「名前の距離感」「18ブックマーク」
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カメコは、今年のクリスマスに入籍した。
カメコが結婚に前向きになれたのは、カメオが挙げた結婚相手に求める条件に、自分がぴったり当てはまっていたからである。
結婚後、一緒に暮らすようになると、カメオのことを愛しく思う気持ちがどんどん増していったカメコ。
そんなカメコが、カメオに{名前を呼ばれたくない理由}とは、一体何だろうか?
カメコは、今年のクリスマスに入籍した。
カメコが結婚に前向きになれたのは、カメオが挙げた結婚相手に求める条件に、自分がぴったり当てはまっていたからである。
結婚後、一緒に暮らすようになると、カメオのことを愛しく思う気持ちがどんどん増していったカメコ。
そんなカメコが、カメオに{名前を呼ばれたくない理由}とは、一体何だろうか?
21年12月22日 23:59
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]
問題の振り返り→https://note.com/keccyap/n/n3d7e899464d9
解説を見る
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【《 答え 》】
カメコは、カメオの{父の恋人}。
交際は順調だったが、カメオに家族として受け入れてもらえるか自信がなく、なかなか結婚に踏みきれなかった。
そんなある日、サンタ宛ての手紙から、カメオが「カメコに母(父の{結婚相手})になってほしい」と望んでいることがわかったので、彼らはすぐに結婚した。
義理の息子になったカメオを、本当の子供のように愛しく思っているカメコは、「カメコさん」ではなく「{お母さん}」{と呼んでもらいたい}のである。
………………………………………………………
カメオは、亡くなった母のことを覚えていない。
ひとり親だけど、父がいたから寂しくはなかった。
それでも、母親と手を繋ぐ友達を見てうらやましいと思うことはあった。
一年前くらい前、父が知らない女の人を連れてきた。
カメコと名乗った髪の長いその人は、何だかいい匂いがした。
最初は緊張してたけど、気づいたらすっかり打ち解けていた。
だんだん、休日に三人で出かけることが増えていった。
カメコは、カメオの誕生日にごちそうやケーキを作ってくれたりもした。
父のと違って、彼女の料理の彩りは綺麗だった。
料理をしている彼女は、いつも楽しそうに歌っている。
特別上手いわけじゃないけど、心地良い声だと思った。
カメコは、友達とも親戚とも違う不思議な存在だ。
彼女は父と仲良しだけど、カメオにも優しく笑いかけてくれる。
「お母さんがいたらこんな感じなのかな?」と思った。
最近では、「こんな人がお母さんだったらいいな」って思ったりもする。
ちゃんと聞いたことはないけど、カメコはたぶん父の恋人なんだと思う。
二人が結婚したら、カメコはカメオの母ということになるんだろうか。
それはいいなと思ったカメオは、サンタさんに「お母さんがほしい」と手紙を書いた。
【《 答え 》】
カメコは、カメオの{父の恋人}。
交際は順調だったが、カメオに家族として受け入れてもらえるか自信がなく、なかなか結婚に踏みきれなかった。
そんなある日、サンタ宛ての手紙から、カメオが「カメコに母(父の{結婚相手})になってほしい」と望んでいることがわかったので、彼らはすぐに結婚した。
義理の息子になったカメオを、本当の子供のように愛しく思っているカメコは、「カメコさん」ではなく「{お母さん}」{と呼んでもらいたい}のである。
………………………………………………………
カメオは、亡くなった母のことを覚えていない。
ひとり親だけど、父がいたから寂しくはなかった。
それでも、母親と手を繋ぐ友達を見てうらやましいと思うことはあった。
一年前くらい前、父が知らない女の人を連れてきた。
カメコと名乗った髪の長いその人は、何だかいい匂いがした。
最初は緊張してたけど、気づいたらすっかり打ち解けていた。
だんだん、休日に三人で出かけることが増えていった。
カメコは、カメオの誕生日にごちそうやケーキを作ってくれたりもした。
父のと違って、彼女の料理の彩りは綺麗だった。
料理をしている彼女は、いつも楽しそうに歌っている。
特別上手いわけじゃないけど、心地良い声だと思った。
カメコは、友達とも親戚とも違う不思議な存在だ。
彼女は父と仲良しだけど、カメオにも優しく笑いかけてくれる。
「お母さんがいたらこんな感じなのかな?」と思った。
