みんなのGood

納得感:1票
わたしには叶えてみたい夢がある。
ここで勝利し、優勝するの。

そのために「ゆめ」を必ずつかむのよ。
「ゆめ」をつかめば勝ちへと到る。

静寂がこの場を支配し飲み込んだ。
固唾を飲んで見守るみんな。

勝つためにわたしは耳を澄ましたわ。
そしてわたしは見事に勝った。

さてここでこれを読むあなたに問いたい。
耳に入った一文字は何?
23年11月10日 22:26
【20の扉】 [ノエル]

*要知識です




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わたしはね、百人一首の大会で
優勝したの見事にね。

聞こえたの、「す」という文字がわたしには。
{一字決まりのひらがな}なのよ。

上の句で「す」が聞こえたら「ゆめ」になる。
わたしはそれを知っていたのよ。

【す】みのえの きしによるなみ よるさえや
【ゆめ】のかよひち ひとめよくらむ
――藤原敏行朝臣
迷探偵カメオくん「1Good」
納得感:1票
最近アニメの影響で探偵ごっこが大好きなカメオくん。
難事件を解決したいとカメオくんがせがむので、
カメオくんの父リクオはいろいろ考えてみた結果、
「カメコちゃんが誘拐されたから犯行現場を探してほしい!」とのお題を出してみたのだが、
それはカメオくんの安全を最大限配慮してのことだったという。
一体どういうことだろう。
23年11月09日 21:45
【ウミガメのスープ】 [ノエル]



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歩行者専用の標識を誘拐された犯行現場のしるしと見立てることで、
車が飛び出してくる心配のないところをゴールに選んだのです。
Sky Ears「1Good」
納得感:1票
「空耳……」
カメオは誰かがぽつりとそうつぶやいたのを聞いた。
そのおかげでカメオが重大なミスに気付いたのは一体何故だろうか。
23年11月11日 12:05
【ウミガメのスープ】 [ノエル]



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カメオはATMへ行かずともいつでも気軽にお金の預け入れ、引き出しができるアプリの開発事業をしていた。
大手金融機関とも協同して開発を進めていた。
このアプリはスマートフォンなどのテンキーで暗証番号を打ち込んでもらうことになるため、カメオは目の不自由な方を対象として数字を打ち込むと音がなる設定をつけてしまった。
それが大きなミスであり、例えば外出先で音つきのテンキーを打ち込んだ際に他の誰かがそれを聞いて暗証番号を推測してしまう危険性があったのだ。
開発チームの一人が機能のテストプレイの際に「空耳……」とつぶやいた。
カメオは「空耳?どういうこと?」と問うたが、開発チームの一人はこう答えた。
「いえ、ソ、ラ、ミ、ミ、です……。これは数字に対応させると5633、つまりこの音を聞いた第三者が暗証番号を特定できてしまうリスクがあるんです」
カメオはそのことばにハッとなり、あわててその機能を削除、より安全な別の方法を実装したのだった。
トリック:1票
カメオ「カメオです」

このカメオ君、星に願い事を言いたいのだが、
願い事を3回言うのにすごく集中するため、星を探す余裕がないらしい。
なので、今だ!というタイミングがあったら、カメオ君にそのことを教えてほしい。
そのとき、なぜ今がそのタイミングなのかも添えてください。

なお、結果的にカメオ君は間に合わないかもしれませんが、それは仕方ありませんね。

カメオ「よろしくお願いします」
カメオ「まあ、世界平和系の…(彼女ほしい彼女ほしい彼女ほしい)」
23年11月11日 23:59
【亀夫君問題】 [のまるす]



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確かに★が見えたのに、カメオに伝えた瞬間、消えてしまった。

カメオ「…」
カメオ「ありがとうございました」
カメオ「もっと反射速度を鍛えて再挑戦したいと思います」

解説:出題者が質問に回答したとき、ブラウザのタイトルに★が追加されます。
終点、黄昏「1Good」
物語:1票
海越しに、綺麗な夕日が見えるという無人駅。

カメオはそこでプロポーズしようと、
恋人のウミコをデートに誘った。

タイミングを見計らい、絶好の条件でプロポーズしたはいいものの、
当のウミコはあまり嬉しそうな顔をしなかった。

その理由を尋ねたところ、ウミコは一ヶ月前の晩に、
カメオが他の女性の家に入っていくのを見てしまったらしい。

ウミコ一筋のカメオは全く身に覚えがなかったので
見間違いではないかと返したが、ウミコは納得していない様子だった。

時間をかけて話し合った結果、カメオを信じることにしたウミコは
プロポーズを受け入れたのだが……


「…………愛してる」

カメオはそう言い残し、{駅近くの海へと身を投げた。}
一体、なぜ?
23年11月11日 16:15
【ウミガメのスープ】 [とろたく(記憶喪失)]

