だ。
この"グラディオン"を実施する際、コスモライオンの闘争心を刺激するために、事前にコスモライオンの身体に興奮作用のある発光塗料を塗ることにしている。
しかし最近の研究によると、コスモライオンは非常に目が悪く、発光塗料の効果は殆ど無いということがわかった。
それにもかかわらず未だに"グラディオン"では、「コスモライオンを興奮させるために発光塗料を用いている」のだという。
一体どういうことだろう?
25年03月20日 21:47
【ウミガメのスープ】 [器用]
【ウミガメのスープ】 [器用]
解説を見る
A、{観客を興奮させて賭けに熱中させるため}だが、{それを公言すると非常に聞こえが悪いため、表向きは「コスモライオンを興奮させるため」ということにしている。}
「グラディオン」は宇宙生物コスモライオンを闘わせ、その勝敗を予想する{賭博}である。
以前は闘いを派手にするため、コスモライオンの身体に興奮作用のある発光塗料を塗り、闘争心を刺激するようにしていた。
だがそれも過去の話。
最近の研究によると、コスモライオンは非常に目が悪いらしい。その代わりに嗅覚が発達しており、匂いで獲物を識別しているそうだ。
つまるところ、発光塗料の光なんて殆ど認識しておらず効果はなかった。
───まあ、それはそれで良いのだ。
{激しく闘うコスモライオンを目で追えば、自然と塗料の光が目に入る。
塗料の効果で観客達が興奮すれば、より賭けに熱中するだろう?}
そうすれば賭金も増える。ハマる者も増える。
そうすれば、"グラディオン"による私の収入も増える。
ただ、「観客を興奮させて賭博にハマらせているために塗料を使い続けている」なんて、おおっぴらに言うとあまりに聞こえが悪い。
なので未だに、{「コスモライオンを興奮させるために発光塗料を用いている」ということにしている。}
だから君も、そういうことにしておいてくれたまえ。
ネタ提供:だだだださん
「グラディオン」は宇宙生物コスモライオンを闘わせ、その勝敗を予想する{賭博}である。
以前は闘いを派手にするため、コスモライオンの身体に興奮作用のある発光塗料を塗り、闘争心を刺激するようにしていた。
だがそれも過去の話。
最近の研究によると、コスモライオンは非常に目が悪いらしい。その代わりに嗅覚が発達しており、匂いで獲物を識別しているそうだ。
つまるところ、発光塗料の光なんて殆ど認識しておらず効果はなかった。
───まあ、それはそれで良いのだ。
{激しく闘うコスモライオンを目で追えば、自然と塗料の光が目に入る。
塗料の効果で観客達が興奮すれば、より賭けに熱中するだろう?}
そうすれば賭金も増える。ハマる者も増える。
そうすれば、"グラディオン"による私の収入も増える。
ただ、「観客を興奮させて賭博にハマらせているために塗料を使い続けている」なんて、おおっぴらに言うとあまりに聞こえが悪い。
なので未だに、{「コスモライオンを興奮させるために発光塗料を用いている」ということにしている。}
だから君も、そういうことにしておいてくれたまえ。
ネタ提供:だだだださん
「【ラテクエ再】さそそそそ」「3Good」
納得感:3票
とある海の見えるレストランの厨房で、オーナーシェフの遺体が発見された。
そばには、血で書かれた「さしすせそ」の文字。
それを見た刑事・カメオは呟いた。
「なるほど、犯人が分かった」
一体どういうことだろうか?
そばには、血で書かれた「さしすせそ」の文字。
それを見た刑事・カメオは呟いた。
「なるほど、犯人が分かった」
一体どういうことだろうか?
25年03月23日 11:59
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
解説を見る
血で描かれた{さしすせそ}の模様
これはなんだろう?何処かの国の文字なのかな?
