みんなのGood

下書きの字があまりにも下手だったから。

（やっぱり字が上手いほうが賢く見えるわよねえ…よし、通信講座でペン習字やろ）

秀吉、信長、家康の「ホトトギスの俳句」の逸話。

「この事件、犯人はあなたです」

監督のカメオにそう言われた俺は、すぐにはその意味が理解できなかった。
「そんなはずがない。一体どうして……俺はこのシリーズの主役ですよ？」
主人公のカメイチが次々に事件を解決していくこの高校生探偵のシリーズは、俺の代表作のはずだった。

豪華客船を舞台にした最新作の映画について話があると監督に呼び出されたら、俺が犯人役なのだという。それじゃあこのシリーズは終わってしまうではないか。

「だって梅村さん、もう高校生って歳じゃないじゃないですか。そろそろこのシリーズの収め時ですよ。最終回は主人公が犯人になるか、主人公が殺されるかのどっちかです」

30歳を超えて流石に制服が似合わなくなっている自覚のあった俺は納得し、殺されるよりはマシと諦めることにした。

コウジ「僕のぶんも無料にしてもらっていいんですか？」
カナ「お兄ちゃんついてきてくれてありがとー」

・・・

こうして、コウジのぶんも無料で手に入れることができた2人。しかし...

カナ「当たりが入ってないなら、もうラテラテ君は食べなーい」


【〔Normal End〕】


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〈END分岐〉
・Normal End
「店長からの口止めに応じ、アイスを2本受け取ること」
・True End
「？？？」

≪簡易解説≫
「｛沙也｝」という名前の漢字をスマホで変換する際に「｛沙｝悟浄　｛也｝(さごじょうなり)」と打ち込むと一発で正しい漢字に変換できるから。

『ねぇねぇ、ミサキっちの名前って漢字でどう書くっけ？』
ある日クラスメイトの加藤さんからLINEが届いた。
そういえばクラスで卒業前に記念品を作るとか言ってたな、と思いつつ送信欄に「三崎」まで打ち込んで指を止める。
漢字を間違えて打たないようにいつも以上に気を付けないと。
そう思った私は慎重に「｛沙｝悟浄　｛也｝」と打ち込んでから『悟浄』の部分を消した。いつからか、名前の漢字がうまく変換できないときはこう打ち込むことが癖になっていた。そうして入力された「三崎沙也」の文字列を加藤さんに送信する。
そこまで打って、ふと魔が差した。

「沙悟浄　也って打つと速いよ」
「多分、加藤さんが普通に打つと別の漢字が出ちゃうから」
『確かに～！さんきゅ！ミサキっち！』

そう返した彼女とのトーク履歴の左上には「加藤紗耶香」の文字が無機質に並んでいた。

≪参考≫
古文はこちらのサイトhttps://catincat.jp/javascript/kogo3.html　で自動変換したものをベースに自力で直したものなので間違いがあってもご容赦ください。
〈変換前〉
名前を聞かれた女は「沙悟浄　也」と準備した。
なぜだろう？

テストプレイ:きっとくりすさん、靴下さん、だだだだ3号機さん、松神さん
Special thanks:私のリア友