最近では、「こんな人がお母さんだったらいいな」って思ったりもする。
ちゃんと聞いたことはないけど、カメコはたぶん父の恋人なんだと思う。
二人が結婚したら、カメコはカメオの母ということになるんだろうか。
それはいいなと思ったカメオは、サンタさんに「お母さんがほしい」と手紙を書いた。
「未解決事件FILE01:猟奇猫又の怪」「18ブックマーク」
――百年生きた猫は尻尾が二又に分かれ猫又となる。
そんな猫又伝説を含め様々な妖怪の伝説が残る港町、亀江村。
あなたには、手がかりから亀江村で起こった死体損壊・遺棄事件の謎を考察して欲しい。
事件概要:
1946年9月、女性の腰から上の部分のみが発見された。被害者の身元は不明であったが、容姿から20代と推定された。
警察は殺人事件として捜査したが、必死の捜索も虚しく被害者の残りの体の行方は杳として知れない……。
手がかり:
・{猫又伝説}の噂が最近再び囁かれている。
・死因はナイフによる出血性ショック死と見られる。
・死体はノコギリで切断されている。
・{犯人は生きている。}
TIPS:
・一般的に{カニバリズム}は忌避される傾向にある。
事件の謎:
・なぜ事件の犯人は死体を切断したのか。
・死体の残りの体の行方はどこか。
そんな猫又伝説を含め様々な妖怪の伝説が残る港町、亀江村。
あなたには、手がかりから亀江村で起こった死体損壊・遺棄事件の謎を考察して欲しい。
事件概要:
1946年9月、女性の腰から上の部分のみが発見された。被害者の身元は不明であったが、容姿から20代と推定された。
警察は殺人事件として捜査したが、必死の捜索も虚しく被害者の残りの体の行方は杳として知れない……。
手がかり:
・{猫又伝説}の噂が最近再び囁かれている。
・死因はナイフによる出血性ショック死と見られる。
・死体はノコギリで切断されている。
・{犯人は生きている。}
TIPS:
・一般的に{カニバリズム}は忌避される傾向にある。
事件の謎:
・なぜ事件の犯人は死体を切断したのか。
・死体の残りの体の行方はどこか。
22年04月29日 21:00
【ウミガメのスープ】 [春雨]
【ウミガメのスープ】 [春雨]
一部要知識
解説を見る
簡易解説:
この地に伝わる様々な妖怪伝説のうちの一つである「人魚伝説」。被害者は人魚であり人魚の血肉を喰らうことで不老不死になろうとした犯人だったが、人間部分を食すのには抵抗があり、上半身と下半身に切り分けた。魚部分を食した犯人は無事不老不死となり、今も生き続けている……。なお一部魚の骨と肉を近所の野良猫が食べ、スーパーネコチャンが誕生したとかしていないとか……。
・なぜ事件の犯人は死体を切断したのか。 →人魚の人間部分を食すのに抵抗が有ったため。
・死体の残りの体の行方はどこか。 →犯人及び猫又疑いのある野良猫の腹の中。
解説:
やあ。俺は猫だよ。名前はまだない、なんちって。
よくバケネコとかネコマタとか呼ばれてるんだ。
まあ俺の事は良いのさ。
昔のご主人の話だよ。
ご主人って言っても俺は野良だから、よくエサをくれる人間の一人ってだけだったんだけどね。
まあ彼はさ、初めて会った時……もう何十年も前だなあ……虚ろな目をして夜道を彷徨ってたんだ。
近づくと「何故人は死ぬんだろうか」なんて呟きながらシシャモをくれたんだ。
兎にも角にも彼は死を恐れ、生に執着していたみたいだ。何があったかは知らないけどね。
近所に住んでるみたいでさ、エサをくれては「猫は良いよな」って語り掛けてくるんだ。
猫も大変だぜ? ってにゃーって返すと諦めたように笑ったんだ。
でも実際は諦めてなかったみたいでさ。
怪しげな東洋医学の本やら西洋のオカルティックな魔術書なんかを読み漁ってはああでもないこうでもないって唸っては狂ったようにペンを走らせてさ。
宗教・哲学・文化人類学、そして……「民俗学」に辿り着いた。
何がそこまでハマったのか分からないけどさ。故郷の伝承に運命でも感じたのかな。
まあ、あれだ、要するにさ。「人魚」って奴にお熱になった訳だよ。
知ってるかい? 人魚の血肉を喰らうと不老不死になれるんだとさ。
他のオカルトと何が違うのか俺には分からなかったが、彼は死に場所を求めてるんじゃないか、と直観的に思ったほど末期的に見えたね。
そうして俺に言ったのさ。
「人魚に会う為の方法を知っているか? まず海の底へ行くんだ。そこに留まって彼女の為なら死んでも良い覚悟を見せるんだ! 彼女への愛が確かめられるんだ!」
――精神異常者の入水自殺だ。
痩せこけながら目を輝かせる、そんな彼を止める術を俺は持たなかった。
諦めたものは仕方がない。ただ少しだけ、もうエサがもらえない事だけが悲しかったのさ。
ところでお前さんは愛って何だと思う?