そこへ偶々やってきた刑事の亀夫は一目見てこれが日本語だと分かった。そして他のシェフ達が日本語を全く分からない事も
亀夫『最近日本人を見ませんでしたか?勿論、私以外で』
直ぐにオーナーシェフの知り合いの日本人が呼び出され尋問により犯行を認めた
オーナーシェフは調味料関係の話題で彼に教わった【さしすせそ】の文字を咄嗟に書いたのだった
これはなんだろう?何処かの国の文字なのかな?
そこへ偶々やってきた刑事の亀夫は一目見てこれが日本語だと分かった。そして他のシェフ達が日本語を全く分からない事も
亀夫『最近日本人を見ませんでしたか?勿論、私以外で』
直ぐにオーナーシェフの知り合いの日本人が呼び出され尋問により犯行を認めた
オーナーシェフは調味料関係の話題で彼に教わった【さしすせそ】の文字を咄嗟に書いたのだった
「20の扉で遊びたい!」「3Good」
トリック:2票納得感:1票
やぁ皆さん!私はカメオ。突然20の扉で遊びたくなってね。1年の中で私が最も好きな日を当ててほしい!勿論質問制限はないよ!
25年04月01日 00:04
【20の扉】 [オンモラッ]
【20の扉】 [オンモラッ]

闇スープです。
解説を見る
答え4月1日。なお4月1日の間カメオは嘘をつき続ける。
「幸せになれる催眠術」「3Good」
物語:3票
「探さないでください」
恋人が書き置きを残して行方不明になって一年。
離小島君はここ数日、彼女との想い出の地を巡っていた。
二人が初めて出会った海岸。
毎年訪れていたキャンプ場。
初デートの水族館。
そして去年花見に行った公園で、彼女を撮影した写真を眺めていると、そこに彼女が現れた。
「こんなところに、いたんだね」
彼女の方を向き、そう話しかける離小島君。
そんな離小島君が彼女ではなく、その後ろの桜の木を見ているのはなぜ?
SPわかめさんです。あらためてありがとうございました(。-_-。)
恋人が書き置きを残して行方不明になって一年。
離小島君はここ数日、彼女との想い出の地を巡っていた。
二人が初めて出会った海岸。
毎年訪れていたキャンプ場。
初デートの水族館。
そして去年花見に行った公園で、彼女を撮影した写真を眺めていると、そこに彼女が現れた。
「こんなところに、いたんだね」
彼女の方を向き、そう話しかける離小島君。
そんな離小島君が彼女ではなく、その後ろの桜の木を見ているのはなぜ?
SPわかめさんです。あらためてありがとうございました(。-_-。)
25年04月03日 20:01
【ウミガメのスープ】 [ダニー]
【ウミガメのスープ】 [ダニー]
解説を見る
要約解説
自分の余命が僅かであることを知り、それを悟られないよう離小島君から離れようと決意した彼女。
書き置きを残して離小島君の元を去り、そして病院で亡くなった。
離小島君は彼女を探し続けたが見つけることができずに一年が経過。
これを最後に、と諦観の気持ちで彼女との想い出の地を巡ることにした。
彼女が残していったポラロイドカメラを持って。
そして去年花見をした公園で桜の木を撮影。
写真にゆっくりと画像が浮んでくる。
そして{そこに幽霊となった彼女の姿が現れた。}
「こんなところに、いたんだね」
彼女の方を向き、そう話しかける離小島君だが、霊感のない離小島君は彼女の姿を見ることができず、その後ろの桜の木を見ることになった。
「かなり進行しています。おそらく持って3ヶ月でしょう」
目の前の医者が言葉をうまく理解できない。
3ヶ月?3ヶ月後に何が起こるの?
