みんなのブックマーク

妄執と狂騒の果てに「3ブックマーク」
1枚の写真に写っている男と女が居る。
その男と女はその1枚の写真に写っていなければ死ぬことは無かったかもしれないのに
写真に写っていたからこそ死んだのだという。
一体なぜだろう?
19年06月26日 16:49
【ウミガメのスープ】 [kopi]

闇スープではありません。




解説を見る
A、その写真はツーショットの写真だが、合成写真であった。
アイドルにお近づきになりたいと思った男が自己満足で合成写真を作成し
ツーショットの写真を作った。それをついうっかり友人に自慢してしまったのだ。
するとその証拠を見せろと友人が迫ってくる。男は観念して写真を友人に公開。その写真は友人づてにSNSで拡散。
そのアイドルグループの決まりで恋愛をしてはいけないとされていたはずのアイドルだったので
ファンの男達に追い詰められた。「俺たちを騙していたのか」「一人だけ男と付き合いやがって」
追い詰められた女は自殺してしまった。その自殺したことが要因となり、それが報道され
今度はほんの気持ちで合成写真を作った男にまで波及してしまった。
またもファンは男を追い詰めた。「彼女はお前のせいで死んだんだ」「責任を取れ」
度重なるクレームに耐え切れず、男も追うように自殺してしまった。

まあ・・例のアイドルが元となっておりますが、本当にこうならなくて良かったと思います。一部のファンによる過激な反応は時に人を傷つけますね。
まだ甘い「3ブックマーク」
ウミコは毎朝ラテを飲む。
毎朝ブラックコーヒーを飲むカメオが自分を指して
「同じだ」と言うと、
ウミコはとても嬉しそうな顔をした。

どういうことか?
19年06月27日 23:07
【ウミガメのスープ】 [ルーシー]



解説を見る
カメオがブラックコーヒーを飲む姿を、
ウミコはジッと見ていた。
本当はパパと同じものがいいけど、
苦すぎて飲めないのだ。
どうしてパパは、あんな苦いものが好きなんだろう?
パパ曰く、「大人の味」らしい。

ある日の晩、パパは妙なテンションでウミコに言った。
「同じだ」
左手でビールを持ち、右手で指した先には、
ウミコがラテを飲んだときと同じ白髭がついていた。

「…ということがあったんだよ」
「それ何年前?」
ウミコもパパと同じ「大人の味」がわかるようになった。
Monstre Charmant の悲劇「3ブックマーク」
男は、壁に掛けられた美しい肖像画を見つけた。

それが自分の似顔絵であることを理解すると、彼は悲しい表情を浮かべた。

一体なぜ?
19年06月28日 19:31
【ウミガメのスープ】 [弥七]



解説を見る
【解説】

<もうコレ、先生の作品じゃん。>

梅雨が続き、1週間前から保育園をお休みしている娘のために未完成の{父の日の似顔絵}を先生が仕上げてくれたらしい。

壁に掛けられたたくさんの父の絵。

自分だけ美しく描かれた肖像画を見た私は、

(...娘に最後まで描いて欲しかったな。)

と悲しい気持ちになったのでした。

(おしまい)

簡易解答:娘の描いた『父の日の似顔絵』を先生が手直しor仕上げた結果、美しく完成した作品を見て、娘に最後まで描いて欲しかったなあと悲しい気持ちになったから。
観客の海「3ブックマーク」
 いま、謎解きブームがピークを迎えている。ミステリ小説に始まりリアル脱出ゲームや20の扉など、多くの「謎」が人々を惹き付けているのだ。筆者もそこそこ詳しいつもりでいたが、取材を続けるほどに夜郎自大であったことを思い知った。
~中略~
 さてこのような盛り上がりのなか、謎解きライブなるものの人気が急上昇している。もともとこれはこの国で始まったものでなくB国から伝わったイベントで、演者が観客から出題された謎を次々と解いていくというものだ。
 その最高峰の演者はジョン=トマス=ダニエルで、どんな謎も一瞬で解く凄腕という評価は誇張されていき、しまいには超能力者とまで言われるようになった。彼が謎を解く瞬間、興奮のあまり観客は皆一様に静かになるのだとか。

これはフリーライターHugoが、海外のナゾトキストについて書いた雑誌の記事の一部である。彼のコラムは誰もが知っているようなものしか取り上げないとか面白くないとかで不評になり、Hugoは近い内にクビにされてしまうのであった。
ところで、いま見てもらったこの記事は彼の関わらないところで改稿されているのだが、その理由はなんだろうか。あるいは、それはどのような変更であったか。
19年06月29日 16:44
【ウミガメのスープ】 [Hugo]

二問目 批評してもらえると嬉しいです




解説を見る
そう遠くない未来、A国の暴虐により地球から海が消滅した。
さらに何十年か後、民衆は海があったことや海が消えた理由を忘れてしまった。そこでA国政府は自らの過ちを無かったことにするために「海があった」という事実を秘匿しようとした。そのため、国内の文章は全てチェックされ海に関する記述は全て書き換えられたのだ。

以下改稿前の文章である

 いま、謎解きブームが最高潮を迎えている。ミステリ小説に始まりリアル脱出ゲームや 水平思考パズル(通称ウミガメのスープ) など、多くの「謎」が人々を惹き付けているのだ。筆者もそこそこ詳しいつもりでいたが、取材を続けるほどに自分が 井の中の蛙 であったことを思い知った。
~中略~
 さてこのような盛り上がりのなか、謎解きライブなるものの人気が うなぎ登りに 上昇している。もともとこれはこの国で始まったものでなくB国から 海を渡ってきた イベントで、演者が観客から出題された謎を次々と解いていくというものだ。
 その最高峰の演者はジョン=トマス=ダニエルで、どんな謎も一瞬で解く凄腕という評価には 尾鰭がつき 、しまいには超能力者とまで言われるようになった。彼が謎を解く瞬間、興奮のあまり観客は 凪のように 静まり返るのだとか。
 彼のライブはいつも、 観客の海 を前に行われる。
おくりもの「3ブックマーク」
三度の食事にも事欠くほど貧しい生活を送っている亀野一家。
ある時、彼らの境遇を知った人々から、お米などの施し物が送られて来たのだが、亀野一家がそれらを受け取ることはなかった。
どういうことだろう?
19年06月30日 11:09
【ウミガメのスープ】 [マリ]

元ネタあり。問題文だけでピンと来た方はROMでお願いします。




解説を見る
亀野一家は、テレビドラマ「かめこ」に登場する主人公一家である。
時は明治時代後期、貧しい農家に生まれ、幼くして奉公に出されるも、懸命に激動の時代を生き抜く亀野一家の長女 かめこを主人公としたこのドラマは、連日高視聴率をマークするなど大ヒットし、大きな社会現象を巻き起こした。
特に、三度の食事にも事欠くほど貧しい亀野一家の生活は視聴者の涙を誘い、物語に感情移入する余り、テレビ局には「かめこたちに食べさせてあげて!」という手紙と共に亀野一家に宛ててお米などの施し物が送られてくることも度々あったという。
ただし、当然のことながら、彼らはテレビドラマの登場人物のため、それらの贈り物を受け取ることは出来ないのだった。

※朝の連続テレビ小説「おしん」放送当時の実話です。
朝ドラは近年でも、主人公が結婚した際にテレビ局に祝電が届くというようなことがあったとか。