一度は下灘駅に行ってみたい。




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ウミコは気になっていた。

あの満月の晩、カメオが他の女性の家に行っていたことを。


そして翌朝、{その女性が無惨な死体で発見された}ことを。



ウミコはカメオに誘われ、二人で
海越しに綺麗な夕日が見えるという無人駅へと向かった。

日はまだ沈んでおらず、周りに誰もいないという好条件。

カメオにあの日のことを聞くチャンスだとウミコは思った。

……まさかプロポーズの言葉も聞くことになるとは想定していなかったが。


カメオからプロポーズを受けたウミコは、内心は嬉しく思った。
しかしあの晩のことがあった故に素直に喜べなかった。


――カメオとウミコの住む地域では、とある噂があった。

「満月の夜、{人狼}が姿を表し人間を無惨に殺してしまう」と。

あの夜は確かに、大きな真円を描く月が道を照らしていた。


ウミコはカメオに、
「一ヶ月前に女性が死んだ日の前の晩、カメオがその女性の家に入っていくのを見た」と言った。

カメオは「身に覚えがない」と言った。

結論から言えば、その発言に嘘はなかった。
ただ、本当に覚えていなかっただけだった。

カメオは確かに先月も、その前月も、また更に前々月も、
満月の夜に限って行動の記憶が曖昧だったのである。

……お互いに薄々感じていた。

もしかしたら、カメオは狼に変化した際の記憶がほとんどなくなってしまうのではないかと。
そしてそのことを知らないままに生きてきたのではないかと。

二人は長い時間をかけて話し合った。

無意識とはいえ人を殺めたことをどう償うか。
これから先、満月の夜を迎える時にどんな対策を講じるか。

そうした話し合いを重ね、改めてウミコは……
カメオを信じてプロポーズを受けることにしたのである。


だが、プロポーズを受けた頃には日が暮れてしまっていた。


{今夜は満月だった。}

カメオから人間のものではない、獣のような唸り声が聞こえてくる。

どうにかして抵抗しようとしても、
自分のものではない「何か」に精神が支配されていくのをカメオは感じた。

人の言葉を発することも、ままならなくなるほどに。
きっと、これからまた意識がなくなっていくのだろう。

だがこの場所は、ウミコ以外に人間はいなかった。
カメオが完全に化け物になれば、真っ先にウミコに襲いかかるかもしれない。


そうなるぐらいなら、意識が無くなる前に……


「…………{愛してる}」
カメオは絞り出すようにそう言った。


そうしてカメオは――月照らす海の中へと身を投げた。



《まとめ》
日が沈んで満月の昇る夜、狼人間のカメオが目の前にいるウミコを狼として襲わないようにするため。


《正確に解いてほしいライン》
・カメオは狼人間である
 二重人格などの理由は基本NG

・海に身を投げた理由はウミコを襲わないため
 「罪の意識に苛まれて身を投げた」はNG
 覚悟決めてプロポーズ受けたのに死のうとされるのはシンプルにウミコが可哀想


《違う解釈でもいいライン》
・「他の女性」の生死判別(「怪我した」「襲われた」程度でもいい)
 人殺してるのにプロポーズ受けてるウミコはまあまあ豪胆

・カメオが自身を狼人間だと自覚していたか
 自覚してたのなら満月になる日の夕方にわざわざ人のいない場所で
 プロポーズしようとするのはちょっとどうかと思うがこれは解釈によっていけそう

・「カメオを信じる」の表現
 「人狼になってもカメオ自身のことを信じる」以外の理由でもOKっちゃOK
 一応ウミコはカメオの浮気を疑ってるわけではないが、
 そのようにも取れるようには書いてるし正解基準外
 ミスリードになりそうなので、なるべくこのニュアンスに誘導するようには努める