気づいたら病院の裏の公園で呆然と立ち尽くしていた。
病院からどうやってここまで来たか記憶がない。
「残り3ヶ月の、命…」
昨日彼氏とここで花見をしたことを思い出す。
来年も一緒に見にこようね、と。
だけどその約束は果たせない。
昨日はそんなこと想像することさえできなかったのに。
私は、ある決断をした。
「もう一年、か…」
簡素な書き置きだけを残して彼女が消えてしまってから一年が経とうとしていた。
もともと身寄りがいない彼女の足取りを探すのは困難で、なんの手がかりも掴めないまま時間だけが過ぎていった。
これを最後に、と離小島君は半ば諦観の気持ちで彼女との想い出の地を巡ることにした。
彼女が残していったポラロイドカメラを持って。
二人が初めて出会った海岸。
毎年訪れていたキャンプ場。
初デートの水族館。
当時のことを思い返しながら歩む旅路。
ポラロイドカメラは持参したものの、良い景色に遭遇してもそれを使うことはなかった。
そこに圧倒的に足りないものがあるからだ。
それでも離小島君はストラップで首からぶら下がっているそれの重みが、この旅には必要なものだと感じていた。
ここが最後、と足を向けたのは総合病院の裏にある桜が有名な公園。
ちょうど一年前に花見をした公園で、あの時のように満開の桜が離小島君を迎え入れた。
一年前にレジャーシートを広げた場所に立っている桜の木を見上げて、離小島君は衝動的にそれをポラロイドカメラで撮影した。
ジジジッと音を立てながらカメラからゆっくりと出てくる写真。
真っ白な状態から徐々に風景が浮かび上がってくる。
満開の桜とともに。そこには誰もいないはずなのに。
その写真に彼女の姿が現れた。
慌てて視線をあげて桜の方を見ても誰もいない。
しかし写真にはうっすらと、だけど確実に彼女とわかる人が写り込んでいる。
「こんなところに、いたんだね」
その状況で全てを察した離小島君は彼女のいる方向に向かって話しかけた。
満開の桜の木を見つめながら。
もう見ることも話すことも触れることもできなくなった彼女。
でも彼女は確かにここにいるのだ。
離小島君は桜の木の下に腰を下ろして、ゆっくりと目を閉じた。
エピローグ
「あのすいません、僕、人を探してまして。一年ほど前にここに鼠屋敷という女性が入院されていませんでしたか?」
「え?あ、あー!人違いだったらごめんなさい、もしかして離小島さん、ですか?」
「は、はい。離小島といいます」
「鼠屋敷さん、確かにここで入院しておりました。そして、その、半年前に、息を引き取られ、ました」
「・・・」
「末期の癌、でした」
「・・・覚悟はできていました」
「わ、私、鼠屋敷さんからお手紙を預かっているんです!あなたが来たら渡してほしいって」
離小島 さま
これを読んでいるということは私のこと、探してくれたんだね?
探さないでって言ったのに…
本当は「好きな人ができた」とか「嫌いになった」とか書き足して、私のこと諦めてもらおうと思ったんだけど。
でも書けなかった。どうしてもあなたに嫌われたくなかった。
迷惑をかけると分かっていながら、こうやって探しに来てくれることを心の中では望んでいたのかもしれません。
でも、私のことに捉われずに新しい人生を生きてほしいっていう気持ちも本当なの。
説得力を失ってしまったかもしれないけど。
私はあなたの幸せそうな笑顔が大好きだから。
だから私のことは忘れてください。
新しい人生を生きてください。
これを読み終わったらあなたは私のことを忘れます。
きれいさっぱり忘れます。
新しい人生に、仕事に、そして恋に、前向きになります。
はい、ワンツースリー!
「そんな簡単に忘れられるわけ、ないじゃんよ…」
自分の余命が僅かであることを知り、それを悟られないよう離小島君から離れようと決意した彼女。
書き置きを残して離小島君の元を去り、そして病院で亡くなった。
離小島君は彼女を探し続けたが見つけることができずに一年が経過。
これを最後に、と諦観の気持ちで彼女との想い出の地を巡ることにした。
彼女が残していったポラロイドカメラを持って。
そして去年花見をした公園で桜の木を撮影。
写真にゆっくりと画像が浮んでくる。
そして{そこに幽霊となった彼女の姿が現れた。}
「こんなところに、いたんだね」
彼女の方を向き、そう話しかける離小島君だが、霊感のない離小島君は彼女の姿を見ることができず、その後ろの桜の木を見ることになった。
「かなり進行しています。おそらく持って3ヶ月でしょう」
目の前の医者が言葉をうまく理解できない。
3ヶ月?3ヶ月後に何が起こるの?
