みんなのGood

胸襟を開いて「36Good」
良質:15票トリック:4票物語:4票納得感:13票
超がつくほど真面目な生徒会長の奥田が、制服をだらしなく着崩す男子を見かけた次の日から、学ランのボタンを留めずに登校するようになったのは何故?
23年11月30日 22:45
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]

テストプレイ:ほずみさん




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校内で制服を着崩す不良生徒を見かけ、注意した奥田。溢れる学校愛からつい強い口調になっていく。
恨みを買った奥田は下校中にその生徒から喧嘩をふっかけられ、左腕を骨折してしまう。

次の日から腕にギプスと包帯をつけて登校するようになった奥田は、学ランに左腕を通せなくなったため、治るまでボタンを留めずにその間から左腕を出し、羽織る形で着用するようになった。
口は靴ほどに「35Good」
良質:12票物語:15票納得感:8票
いつも信也は玄関先で靴を履いてから「いってきます」と言うようにしている。

{なぜ靴を履く前ではいけないのだろう?}
22年11月18日 22:02
【ウミガメのスープ】 [だだだだ3号機]



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【簡易解説】
二人は身長差があるため、信也が玄関土間に降りてからでないと、妻の美優と「いってらっしゃいのキス」をしづらいから。



【ながいやつ】
新婚生活真っ只中の信也と美優。
平日は仕事で朝早くに家を出る信也のことを、美優はいつも玄関先までお見送りしに来てくれる。

そんな時にアッツアツの新婚夫婦がやることは一つである。


【「{いってらっしゃいのキス}」である。】


そう!二人は新婚カップル!
アッツアツである!
当然「いってらっしゃいのキス」はマストなのだ!!


…えー、コホン。
この二人も毎日「いってらっしゃいのキス」をするのだが、ここで一つ問題がある。実はこの二人、それなりに身長差があるのだ。

世間ではキスしやすい身長差は12cmだとか言われているが、二人の身長差は20cm以上。
以前、{玄関先で靴を履く前に「いってきます」と言った時}は、こんなことがあった。

◆◆◆

「じゃあ美優、いってきます。」


「いってらっしゃい。(セノビー)」


「…。」


「…ごめん、ちょっと屈んでもらえる?」


「(あっ…キスか。)うん…。」


◆◆◆

いたたまれない。
キスできないこともないが、毎日となると微妙に億劫だろう。



しかし、靴を履いた後ならどうだろうか。
玄関土間に降りて靴を履いてしまえば、二人の身長差は段差の分縮まる。靴を履いた分信也の身長は高くなってしまうが、段差に比べれば厚底でもない靴の分なんてたかが知れているというものだ。
そのあと「いってきます」「いってらっしゃい」と続ければ、お互い楽な姿勢で自然と唇を重ねられてしまう。


以来、{信也は美優と自然にキスしやすいように、玄関先では必ず靴に履き替えてから「いってきます」と言うようにしている}のだ。

信也の決めたルーティーン。
それは何より、二人の愛の証なのである。


末永くお幸せに。


(ちなみにおかえりはハグなので靴を脱ぐ前後どちらでも構いません。)
探偵業の裏の裏「35Good」
良質:21票トリック:7票物語:3票納得感:4票
名探偵浦島は、ひとつの結論を出した。
A氏が不倫をしているという事実はない、と。

そして、浦島は助手にこう言った。
「不倫相手と別れて家族に謝罪するよう、A氏に伝えてください」

なぜ?
23年01月28日 23:17
【ウミガメのスープ】 [ルーシー]



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浦島は助手から相談を受けた。
助手の知人A氏が、家族に不倫を疑われているらしい。

だが、浦島は察する。
A氏は架空の人物で、不倫をしているのはこの助手なのだろう。
自分自身のことを、まるで他人の話であるかのように装っているのだ。

それを指摘するのも野暮だと思い、あくまでA氏への忠告という形をとることにした。
かさかさない「35Good」
良質:15票トリック:6票物語:11票納得感:3票
ある日の下校時間。

外は土砂降りの雨。
バス停で雨宿りしている友達のカメオに、私は傘を貸さなかった。

私はこのバス停からバスに乗って帰り、降りた先には迎えの車も来るので、
ここで傘を貸しても別に困ることはないのだが…。

なぜ、カメオに傘を貸さなかった?
20年02月15日 23:00
【ウミガメのスープ】 [るょ]



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バケツをひっくり返したような、すごい雨。
校舎の入り口でぼうっと空を見上げていると、カメオが声をかけてきた。

「傘、忘れたの?よかったら入っていく?」

傘を忘れたと勘違いされた。
私は少し迷ったが、お言葉に甘えることにした。

こんなにカメオに近づいたのは、いつぶりだろう。
幸せな時間。
だがそれも、長くは続かなかった。

突然吹いてきたビル風に、{カメオの傘は無惨にも壊されてしまった}のだ。

私達は顔を見合わせると、雨よけのあるバス停まで必死にダッシュした。
汗と雨でビショビショになった。

「雨が弱まるまで、オレはしばらくここで雨宿りするよ。また明日な!」
バスに乗り込む私に、カメオが後ろから声をかける。

私は鞄の奥に隠した折りたたみ傘をギュッと握ったまま、

【『じゃあな、風邪引くなよ。ビル風だけに。』】

とくだらないジョークを返した。

・・・
わざと相合い傘で帰ったことがバレたら、思いが伝わってしまうかも知れない。
そうなった時、あいつはまだ友達でいてくれるだろうか?

怖くて、どうしても貸してやることが出来なかったのだった。


答え:
折りたたみ傘を隠してわざと相合い傘で帰ったことがバレて、
恋心を悟られてしまうのを恐れたから。

おまけ
私の性別:{ひ・み・つ♡}(こだわり)
スタンプラリー「35Good」
良質:12票トリック:14票物語:3票納得感:6票
その日、らてらて町では恒例のスタンプラリーイベントが催された。
全てのスタンプを集めると貰える豪華景品を目当てに、毎年多くの参加者が集まっており、ユキノブもその一人だった。
いつもは景品がなくなる前にいち早くまわり終える彼だったが、今年は一つ目のスタンプだけを押して満足そうに帰ってしまった。


一体なぜだろう?
20年04月20日 22:14
【ウミガメのスープ】 [元灯台暮らし]



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いつもは参加者としてイベントを楽しんでいたユキノブだったが、今年は友人に誘われボランティアスタッフとして手伝うことにした。
彼は一つ目のスタンプ地点を受け持ち、訪れた参加者のカードにスタンプを押していった。
例年とは逆の立場で笑顔の参加者達と接するのはなかなかに新鮮で、丸一日働いた疲れはありつつも、たまにはこういうのも悪くないなと、彼は満足げに帰路についた。