みんなのブックマーク

新鮮な血風録「1ブックマーク」
結核という病魔に侵された天才剣士・オソウジ。
先日のエチゴヤ事件では活躍したものの口元からは真っ赤な血を流し、戦線を離脱していた。

診察を受けたオソウジだが、名医・マツモトから「再びこのような結核の症状が現れることがあれば、間違いなくその場で死にます」と釘を刺された。

それ以降は静かに療養していたオソウジは、ある朝に咳と共に口から血を吹き出した。
しかし、吐血したにも関わらず、オソウジはその後も10年ほど生きながらえたという。

名医・マツモトの見立てが間違ってないのだとすれば一体なぜ?
21年04月07日 13:55
【ウミガメのスープ】 [モカ・ドゴス]

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結核とは肺から出血する病気である。
その血は鮮やかに赤く、血を吐く症状は「喀血」と言われるものだ。

それに対し「吐血」とは、胃などが原因で吐く赤黒い血を吐くのである。

オソウジは結核の症状が出たわけではなかったので、その場では死ななかったのだった。

切る女 -KILL LADY-「1ブックマーク」
女は刃物を手にし、自宅の一室で横たわる男に音もなく近づいた。
そして、ゆっくりと男の体の一部を切り刻み始める。
逡巡している様子は全く無い。
あまつさえ唇の端にうっすらと笑みさえ浮かべているではないか。
やがて目的を果たすと、女はまた静かに男の元を離れた。
男の胸は規則正しく上下している…

女はいったい何をしたのか?
21年04月08日 10:18
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]

黒魔術だぞ~ 怖いぞ~




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赤ちゃんの爪切り。
ドラゴン桜「1ブックマーク」
三浦が店長を務める、ある田舎町のコンビニに、鈴木というアルバイトが入ってきた。
この鈴木という男は、若いながら、恐ろしく仕事の覚えが悪く、動作も鈍く、
時々ボーっとしている事がある、優秀とは言えないスタッフであった。

鈴木は当初、地元の名門私立大学・R大学の学生と名乗っていたが、
この地域では、大学進学者自体多くなく、地理的にもR大学や他の大学から近いわけではなく、
少なくとも大学に入学しながらこの地域で暮らす者は珍しい。
三浦が本人によく話を聞いたところ、
鈴木は国内最高学府であるT大学を目指していたものの、昨年の受験に失敗、
ひとまず入学したR大学には全く通っておらず、
来年度のT大学入学を目指して、アルバイトをしながら受験勉強を続けているのだという。

この奇妙な話に三浦や他のスタッフは半信半疑であったが、
この他にも、支離滅裂な発言や 唐突な感情の変化などが時々見られ、
その仕事ぶりの悪さも相まって、鈴木は職場で敬遠される存在となっていた。
鈴木は、数か月コンビニで働いた後、年を明けた2月にアルバイトを辞めた。

それから半年過ぎた夏、コンビニに鈴木が訪ねてきて、
あれから無事T大学に合格して入学し、現在夏休みで帰省している事を報告した。
そして、入学式に満開の桜の下で撮ったという写真を 三浦に見せながら、機嫌よさそうに笑った。
「皆さんもT大学の近くに遊びに来てくれたら、僕がいつでも案内してあげますよ」

この時三浦は、鈴木の話がデタラメだったのだと確信した。
なぜか。
21年04月09日 22:49
【ウミガメのスープ】 [油獣]

桜をテーマに一席




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その田舎町は、T大学から遠く離れた、はるか南西に位置する。

鈴木の出席したT大学の入学式は、敷地内に満開の桜が咲き誇る中で行われた。
だが、三浦が生まれた時から過ごしてきたこの地元では、入学式の時期に桜は既に散った後であるため、
三浦は、満開の桜の下で撮影された 入学の記念写真を見て、それが本物の入学式の写真だと思わなかった。
革命的アイドル「1ブックマーク」
開催するライブは即完売クラスのアイドル・『ジゴクエーズ』。

ある日、『ジゴクエーズ』のエンマエマは突如として活動休止を発表したが、その原因は明かされなかった。

独立説、病気休養説、スキャンダル説、事務所とのトラブル説など様々な説が飛び交った。

ただ、熱心・ニワカのどちらのファンも不仲説を唱える者は居なかった。

いったいなぜ?
21年04月05日 17:34
【ウミガメのスープ】 [モカ・ドゴス]

君のハートにレボリューション




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『ジゴクエーズ』
それはエンマエマのソロプロジェクト。

T.M.Revolution
Superfly
などと同じようなイメージである。

つまり「メンバーの仲が悪い」という不仲説などあり得ない。

そのため、不仲説はそもそも除外されているのだった。
人は死して名を残す「1ブックマーク」
昔昔その昔。政権闘争に敗れたオジョゴ。
政治からは完全に退き、自由気ままに趣味を極めるセカンドライフを送っていた。

オジョゴは自らの手で己の存在を後世に残し、そのことは現代でも有名なある「言葉」として語り継がれている。

私たち当然知っており、何度も口にするであろう「言葉」とは一体何だろうか?
21年04月09日 15:02
【20の扉】 [モカ・ドゴス]

この物語はフィクションです




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オジョゴ「私はもう政治からは退く。出家して好きな絵を描いて過ごそうと決めた」

頭を丸めて坊主になったオジョゴは数々の名画を残した。
その中には「屏風に描かれた自画像」も含まれていた。


舞台は変わり、何百年も先の日本
「早口言葉、ちゃんと言えるか勝負しようぜ!」
「いいぜ!じゃあお前から言ってみろよ!」

「坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた、坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた、坊主が屏風に上手にジョーズの絵を描いた!…どうだ!」
「ブブー!鮫なんか描いてねーよ!」

何度も口にする【早口言葉】
「{坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた}」