気づいたら病院の裏の公園で呆然と立ち尽くしていた。
病院からどうやってここまで来たか記憶がない。
「残り3ヶ月の、命…」
昨日彼氏とここで花見をしたことを思い出す。
来年も一緒に見にこようね、と。
だけどその約束は果たせない。
昨日はそんなこと想像することさえできなかったのに。
私は、ある決断をした。
「もう一年、か…」
簡素な書き置きだけを残して彼女が消えてしまってから一年が経とうとしていた。
もともと身寄りがいない彼女の足取りを探すのは困難で、なんの手がかりも掴めないまま時間だけが過ぎていった。
これを最後に、と離小島君は半ば諦観の気持ちで彼女との想い出の地を巡ることにした。
彼女が残していったポラロイドカメラを持って。
二人が初めて出会った海岸。
毎年訪れていたキャンプ場。
初デートの水族館。
当時のことを思い返しながら歩む旅路。
ポラロイドカメラは持参したものの、良い景色に遭遇してもそれを使うことはなかった。
そこに圧倒的に足りないものがあるからだ。
それでも離小島君はストラップで首からぶら下がっているそれの重みが、この旅には必要なものだと感じていた。
ここが最後、と足を向けたのは総合病院の裏にある桜が有名な公園。
ちょうど一年前に花見をした公園で、あの時のように満開の桜が離小島君を迎え入れた。
一年前にレジャーシートを広げた場所に立っている桜の木を見上げて、離小島君は衝動的にそれをポラロイドカメラで撮影した。
ジジジッと音を立てながらカメラからゆっくりと出てくる写真。
真っ白な状態から徐々に風景が浮かび上がってくる。
満開の桜とともに。そこには誰もいないはずなのに。
その写真に彼女の姿が現れた。
慌てて視線をあげて桜の方を見ても誰もいない。
しかし写真にはうっすらと、だけど確実に彼女とわかる人が写り込んでいる。
「こんなところに、いたんだね」
その状況で全てを察した離小島君は彼女のいる方向に向かって話しかけた。
満開の桜の木を見つめながら。
もう見ることも話すことも触れることもできなくなった彼女。
でも彼女は確かにここにいるのだ。
離小島君は桜の木の下に腰を下ろして、ゆっくりと目を閉じた。
エピローグ
「あのすいません、僕、人を探してまして。一年ほど前にここに鼠屋敷という女性が入院されていませんでしたか?」
「え?あ、あー!人違いだったらごめんなさい、もしかして離小島さん、ですか?」
「は、はい。離小島といいます」
「鼠屋敷さん、確かにここで入院しておりました。そして、その、半年前に、息を引き取られ、ました」
「・・・」
「末期の癌、でした」
「・・・覚悟はできていました」
「わ、私、鼠屋敷さんからお手紙を預かっているんです!あなたが来たら渡してほしいって」
離小島 さま
これを読んでいるということは私のこと、探してくれたんだね?
探さないでって言ったのに…
本当は「好きな人ができた」とか「嫌いになった」とか書き足して、私のこと諦めてもらおうと思ったんだけど。
でも書けなかった。どうしてもあなたに嫌われたくなかった。
迷惑をかけると分かっていながら、こうやって探しに来てくれることを心の中では望んでいたのかもしれません。
でも、私のことに捉われずに新しい人生を生きてほしいっていう気持ちも本当なの。
説得力を失ってしまったかもしれないけど。
私はあなたの幸せそうな笑顔が大好きだから。
だから私のことは忘れてください。
新しい人生を生きてください。
これを読み終わったらあなたは私のことを忘れます。
きれいさっぱり忘れます。
新しい人生に、仕事に、そして恋に、前向きになります。
はい、ワンツースリー!
「そんな簡単に忘れられるわけ、ないじゃんよ…」