愛って、つまるところ、執着なんだってさ。
そういった意味ではそう、彼は、ご主人は人魚を心の底から愛していたんだ。
何が言いたいかって言うと、まあ、会えたらしいね。うん。人魚。
でも人魚もさぞ驚いただろうね。
自分を心から愛する男が海の底に現れたかと思えばさ。
そいつに殺されちゃうなんてね。
一刻も早く「それ」を喰らいたい彼はまず血を啜ったみたいだ。
するとどうだろう。みるみる生気を取り戻した彼は、嘔吐したね。
狂気と正気の狭間に居たみたいだ。
でもやっちゃったものは仕方ないからね。食べようって話になるんだけどさ。
取り戻した僅かな正気がさ、「魚」を食べようって言うわけだよね。
「これが最後だ」って言ってさ。俺にも「魚」をくれたんだ。
そんなものは要らんってにゃーって返すと困ったように笑ったんだ。
それが俺が見たご主人の最後さ。
今もどこかで……元気にやってるんじゃないかな。きっとね。
????:
皆様ご参加ありがとうございました。春雨と申します。以後お見知りおきを。ところで私の故郷である新潟県上越市には猫又伝説と人魚伝説が残っているそうです。私の年齢ですか? ……もう、忘れてしまいました。おしゃべりが過ぎましたね。それでは、ごきげんよう。
この地に伝わる様々な妖怪伝説のうちの一つである「人魚伝説」。被害者は人魚であり人魚の血肉を喰らうことで不老不死になろうとした犯人だったが、人間部分を食すのには抵抗があり、上半身と下半身に切り分けた。魚部分を食した犯人は無事不老不死となり、今も生き続けている……。なお一部魚の骨と肉を近所の野良猫が食べ、スーパーネコチャンが誕生したとかしていないとか……。
・なぜ事件の犯人は死体を切断したのか。 →人魚の人間部分を食すのに抵抗が有ったため。
・死体の残りの体の行方はどこか。 →犯人及び猫又疑いのある野良猫の腹の中。
解説:
やあ。俺は猫だよ。名前はまだない、なんちって。
よくバケネコとかネコマタとか呼ばれてるんだ。
まあ俺の事は良いのさ。
昔のご主人の話だよ。
ご主人って言っても俺は野良だから、よくエサをくれる人間の一人ってだけだったんだけどね。
まあ彼はさ、初めて会った時……もう何十年も前だなあ……虚ろな目をして夜道を彷徨ってたんだ。
近づくと「何故人は死ぬんだろうか」なんて呟きながらシシャモをくれたんだ。
兎にも角にも彼は死を恐れ、生に執着していたみたいだ。何があったかは知らないけどね。
近所に住んでるみたいでさ、エサをくれては「猫は良いよな」って語り掛けてくるんだ。
猫も大変だぜ? ってにゃーって返すと諦めたように笑ったんだ。
でも実際は諦めてなかったみたいでさ。
怪しげな東洋医学の本やら西洋のオカルティックな魔術書なんかを読み漁ってはああでもないこうでもないって唸っては狂ったようにペンを走らせてさ。
宗教・哲学・文化人類学、そして……「民俗学」に辿り着いた。
何がそこまでハマったのか分からないけどさ。故郷の伝承に運命でも感じたのかな。
まあ、あれだ、要するにさ。「人魚」って奴にお熱になった訳だよ。
知ってるかい? 人魚の血肉を喰らうと不老不死になれるんだとさ。
他のオカルトと何が違うのか俺には分からなかったが、彼は死に場所を求めてるんじゃないか、と直観的に思ったほど末期的に見えたね。
そうして俺に言ったのさ。
「人魚に会う為の方法を知っているか? まず海の底へ行くんだ。そこに留まって彼女の為なら死んでも良い覚悟を見せるんだ! 彼女への愛が確かめられるんだ!」
――精神異常者の入水自殺だ。
痩せこけながら目を輝かせる、そんな彼を止める術を俺は持たなかった。
諦めたものは仕方がない。ただ少しだけ、もうエサがもらえない事だけが悲しかったのさ。
ところでお前さんは愛って何だと思う?
