みんなのGood

良質:6票トリック:9票納得感:8票
カメオが交通事故で死んだので、密室殺人事件の解決を専門とする名探偵シュガーが呼ばれた。
名探偵シュガーは一切その事故に関わっていないし、カメオと名探偵シュガーには面識すらなかったのだが、一体何故?
23年07月12日 18:35
【ウミガメのスープ】 [ベルン]

BSの一案「名探偵シュガー」問題です




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有名推理作家のカメオが書く、新聞に連載中の推理小説「海亀山荘の殺人」。
完璧と思われるほどの密室での殺人を取り扱った小説で、さらに謎が謎を呼ぶ展開から大変人気があった。
しかし、解決編の執筆に取りかかる直前、カメオが交通事故にあって死んでしまった。
世間ではカメオの突然の死を偲ぶと同時に、予期せず遺作となってしまった「海亀山荘の殺人」の真相を明らかにしたいと躍起になる人も多かった。
しかし誰もこれという真相に思い至らず、カメオの書斎からその犯人やトリックなどを記したメモなども一切みつからなかった。
そこで密室殺人事件を専門とする名探偵シュガーが呼ばれ、その犯人やトリックを突き止めてもらうことにした。
良質:15票物語:5票納得感:3票
ある所に、恋人関係の男女が住んでいた。

互いに熱烈に愛し合っている彼らの暮らしは、
質素ながらも、幸せそのもの。

そんな彼らがある日、

「私達、近いうちに心中するつもりなんです。」

と言い出したのは、一体なぜ?
23年07月18日 20:24
【ウミガメのスープ】 [るょ]



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近所の古城に隠れ住んでいた化け物が討伐された。

噂では、
そいつは夜な夜な人を襲い、その血を吸っていたという。

城に残された棺には、
被害に遭った女性の、干からびた遺体が隠されていたそうな。

・・・
だが、私は知っている。
その化け物が、抵抗もなく死を受け入れた理由を。


「…そうか。あのお客さん、本当は{ダブルベッド}が欲しかったんだな。」


彼女の葬儀に使う一人用の棺を作りながら、ポツリとこぼした。



答え:
吸血鬼である男は、いつも棺の中で寝ている。
できるだけ長く一緒にいたい彼らは、
葬儀屋(棺職人)に、一緒に寝るための二人用の棺を作ってもらうことにした。
生きている人間が二人用の特別な棺を欲する方便として、心中するという嘘をついたのだった。
良質:18票トリック:1票物語:3票納得感:1票
ナオトは、高校の入学式でリサに一目ぼれした。
以来、恋心を抱きながら、しかし臆病な心に縛られて それを打ち明けられぬまま 時間だけが過ぎ、ついにこの日を迎えてしまった。
リサをただ一方的に想い続けたナオトだったが、この日が終われば、もうリサと会うことはないだろう。

「元気でな」「また会おうね」「離れていても僕たちは同じ空の下で通じ合えるよ」
そんな言葉が飛び交う会場で、ナオトとリサは一瞬顔を合わせた。
が、リサはそのままナオトに背を向けてしまった。

その際。
リサと顔を合わせた時、何のリアクションも取れなかったナオトが、
リサに背を向けられた後、リサの背中に向かって手を振った。
この時リサが全くナオトを見ていないのは明らかなのに、なぜ?
24年03月17日 19:36
【ウミガメのスープ】 [油獣]



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ナオトは、高校の入学式でリサに一目ぼれした。
以来ずっと想いを伝えられぬまま、リサに恋心だけを抱き続けながら高校を卒業したナオト。
そして20年後、同窓会の日を迎えた。
この日が終われば、ナオトがもうリサと会うことは本当にないだろう。

「元気でな」「また会おうね」「離れていても僕たちは同じ空の下で通じ合えるよ」
お開きを迎え、そんな言葉が飛び交う会場で。
ナオトと一瞬顔を合わせた後、リサがナオトに背を向けたその時、
リサに後ろ向き抱っこされた 2歳になるリサの娘が、
リサの肩越しに、ナオトに向かって無邪気に手を振った。
ナオトは穏やかな表情で、手を振り返した。
ベンタブラック「23Good」
良質:18票トリック:3票納得感:2票
殺人事件の捜査が行われる度に、人を殺した疑いがどんどん強まっていくカメオ。

現在、最大で四人を殺している疑いがあるのだが、カメオがその内の誰も殺していない可能性はどのくらいだろうか?
24年03月18日 23:08
【20の扉】 [ぺてー]



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【A.】 約20%


ラテラテ国では殺人を犯すとほとんどのケースで死刑となるため、殺人事件の捜査が行われる度にどんどん死刑囚が増えていき、刑務所の空きを作るために死刑の執行が行われる。

死刑囚とはいえ人を殺すことは精神的負荷が大きいため、{本物の死刑執行ボタンに加えてダミーのボタンが二つあり}、三人の執行人が同時に押すことで、誰が死刑を執行したかが分からなくなるシステムとなっている。

このような配慮こそあるものの、すでに四人の死刑を執行した新人執行人のカメオは、{自分の手で死刑囚を殺してしまったのではないかという疑い}で胸が潰れそうになっている。

そんなカメオがまだ誰も殺していない可能性は【約20%】である。
良質:9票トリック:3票物語:4票納得感:6票
12月15日。

田中は毎年その日にティッシュを頭の上にのせる。

その行為を5年間続けていたのだが今年はやらなかった。

その日、ティッシュを切らしていたのだが、やらなかった理由はそのせいではない。

田中が『ティッシュ頭のっけ』をやめた理由は何か?
22年12月18日 00:24
【ウミガメのスープ】 [ダニー]



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12月15日。

「ティッシュ… はもうないか」
仕方なく袖口で溢れてくる涙を拭った田中。

今日は田中の息子の誕生日。
しかし息子は8歳の誕生日を迎えることはできなかった。

一週間前。交通事故だった。
病院に搬送された時にはすでに意識はなく、そのまま目を覚ますことはなかった。

感情が追いつかない頭で葬式を終え、気づけば今日は息子の誕生日。

涙で滲んだ目で空になったティッシュ箱を見つめる。

田中は成長の記録に、と毎年家の柱に息子の身長の高さの傷をつけていた。

その時に用いていたのが、ティッシュ箱。

柱に垂直にピタッとくっつけて、そのまま息子の頭の位置まで下ろし、箱が頭に乗っかったところで印をつける。

「今日も来年も、その次の年も息子の身長を測る、はずだったんだ…」

田中は柱の傷を指でなぞり、またあらたに頬をつたう涙を袖口で拭った。