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【玄関】

　生活に困り途方にくれていたところ、戸締りが忘れられた家を見つけ、空き巣に入ってしまったカメオだったが、家を出る時に自分のケータイ電話を玄関に置き忘れてしまった。

　家のすぐそばまで戻って来たカメオが目撃したのは玄関から堂々と入る｛別の空き巣｝。当然、カメオは｛家主が帰って来たと勘違いをした。｝
　玄関に置き忘れたケータイが見つかったら犯行も犯人もどうせすぐにバレてしまう。怖くなったカメオは少しでも刑が軽くなるためにと、悩んだ末自首をしたのだった。

解答
カメコは店員に自分はこのくらい大きい息子がいる歳だからとっくに20歳は超えているということを伝えたかった。




解説
店でカメコがお酒を買おうとしている時、店員はカメコが若く見えたから年齢確認のため身分証の提示を要求した。カメコは自分の歳でまさか身分証の提示を要求されるとは思わなかったそうで大変驚いた。ランドセルを肩にかけてる息子のカメオを指差して「この子は私の息子です（私は小学生の息子がいる歳なのよ！）」と文句を言いつつ、仕方なく身分証をバッグから取り出した。カメコは内心自分が若く見られて嬉しかったそうだ。

ひいっ！水道から血のように紅い水が！

ひいっ！浴槽に長い髪の毛が！

ひいっ！鏡に長い髪の女が！

ひいっ！寝ていたら身体中を掴む手が！


芸能界にいる以上ドッキリは覚悟してたけどいくら何でも非道い！いい加減にねたバラシして下さい！

え゛？ドッキリなんか仕掛けてない？

じゃああの怪奇現象って・・・？

金曜日の夜。

仕事終わりのカメオは、心身共に疲弊しきっていた。
加えて今夜は熱帯夜、歩くだけで全身から汗が噴き出るほどで、カメオは家に着くなりすぐにエアコンの冷房をつけた。

窓は閉め切っていた。

エアコンで作られた心地よい気温が眠気を誘い、カメオはすっかり熟睡してしまった。

だから気づかなかった。


｛隣の家が、その間に火事になっていたことに。｝


幸い隣人はすぐに逃げており、近所の住民も騒ぎを聞いて避難していた。
しかしカメオは、その騒ぎで起きることさえなかった。


そして翌日、消火活動が終わり空が少し白んできたころ。

火事が起こったことにさえ気付かぬまま、カメオは帰らぬ人となってしまったのであった。


◆まとめ
　帰宅してすぐに冷房をつけたカメオ。
　窓は閉め切っており、涼しい風に当てられて眠ってしまった。
　そのせいで隣の家が火事になっていることに気づかず、そのまま帰らぬ人となってしまった。

【学級日誌】