みんなのGood

良質:12票トリック:2票物語:1票
大岡越前守忠相の前に、一人の子どもと二人の女が連れてこられました。
二人の女は、どちらも「子どもの母親は自分だ」と主張して譲りません。
忠相は二人に「子どもの腕を一本ずつ持って引っ張り合い、勝った方を母親と認める」と言いました。

その言葉に従い二人の女は子どもを引っ張り合います。
ところが女のうちの片方が、子どもの腕が伸びるのを恐れて手を離してしまいました。
手を離した女は「敲(たたき)の刑」に処せられることとなりました。

状況を説明してください。
22年07月12日 10:22
【ウミガメのスープ】 [ごらんしん]



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子どもの腕を両側から引っ張る二人の女。
どちらも譲る気はなさそうです。

「このままではまずい、子どもの腕が千切れてしまう」
忠相が二人を止めようとしたまさにその瞬間、子どもの腕がビヨ〜~~~ンと伸びたのでした。
突然のことに恐れをなした片方の女は、子どもの手を離すと、その場に腰を抜かしてしまいました。

「おのれ妖怪め!」忠相は刀を抜くと素早く子どもを斬り殺します。
そして、すぐにもう一方の女に向き合うと「伸びた腕に驚かない貴様も妖怪だな!」と言うやいなや、女を一刀両断に切り裂いてしまったのでした。

忠相は刀を収めると、腰を抜かしている女に近づき、キツい口調で咎めました。
「お前は自分が母親だと嘘を申したな。お白洲で嘘を申した罪、軽くはないぞ!」

数日後、女は「敲の刑」を受けることとなったのでした。
ソウル・ジェム「15Good」
良質:9票物語:2票納得感:4票
『不死石』と呼ばれる宝石。

その正体は、
ラテラテ鳥という小鳥の体内に、
稀に発生する腫瘍が結晶化した物である。

鈍い光沢を持つその小さな赤い石には、
不老不死の力があると言い伝えられており、
故に、
ラテラテ鳥は『不死鳥』という別名で呼ばれることもある。

・・・
さて、件の言い伝えは、
ラテラテ鳥の死骸を見つけた人間が皆、
口を揃えて「○○○○」と言ったことに起因する。

果たして彼らはなんと言ったのだろう?


※彼らの発言と言い伝えの関係性も一緒に答えてください。
※○の数は重要ではありません。(内容合ってれば正解)
22年07月26日 23:31
【20の扉】 [るょ]



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その貧しい地域では、
ラテラテ鳥の狩猟、飼育は愚か、
死体の拾得にすら厳しい規制がかけられていた。

無論、貴重な財源である赤い宝石の流通を制限するためである。

ある朝のこと。
散歩中に運良くラテラテ鳥の死骸を見つけた男がいた。
彼は急いで袋に死骸を放り込むと、散歩を中断し、足早に去っていったという。

許可無くラテラテ鳥を持ち帰れば、鞭打ちの刑は免れないだろう。
彼らはそれを重々承知している。

そして、この小鳥の抱える腫瘍が高値で売れることも理解している。


人に尋ねられた彼らは、口を揃えてこう言うのだった。
「ラテラテ鳥の死骸なんて、見たことがないよ。」

・・・

誰一人として死骸を見たことがない、不思議な鳥が持つ赤い石。
やがてその石は、皮肉を込めて『不死石』と呼ばれるようになった。


仮に公的機関がラテラテ鳥の死骸が発見しても、
それは誰かが赤い宝石を抜き取ったあとであることほとんど。

人々は言う。
「『不死石』を失ったから、そのラテラテ鳥は死んだのだ」と。


余談だが、
土葬を行う際、遺体の体内に『不死石』を埋め込んでおくと、
次の日には遺体が墓から居なくなっているのだという。

…死者が蘇り、地面から這い出てどこかに旅立っていくのだろうか?


