みんなのブックマーク

【要知識】魅見做し芳一に「1ブックマーク」
自身を狙う悪霊を退ける為、{声を出すまでお経の書かれた部分を悪霊に見えないように出来る}というお経を全身に書いてもらったストリートミュージシャン、香一。
その際に、耳無芳一の物語を知っていた香一は、自身の身体にお経を書いた住職に{「書き忘れている部位はないか」}と、何度も確認させた。

数刻後、悪霊を退け朝を迎えることの出来た香一だったが、彼は{「耳無芳一のようになってしまった」}と嘆いた。

この時、香一の奪われたものが{耳}で無いとするならば、彼は一体{何}を奪われたのだろう?
彼が{「耳無芳一のようになってしまった」}と嘆いた理由と共にお答え下さい。
23年12月24日 22:20
【20の扉】 [布袋ナイ]

既存の物語を元にしたスープ、良いですよね。という訳で、耳無芳一を元にしたスープです。12/27まで




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【解答】
{目}

【解説】
{目を奪われ、耳無芳一のように盲目になってしまったと嘆いた。}

【とても長い解説】
出会いは、初めて演奏をした公園だった。
いつのまにか現れて、弾き語りをする香一の演奏を聴いていた、{可愛い女の子}。
彼女は香一の演奏を大層気に入ったようで、その日から毎日、彼女は香一の演奏を聴きに来た。
自分の初めてのファンである彼女に、香一は内心特別な想いを抱いていた。

{「彼女は悪霊だ」}と、霊感のある友人から聞かされたのは、そんな矢先だった。

心当たりはあった。
体調が、酷く悪かった。
それでも、ライブをしたいと…しないといけないと思っていた。
だから香一は、友人の言葉を信じることにした。
さて、自身を狙う悪霊を退けるには、路上ライブをしにいかずに1日過ごした後で、般若心経という経の文句を全身に書いて、声を出す事なく一晩過ごす必要があるらしい。
まるで耳無芳一のようだ…なんて思ったところで香一は、恐ろしくなった。
耳無芳一のように、耳を引きちぎられてしまうのではないかと。
だから香一は、自身の身体に般若心経を書いた住職に{「般若心経を書き忘れた部位はないか」}と、何度も何度も確認させた。
…勿論、声は出さずに。

さて、暫し時間が経った頃。
1人部屋で目を瞑り、じっと座り込む香一の耳に、香一を呼ぶ声が聞こえた。
彼女の声だ、とすぐにわかった。
それでも、香一がじっと無視していれば、その声に困惑が混ざった。

「…ギターはあるのに、本人がいないわ。一体どこに行っちゃったの?」

彼女は数時間、部屋中をひとしきり探し回って…やがて、香一を探す声が涙交じりになっていった。
それがあまりにも可哀想で、いじらしくて…
だから、つい香一は、薄目を開けて彼女の方を見てしまった。

そして、彼女もまた、香一を見ていた。
…だから、目が、合った。

それでも光一がじっと、声を押し込んで黙っていれば、彼女が歌うように言った。

「私の声を聞く耳も」
「私に返事をする口も」
「全て失くしてしまったのね」
「それでも、私を見る目だけは残していてくれたのね」
「だったら、目だけでも一緒にいきましょう」
「だいすきよ」

香一の目には、息がかかりそうなほどの至近距離で、彼女の幸せそうな笑みが映った。
けれど、次の瞬間何も見えなくなった。
{彼女に目を奪われた}から。
彼女が、香一の眼球を掴んで、引きちぎったから。
…酷い、酷い痛みのはずなのに、なぜだか声は出なかった。