愛って、つまるところ、執着なんだってさ。
そういった意味ではそう、彼は、ご主人は人魚を心の底から愛していたんだ。
何が言いたいかって言うと、まあ、会えたらしいね。うん。人魚。
でも人魚もさぞ驚いただろうね。
自分を心から愛する男が海の底に現れたかと思えばさ。
そいつに殺されちゃうなんてね。
一刻も早く「それ」を喰らいたい彼はまず血を啜ったみたいだ。
するとどうだろう。みるみる生気を取り戻した彼は、嘔吐したね。
狂気と正気の狭間に居たみたいだ。
でもやっちゃったものは仕方ないからね。食べようって話になるんだけどさ。
取り戻した僅かな正気がさ、「魚」を食べようって言うわけだよね。
「これが最後だ」って言ってさ。俺にも「魚」をくれたんだ。
そんなものは要らんってにゃーって返すと困ったように笑ったんだ。
それが俺が見たご主人の最後さ。
今もどこかで……元気にやってるんじゃないかな。きっとね。
????:
皆様ご参加ありがとうございました。春雨と申します。以後お見知りおきを。ところで私の故郷である新潟県上越市には猫又伝説と人魚伝説が残っているそうです。私の年齢ですか? ……もう、忘れてしまいました。おしゃべりが過ぎましたね。それでは、ごきげんよう。
「しにがみの跫」「18ブックマーク」
少女が図書館でその少年に会ってから死に怯えるようになったのは何故?
22年05月14日 21:38
【ウミガメのスープ】 [るぐら]
【ウミガメのスープ】 [るぐら]
解説を見る
余命僅かと言われても死ぬのは怖くなかった少女は病院の図書館でその少年と恋をした。
幸せを失うことは怖かった。
幸せを失うことは怖かった。
「9回目のお願い」「18ブックマーク」
以上は、喧嘩別れした親友への返信にあたり、花穂が記した記号のすべてである。
○に入るものは何か。
○に入るものは何か。
22年05月20日 19:42
【20の扉】 [こはいち]
【20の扉】 [こはいち]
解説を見る
<A.欠席>
花穂が返信したものは、結婚式の招待状である。必要最低限の二重線と丸のみを記入して返信したのだ。
花穂が返信したものは、結婚式の招待状である。必要最低限の二重線と丸のみを記入して返信したのだ。
「意地悪な看板」「17ブックマーク」
あるところに、街がある方向とは全く別の方向を指し示している案内看板があった。
ところが街へ向かう人々はその看板を頼りに、無事街へとたどり着く。
どういうことだろう。
ところが街へ向かう人々はその看板を頼りに、無事街へとたどり着く。
どういうことだろう。
18年07月04日 18:58
【ウミガメのスープ】 [しゅきん]
【ウミガメのスープ】 [しゅきん]
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看板は直進を示すものであった。
直進の矢印は上向き。街は空には無いが、人々はそんなことを考えもせず看板を頼りにまっすぐ歩を進め、街へとたどり着いた。
直進の矢印は上向き。街は空には無いが、人々はそんなことを考えもせず看板を頼りにまっすぐ歩を進め、街へとたどり着いた。