尋ねられた墓守たちは、口を揃えてこう言う。
「遺体が這い出てくる瞬間なんて、見たことがないよ。」


体内に『不死石』を埋め込んだ人間の遺体は、
未だにひとつも見つかっていない。



答え:
ラテラテ鳥の死骸を拾得したことを隠すため、
彼らは「ラテラテ鳥の死骸なんて見ていない(見たことない)」と言う。

誰一人として死骸を見たことがない、不思議な鳥が持つ赤い石。
やがてその石を、『不死石』と呼ぶようになったのだった。
曖昧亭のスープ「15Good」
良質:12票トリック:1票納得感:2票
将来のことをまだ何も考えておらず、田舎で暮らしながら暢気にテレビを見ていたカメオ。
ニュースで解説されるのは野菜高騰だの動物絶滅だの年金問題だの感染症だの憂鬱なものばかり。

そんな中で突然、都会に居るはずの弟のウミオがやってきたのでビックリしてしまった。
自分のときはどうにか移動手段があったが、
先ほど見ていたニュースから、移動制限がかかりこちらに来れないだろうと思っていたのだ。

どうやって来たのか尋ねたところ、自分とは違う手段でここまで来たらしい。
それを聞いて、カメオは家業を継ぐことを決意した。

一体どういうこと?
22年08月07日 21:34
【ウミガメのスープ】 []



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妊娠初期から体調不良で母が入院している間、田舎でキャベツ農家を営む祖父母のもとに預けられていたカメオ君。
彼は子どもニュースを見ていた。


「年金破綻するから少子化どうにかしちゃうよ特集」

タイヘンなんだなー、何万人もふやそうとしてるのね(・ω・)


「絶滅しかかっている動物たち特集」

タイヘンなんだなー、コウノトリさん200羽しかいないのね(・ω・)


……あれ?
僕のときはコウノトリさんが運んでくれたって母上言ってたけど……?(・ω・;)


そんなわけで、生まれて間もない弟ウミオを抱えてきた母ウミコに
弟君どうやって来たの?コウノトリさんカローシしてない!?と尋ねたのだが、
心配し過ぎるカメオのため、キャベツ畑から来たから問題ないと母は説明した。


「異常気候による野菜高騰特集」

……キャベツもあぶないはずだよ!?次の弟君妹ちゃんのために僕もキャベツ育てる!!!(;ω;)
ヘブンデナイ「15Good」
良質:6票トリック:1票物語:6票納得感:2票
とある宗教家の男がいた。

彼は常日頃からこう説いていた。
「魂の世界に、病気や怪我は存在しない。
 天国に行けば、肉体の苦しみから解放されるのだ。」

そんな彼が、
「私が死んだら、どうかこれを私の棺桶に入れてほしい。」

と言って、死の間際に残した紙切れには、
彼のその説を否定するようなものが書かれていたという。

さて、何と書いてあった?


※同じような意味合いの内容なら正解にします。
22年11月07日 00:22
【20の扉】 [るょ]



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昔から悩まされているこの私のひどい肩こりも。
幼い息子が事故で失くしてしまった両腕も。

天国に行けばきっと良くなることだろう。

ただ一つだけ心残りなのは、
彼が事故にあう前にプレゼントしてくれた、
あの『肩たたき券』を使ってやれなかったことだ。

ああ、私には見えるぞ。
天国で息子が嬉しそうに「手を振っている」のが見える。

(父さん、やっと肩たたきしてあげられるね!)

…と、言っているのが見える…。


例え天国に行ったとしても、
この券を使うまで、私の肩こりが治ることは決して無いだろう。



答え:
『肩たたき券』
(肩もみ券、マッサージ券などでも可)
良質:9票トリック:2票物語:1票納得感:3票
美術鑑定士で骨董収集家の小島は、日本各地の骨董市を巡る事を趣味にしている。
11月某日、小島はとある寺の境内で開催された骨董市に訪れた。
各店の陳列台には色々な名品珍品が所狭しと並んでいたが、目利き自慢の小島がこの骨董市で手に入れた物の中には山ほどの真っ赤な偽物が混ざっていた。
その偽物とはどんな物か?
22年11月05日 21:29
【20の扉】 [わかめ]

終了しました




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小島はこの骨董市に出店者として参加し、自慢の収集品を売りに出していた。
目利きの小島が売る商品はどれも品質が高く来歴も確かなので、たちまち全て売り切れた。

店を撤収してその日の売上金を確認してみたところ、紙幣の中に大量の{紅葉}が混ざっていた。
秋が深まり、狸の偽札も{赤}くなっているようだ。