気が付けば、朝が来たらしかった。
けれども、香一は朝日を感じられなかった。

目玉を、彼女が持っていってしまったから。

香一は嘆いた。
耳無芳一のように{盲目}になってしまったと。
…それでも、なぜだか彼女を恨む気にはなれなかった。
むしろ、香一は…

その後、彼はメジャーデビューを果たす事になる。
そのきっかけとなった、初のヒット曲は、献身的で盲目的な愛を歌ったラブソングだった。
漫才 ウミガメのスープ「1ブックマーク」
「聞いてくれるか」
「聞きましょう」
「僕な、やってみたい職業があんねん」
「ほう。どんな職業や?」
「レストランのウェイター」
「よっしゃ、ほんなら俺が客やったるわ」
「やってくれるか」
「任せとけ。ウィーン」
「いらっしゃいませ」
「ここは本当にレストランですか?」
「はい。間違いなくレストランです。こちらのテーブルにどうぞ」
「これは本当にテーブルですか?」
「はい。間違いなくテーブルです。メニューをどうぞ」
「これは本当に…」
「メニューや!どんだけ疑り深いねん!」
「あなたは本当に…」
「ウェイターや!間違いない!」
「私は本当に…」
「客です!もうええ!早よ注文せえ!」
「ウミガメのスープを」
「かしこまりました」
「10人前」
「え?お客様、失礼ですがそんなに飲めますか?」
「大丈夫。亀だけに、飲め○○○○」
「もうええわ」

○○○○に入るひらがな4文字を当ててください。
21年11月10日 01:36
【20の扉】 [きまぐれ夫人]

おおきに〜




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まんねん
気づかなければ良かった……「1ブックマーク」
カメコは、カメオが席を立ったのを見てラッキーだと思い、その席に座った。
しかし、カメオが自分のために席を立ったことに気づくとカメコはとても悲しんだ。

一体なぜ?
24年01月31日 19:46
【ウミガメのスープ】 [花舞月夜]

久しぶりなのでシンプルなスープにしました。




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カメコは電車に乗っていた。
カメコに気づいたカメオは、カメコに席を譲ろうと電車から降りるフリをして席を立った。
そして、席が空いたことをラッキーだと思ったカメコはその席に座った。
その後、電車が発車した後、周囲を見回すとカメオがまだ電車に乗っていることに気づいたことにより、カメコは「カメオが自分のために席を譲ったこと」に気づいた。
そのことから、電車で席を譲ろうとされるくらいに自分が老けたのだと思い悲しんだのだった。
過程を楽しむ一の探検「1ブックマーク」
男は毎日とは言わずとも、定期的にある場所に行っている。

その場所に初めて行った時は、男はいくつも電車を乗り継いで、かなり歩いて、迷った末にやっと辿り着いたというほど大変な思いをした。

そんな思いをした男は、これから定期的にこの場所を訪れることになる日々に思いを馳せると、{この場所が遠く険しい道の先にあったからこそ良かった}と思い嬉しくなったという。

「ある場所」をある程度特定しつつ、なぜ男が上記のように思ったかを当ててください。
24年01月31日 19:54
【ウミガメのスープ】 [さなめ。]



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ある場所とは{大学}である。

初めて来たのは受験か、或いは下見の時で、男は実家からその大学に向かった。
その大学はあまりに行くのに時間がかかる場所にあったので、男は「これなら両親も{一人暮らし}を認めてもらえる」と思ったのである。

男は立地に関係なくその大学に行きたいと思って受験しようと思ったが、できれば憧れの一人暮らしをしてみたいとも思っていた。実家から通えるかは微妙な距離感だったが、いざ行ってみるとこれほど時間がかかる。もし実家がもっとこの大学の近くにあれば、両親はわざわざ一人暮らしをするという選択を易々と承認しなかっただろう。

男は今では大学に程近い場所から、毎日とは言わずとも定期的に大学に通っている。
【Cらて】歴史ある小さな駅「1ブックマーク」
海亀駅は急行列車が停まらない、東京の中では比較的小さな駅である。

そのことを知っているカメオが、「最悪各駅停車に間に合えばよいが、できればその前に来る急行に間に合いたい」と思いながら海亀駅に向かってダッシュしているのはなぜだろう?
24年01月31日 21:45
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]



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各駅停車に乗る予定の{憎きアイツ}をホームから突き落としたとき、減速しきらない急行の方が確実に{轢死}させられると思ったから。